どうもです!
ブログの機嫌が良くてホッとした栗うさぎです!
では本日も、1周年記念第2弾、『食戟のソーマ』単行本第5巻感想いってみましょう!!
・・・と言いたいのですが。
すみません。
今巻の感想は創真&えりな派の方にはあまりお勧めできない内容となっております。
個人の勝手な考えと、寛容に享受してくださる方のみ、どうか宜しければご覧になってください。
それでは。
この第5巻が発売されたのは、2013年12月4日。
内容は本編の第31話【メタモルフォーゼ】から、第39話【選ばれし者】までが収録されています。
そして巻末には、「ジャンプNEXT!」秋号にて掲載された番外編『秋の味覚をおあがりよ!」が。
≪表紙≫
今巻の表紙を担うのは、タクミ&イサミのアルディーニ兄弟!!
ふ~む、第3巻の恵は創真と、第4巻の郁魅は小西先輩と一緒に描かれていましたし、どうやら表紙イラストは抜擢された人物と所縁の深い人物も共に描かれる模様ですね。そして必ず食べ物も。
実家の厨房で腕を振るっているタクミとイサミ。
メッザルーナを手渡す息の合いっぷりも、さすがは兄弟ならではといったところ。
創真の“料理人性”を示すアイテムが手ぬぐいなら、このメッザルーナこそがタクミの、ひいてはアルディーニ兄弟の“料理人性”を示すアイテムですね。
それにしてもやっぱりこの双子似てないな(爆)。
≪裏表紙≫
今回は、前巻から登場の『薙切アリス』が私服姿で裏表紙を飾っています。
う~~~む。
こうして見るとアリス可愛いですね~。
前回の四宮はあからさまなポーズだったのでつい笑えてしまったけど(ごめんよ四宮)、こういう自然な仕草の方が逆にモデルのような見栄えがありますね。
でもオチはしっかりついていましたよと。
お茶目に理不尽だけど不思議と憎めない、そんなアリスはホント良いキャラです。
≪附田先生コメント≫
附田先生の大好物はエリンギのバター醤油焼きとのこと。
・・・うわ・・・私も想像しただけで生唾が・・・(ゴクリ)。
そんな附田先生は、渋い料理が好みだそうです☆
≪中表紙≫
裏表紙だけでなく、ここにもモデルがいた!!
マジでそう思わせるくらい、バッチリ決めてるタクミが中表紙に居ます。
これはタクミファンの方々はさぞ歓喜なされたでしょうね~(笑)。
料理学校が舞台な故に、制服もしくは調理服の姿が多い登場人物達。
それだけに、こういう私服姿はまた格別なものがありますね♪
≪特別付録≫
さて今回はというと、まず26ページにアリスの[3つの形状の卵プレート]から、ミルクセーキのレシピが紹介されています。
46ページには、創真の[スフレオムレツ]が。
ここには創真の“魔法”に最初に夢中になってくれた女の子の、ミニプロフィールも。
名前は『宮野 朱里』ちゃん。
こうして紹介されているという事は、さり気に人気があった子なのでしょうかね?(確かにとっても美味しそうに食べてくれてましたけども(^^))
この[スフレオムレツ]は、私の中で結構思い入れのある一品です。
ほぼ続けて、48ページにはジャンプ本誌の2013年34号にて掲載された[イタリアントマト素麺]が。
そして本編でも人気のあった[すみれ印の唐揚げロール]が170ページに。
私もこの品が一番食欲が掻き立てられました!!
ぜひ一度食べてみたいとは思うものの、なかなか作る機会が持てないのが悲しい所です。
ここの挿絵の倉瀬ちゃんが可愛くって良い感じv
附田先生もだいぶキャラクターの作画がこなれてきた感じですね。
そして今回の挿絵はというと、ドレスを着たミニアリスが66ページに。
えりなが「氷の女王」なら、アリスは「雪の姫」といった感じですね。
86ページには、遠月卒業生水原冬美のリクルートの後日談が。
創真だけでなく、アルディーニ兄弟にも声を掛けていた水原。
人選は正しかったものの・・・。
皆さん自分の店持ちだったため、残念、リクルート成功ならず★
合宿編が終わり、商店街復興編に入った106ページでは、倉瀬ちゃんが誰だか分からない人のための説明が。
大丈夫だよ倉瀬ちゃん!!私は知っているからね!!(これってさり気に単行本のCMも兼ねてるよな~)
第35話の郁魅のちょっとした裏話が描かれているのは126ページ。
創真の店(実家)に着ていく服を選ぶのに迷っている郁魅ちゃん。
ほ~んとうに郁魅は、「恋する女の子」としての姿が一番描かれている子ですよね。
全く可愛いったらありゃしません。
で、気合を入れた結果があの服装だったと(苦笑)。
そんな乙女な様子から一転。
130ページには首刈る気満々な、くノ一郁魅が(滝汗)。
そんなくの一郁魅に対し、一般兵な倉瀬は完全に捨て身覚悟です。(^^;A)
150ページには、直前の148ページに対する全読者の感想を創真が代弁(苦笑)。
≪番外編 『秋の味覚をおあがりよ!』≫
リアルタイムに合わせて、極星寮での秋の一コマを描いた番外編。
秋の味覚の代表であるサンマが手に入り、早速頂こうとする創真、恵、吉野の三人。
七輪の使い手:創真によって(笑)美味しく焼き上がったサンマに、恵は舌鼓を。
ここでサンマの付け合せに紅葉おろしを用意した創真。
ここまでは良かったものの・・・。
―――料理とは果て無き荒野そのものである―――(by幸平創真)
うん、折角準備したのにね。(^^;)
私もトマトピューレやカレー粉は普通に合うと思うんだけど。(←えー)
とまあ、七輪、チャレンジ料理等、久し振りに原点に立ち戻った番外編でした。
≪佐伯先生コメント≫
前巻に引き続き、今回も上野動物園で出会った動物さんを紹介してくださっている佐伯先生。
美味しそうにお水を飲んでいるプレーリードッグちゃん。
そして佐伯先生がお飲みになるのは、コーヒー、レッドブル、アルコール・・・。
佐伯先生、お体は何卒大切に。
(そんな佐伯先生は、ガッツリ肉食系の食事が好みとのこと☆)
第3巻ラストに引き続き、単行本派の方は前巻にあたる第4巻ラストにも非常に焦らされたことでしょう(苦笑)。
そんな、創真がかつてないピンチに陥った理由と、その結末がこの第5巻の前半で明らかになります。
様々な大きなものを学び得た合宿編もようやく終わりを迎えるものの、そのエピローグにて、これから先に待ち受ける展開と共に、創真とえりな両者に関わる驚愕の事実が発覚。
そして後半からは、遠月学園の外で繰り広げられる商店街復興編へ。
一見遠月とは無関係に思えたこの章。
ですが、実は大きく関わっていたことがこの巻のラストにかけて判明されることに。
さて、今巻のキャラクター考察は誰にしようかとちょっと迷ったのですが、やはりここは登場タイミング的にも『倉瀬 真由美』と『水戸 郁魅』について述べるべきでしょう。
えりなと恵。この二人をメインヒロインとするなら、サブヒロインにあたるのが倉瀬と郁魅。
ですが、この二人もメインヒロインらに勝るとも劣らない魅力を持った女の子達です。
メインヒロインらは創真に(まだ)恋愛感情を抱いてはいないものの、この二人は既に創真に想いを寄せているというのもまた大きなポイントですしね。
まずは倉瀬真由美から。
単行本第1巻感想内でも述べましたが、倉瀬は創真とは幼稚園からの付き合いという、筋金入りの幼馴染。
ですが、創真が遠月学園に編入してしまったため、彼とは離れ離れになってしまった上に自身の出番も無くなってしまうという、ある意味で薄幸のヒロインです(苦笑)。
第1話のみの登場でお役御免になってしまうのかと本気で危惧していましたが、今回の商店街復興編で再登場してくれたのは嬉しい驚きでした。(^^)
ショートボブな髪型の倉瀬は、かなり気弱で内向的な性格。
その大人しさは恵以上と言えます。
勉強も運動も料理の腕も特に秀でておらず、特技も持っていない倉瀬。
そんな自分に全く取り柄を見出せていなかった彼女でしたが、創真の指摘によって、初めて自分の長所を見いだせることに。
そんな創真にずっと前から惹かれていた倉瀬は、間違いなく男を見る目は本物です。
一途で素直で頑張り屋。おまけに創真のゲテモノ新作料理さえもちょっと受け入れられる倉瀬。
そんな彼女は、私的に見てかなり創真とお似合いと思える子です。(^^)
さほど親しくはなかったものの、幼少時の創真を知る数少ない人物でもあるので、彼女の再登場は結構期待しています。
そして水戸郁魅。
彼女についてまず一番に述べたいのは、最も顕著に「創真ミラクル」に掛かった子ということですね。
※創真ミラクル・・・創真の人柄と料理によって、虚勢や見栄が脱がされ剥がされ本来の可愛い魅力が引き出されること。
敵として出会った当初はヤンキー風で怖い印象さえありましたが、今やすっかり可愛いツンデレっ子に。
個人的に私はツンデレが嫌いな人間なのですが、郁魅のようなタイプは大歓迎。
ツンデレというと大抵が理不尽、もしくは暴力系なイメージがあるのですが、彼女は理不尽な暴力は振るいませんし、スジの通った真面目で素直な子ですから。(^^)
えりなと恵が対照的なら、郁魅もまた倉瀬と対照的な子。
ブロンドに褐色の肌と、ヤングアダルトな魅力に溢れたルックスの郁魅。
性格も強気で男勝りですが、実はとっても純情で女の子らしいしとやかさを内包している子です。
創真の初めての食戟相手であった彼女ですが、いまや立派な創真の仲間として活躍。
肉のプロフェッショナル[ミートマスター]として、今巻でも創真に色々と協力してくれています。
ちなみに作中では「肉魅(又はにくみ)」と呼ばれている彼女ですが、私は本名で呼ばせてもらっています。
なぜなら本人が嫌がっているので(苦笑)。
一応サブヒロインと位置付けてはいるものの、応援したくなるほどの魅力を持った倉瀬と郁魅。
個人的に、創真と結ばれるのは恵になって欲しいと願ってはいますが、もし彼女らと結ばれたとしても何も不満はありません。
要は、創真が幸せならそれで良いんです。(←ぶっちゃけた!!!)
創真と結ばれて欲しいと願う子を敢えて順位付けするならば、
恵≧倉瀬≧郁魅>>>>>>>>>>えりな
といった感じですね。(←おいこら)
彼女らの恋模様は果たしてどうなるのか、これからも見守っていきたいと思います。(^^)
ではこの巻全体の感想と考察に入りましょう。
この第5巻に掲載され、サブタイトルにも挙げられている第32話【踊る料理人】。
この回で、私は創真に惚れました。
単行本第1巻&第2巻の感想でも軽く述べていますが、連載開始当初は全くといっていいほどこの作品に興味が湧かなかった私。
そんな私が初めて惹かれたのが、第12話ラストの不敵な創真を目にした時でした。
「お。」
ですが目を引かれはしたものの、創真への、そしてこの作品自体への“熱”はまだ全然無かったのです。
それでも軽く目を通すようになり、やがて伝説の第21話と邂逅。
「!」
そこで初めて、心が動かされることに。
そこからは一読者として普通に読むようになりましたが、それでもまだ尚“熱”を持つことは無かったのです。(あああ当時の自分にクロスチョップをかましたい)
そして訪れた第32話。
今まで見せたことの無かった、汗水流す創真の懸命な姿。
ドキッ
見事課題を達成し、息をついたあの表情。
キュンv
ハイ。
見事に心を奪われてしまいました☆
そういうワケで、この第5巻は、私にとってかなり特別な巻だったりします。
勿論それだけではなく、この第5巻は“深み”と“勢い”が詰め込まれた、大変充実した内容でした。
この『食戟のソーマ』という作品に対する見方が劇的に変化するきっかけとなった四宮編。
第3巻から始まったそれは第4巻にて終結するものの、それでも見事に練り込まれた脚本は些かもその質を落としていないという事を、この第5巻は如実に証明しています。
それが、私がとりわけ思い入れのある第32話も収録されている朝食ビュッフェ編。
前巻後半から始まったその章の中で、創真は自らの見落としによってこれまでで最大の危機に陥ってしまうことに。
それは彼の未熟な点を露呈させたものの、それと同時に彼の強みもまた大きく披露させるものとなりました。
これによって、創真の格は全く下がることなく、むしろ上がるほどの効果に。
しかも未熟な点も、強みも、「長年の現場経験」という彼の背景をしっかりと踏まえていたものだったため、素直に理解できたというのもまた見事。
その説得力ある理由付けと地に足の着いた展開、そしてキャラクターの格の尊重。
四宮編と同等ともいえるそのクオリティの高さに、非常に感嘆させられました。
その脚本の魅力を最大限まで引き出した作画と演出も、相変わらずの素晴らしさ。
「ライブクッキング」という形で発揮された創真の活躍シーンは、作中の人物だけでなく私達読者をもグイグイと強烈に惹き込む“力”に満ちていました。
そうして何とかピンチを切り抜け、第3巻から続いた合宿編も無事終わりを迎えることに。
それにしても、この合宿編がこれほど大きな影響を及ぼす章になるとは思いもしませんでしたね。
ライバルとの邂逅。
初めての食戟の申し込み。
苦い敗北。
未熟さの発覚。
仲間達との絆。
それら多くの出来事は、創真の「成長」という形に収束されることに。
見出す、遠月学園の価値。
それは、これまで「ゆきひら」を中心にしていた創真の“世界”の広がりを示唆するもの。
主人公の創真にとっても、この作品自体にとっても、大変意味深い章だったと思います。
後半では、創真の故郷を中心に展開される商店街復興編が。
地元のアイドルヒーローとして、仲間達の協力を得ながらの創真の活躍が描かれます。
大きな勢力を相手に料理をもってねじ伏せるという、原点回帰的展開だった商店街復興編。
ですが、私にとってこの章は、ラストの展開以上に実は大きな意味を含んでいたと感じています。
それは、この商店街復興編は、「これからの展開の縮図」に思えたから。
地元かつ定食屋が実家という事もあり、広い人脈を活かした上で、持ち前の発想と行動力、そして仲間達のサポートを受けながら、停滞していた商店街の流れを変え、見事活気を取り戻させた創真。
これはそのまま、遠月学園で創真が巻き起こす“嵐”そのものだと思うのです。
料理人という“創造者”でありながら、立場や相手を全く意に介すことなくどストレートな爆弾発言をかますなど、型破りな考えを持つ創真は一種の“破壊者”でもありました。
“創造 + 破壊”
そこから生まれるのは何か。
それは革命。
創真は遠月学園を相手取る改革者となる。
そう、私は予感しています。
そんな創真は、魅力の成長ももはやノンストップ。
ピンチに陥っても、決して諦めなかったこと。
食材の生産者への誠実な詫び。
そしてここでも、己が窮地に立たされていようが他者に気を配るという優しさは変わらず健在。
第3~4巻で明かされた彼のキャラクター性が、更にしっかりと裏付けされています。
それでありながら、またもや新た面が開拓されることに。
特に印象に残ったのが「コミュニケーション能力の高さ」。
老若男女問わず、瞬く間に打ち解けられる創真のこの能力は、彼の最大の長所の一つとしてこれ以降も頻繁に発揮されることになります。
そして、マイペースでありながら実は周囲をよく見ているというのも判明。
加えて普段は飄々としていながらも、かなりのリーダーシップを持っていること。
以前犯した失敗を忘れずに、他者の意見を聞き入れ改善しようとする柔軟な真面目さ。
行動派に見えて、実は知略性もあるところ等々。
ますます磨かれていく創真の“絶妙さ”。
これらもまた突飛に付加されたものなどではなく、きちんと彼の背景を踏襲しているため、何の違和感もなく受け入れられるというのだから本当に感心しきり。
そして、これらは創真が「人の上に立つ者」としての資質の高さをも示唆しています。
創真の「成長」が明示され始めた第5巻でしたが、それと同時に「経験」という言葉も、重要なものとして用いられ始めます。
その「経験」の価値を最も表したものが、
「失敗したという「経験」を得た」
という創真の言葉でした。
失敗を否とせず、それさえも糧とするこの前向きな発言。
それは『幸平創真』というキャラクターのアイデンテティーそのものであり、料理を通した彼の強さにも繋がる言葉だったと思います。
そんなひたすら尊敬させられる一方で、恋愛感情スッカラカンという面も暴露(大笑)。
ここまで綺麗さっぱり抜け落ちていると、いっそ清々しいです。
ですが、単なる罪作りな男で終わらないのが創真という人物の凄い所。
恋愛関係以外の部分では、他者をよく見てくれている子なだけに、全くニクむ事が出来ません。
これも彼の“絶妙さ”と言えるのでしょうかね(苦笑)?
では・・・。
この第5巻を語る上で、避けて通れない「あの件」について述べさせて頂きたいと思います。
合宿編のエピローグである第34話【遠月を巡る因縁】。
この回では、次巻に向けての下地が敷かれる一方で、もう一つ強烈な伏線が我々読者に明かされることになります。
それは、創真とえりなを繋ぐ因縁。
性格、物事に対する見方、考え方と、全てが相反する創真とえりな。
ですが、根本的な部分が非常に似通ってもいる二人。
そんな二人でしたが、まさか「自分の中で大きな意味を持つ存在」まで共通していたとは・・・!!
想像を超える二人の“繋がり”の強さに、非常に驚かされました。
・・・しかし・・・。
この事実は、これからの展開における不安要素の一つに思えてしまったのです。
あくまで、私は、ですが。
えりなは一途な子だと思います。
純粋で、潔癖で、生真面目で。
そして、融通の利かない、真っ直ぐな子だと。
そういう子ほど、自分のアイデンテティーが揺るがされると危ういと思うのです。
上記で述べた通り、遠月学園に革命をもたらすであろう創真。
そして、その遠月学園の象徴ともいえるべき存在がえりな。
私が単行本第1巻感想内の読切版の感想で、「えりなが今以上に創真の存在を否定する時がいつか、でも必ず訪れるものと思われます」と述べた理由がまさにここなのです。
自分が“自分”であるために。
これまでずっと、ひたむきに守ってきた自分の“聖域”。
遠月学園。
自分の「完璧」な料理。
そして、憧れ。
不可侵だったそれらに突如現れた異分子、幸平創真。
遠月学園に在学している、それだけでも汚点として嫌悪しているのに、さらにその学園自体を変えようとするならば。
自分の料理にも異を唱えてくるならば。
そして。
憧れという最後の“聖域”にさえも、しかも強固に関わる存在だとしたら。
言い方は非常に悪いですが、創真はえりながこれまで大切に守ってきたものを全て侵害する存在となってしまうのでは。
あくまでも現時点でのごく個人的な予想にすぎませんが、その事実を知った際のえりなの反応が、「拒否」以外何も思い浮かびません。
確かに創真は正面から“相対する”子ではあります。
ですが。
“否定”する子ではないのですがね・・・。
これら対立因子がどのような形となって二人に訪れるかは分かりません。
少しずつか。
それとも、一気に訪れてしまうのか。
何にせよ、「氷山」なえりなはその“硬さ”故に、変化を受け入れられず、その矛先が全て創真に向くのではと。
創真の料理人としての未来を閉ざしはしないかと、心配です。
・・・実は、この事実にもう一つの考察が浮かんだのですが・・・。
それは次巻の感想にて述べさせて頂こうと思います。
朝食ビュッフェ編での提供形式の改造。商店街復興編での停滞した流れの再活性。
眼に見えない、真に価値あるものの創造。
この第5巻は、まさに『創真』という名前に相応しい、彼の“真の力”が発揮されていた巻でした。
改めて、創真の魅力を再認識です。
ごちそう様でしたv
≪今巻のベストシーン≫
38ページ・・・6コマ目
惹かれた。
≪今巻の“裏”ベストシーン≫
42ページ・・・4コマ目
惚れた。