週刊少年ジャンプ2017年26号掲載
掲載順第7位
第216話 【極星寮を背負って】
さてさて、今回はセンターカラー☆
第208話に続いて一色先輩が抜擢。でも今回は創真も一緒です♪
和装という点は同じであるものの、今回は刀を携えた侍姿。
うん、これもまた格好良いですね。
格好良いんですけども・・・。
カメラさん、もっと反対側をですね、アップで。
冒頭は数か月前の極星寮での一幕からスタート。
一コマ目の一色先輩を見た瞬間思い出したのは、単行本15巻54ページ3コマ目(第121話)のホラー。
そんな一色先輩は何を覗いていた見守っていたのかというと、後輩達が各々の料理に取り組む姿でした。
創真のツッコミがもっともなのである。
時は戻り・・・
いよいよお披露目された、一色先輩の料理!
その料理とは、『ひつまぶし ~極星寮風味~」!!
な~んかどっかで似たようなのを見たことあるなあ・・・と思ったら、コレでした。(写真左上のポットとお皿)
【ディズニーアンバサダーホテル エンパイア・グリルのジュエリーボックスランチ】
お~「ひつまぶし」ですか~。好物です。(^¬^)
ただし、一色先輩の作ったひつまぶしは一般的な物とは大きく異なり、ご飯がリゾット仕立てに。
と、ここでまさかのリゾットネタに確信。
附田先生は絶対ネットの評価もご覧になってる・・・!(こういうのをエゴサーチというんでしたっけ?)
震撼する一方で、創真がリゾットをよく作る理由について予測が当たっていたことが嬉しかったり。
それはともかくとして、極星陣の食材を勝手に持ってきたことをツッコまれる一色先輩。
確かにキメ顔でんな事ゆーな(笑)。
特に榊は試作段階の品だっただけに怒っている模様。
そんな榊の怒りも笑顔であしらう一色先輩は流石である。
かくして実食へ。
予想通り・・・
審査員の反応は上々。
調理段階で示していた通り、「関西風」で鰻を料理していた一色先輩。
そんな「関西風蒲焼」の特徴を活かし、ニンニクという、和食にはまず使われない食材さえも上手く合わせていました。
加えて、榊(&丸井)が作った未完成の日本酒も、この品だったからこその持ち味を活用。
こうしてご飯・うなぎ・肝吸いと、各所に極星陣の食材が。
ジュリオに自分の品を差し出して、一色先輩は言います。
この料理を美味と思ったなら、極星寮の皆を侮辱したことを詫びてもらおう、と。
和食にチーズやニンニクといった常識外れな食材を用いるだけに留まらず、一色先輩は新しいものが出来るならどんな食材でも調理法でも使う料理人でした。
それを「自分の料理」と断言するあたり、一色先輩も既に己の料理というものがどういうものかということをはっきり見つけ出しているのでしょう。
流石ですね、やはり。
そんな一色先輩の料理スタイルは、こう評されていました。
「超攻撃的和食」と。
そのイメージとして描かれる、一色先輩とヤマタノオロチ。
多分ですが、制作時間に余裕があったならもっと佐伯先生はヤマタノオロチの描写に手を入れていたと思います。
なにげに佐伯先生って動物を描くのもお上手ですからね~。虎さんとか蛇さんとか。
ワンちゃんやネコちゃんが出てきてくれたら、余裕で悶えられますよ。(脱線)
でもって創真と戯れてくれたならば余裕で死ねますよ。(さらに脱線)
一色先輩のひつまぶしを口にするジュリオ。
案の定、反応しまくりに。
一色:さあ 謝って?
栗うさぎ:ごもっとも。(^^)
↑
ドSが二人
というわけで。
期待通り、ジュリオは華々しく散ってくれました。(\(^0^)/)
審議の結果は言うまでもなく。
1stBOUT第2カード
勝者は一色慧!!
〆は皆でサムズアップ!!(d(>∇<))
やったね!
創真に続き、一色先輩も見事に勝利!!
全く危うげのない勝負でしたね。
こうして見事に極星寮の価値を立証してくれました♪
そんな一色先輩が用いた極星寮の食材は
吉野&郁魅のチーズ
榊&丸井の日本酒
伊武崎&青木&佐藤の燻製ニンニクチップ
といったラインナップでしたね。
前回ラストで一色先輩が極星寮の食材を用いたと分かった際、「伊武崎の燻製や榊の発酵食品はともかく、吉野の得意分野であるジビエは一体どうやってウナギ料理に組み込むんだろう・・・」と思っていたのですが・・・そうきたか☆
郁魅もその中に加わっていたのは良かったと思います。
郁魅はもうほとんど極星寮の仲間のようなものですしね。(^^)
こういった感じで、恵やタクミにも仲間の敵討ちをして貰いたいところです。
タクミによるイサミの敵討ちは確実かな?ん?でもそうなるとタクミは司と勝負することになるわけで・・・。うむむ。うむむ。
あ~予想が楽しい♪
そもそも、此度の連帯食戟はその場でお題が決まるという即興形式。
そんな状況でこれだけの個性豊かな食材を、しかもそれぞれの良さをしっかり活かすには相当の柔軟性と応用力が必要なはず。
それを考えると、一色先輩はアンの言うように驚愕たる人物です。
ひつまぶしという、ウナギ料理の王道を選択しながら、その手法は至って斬新。
和食をベースとしながらも、決してその枠に嵌らずありとあらゆる食材や調理法を用いるという、“攻め”の料理スタイルは創真のそれと酷似していました。
「完璧」ではない食材を立派な美味なる料理へと変えるというやり方もまた、創真と共通してますしね。
ふ~~~む・・・。
ということは、一色先輩の料理スタイルは創真の上位互換と言えましょう。
これは興味深い。
料理ジャンルはさることながら、立場的にも、キャラ的にも。
それを肯定するかのように、今回は一色先輩と創真の相似性も一緒に描かれていたと思います。
普段は爽やかだけど、大切なものを侮辱してきた輩には雪辱を晴らすまで執念深いところとか。
遊んでいるかのように楽しく料理を行うところとか。
でもって。
ドSなところとか。(核爆)
そんな風に今回は一色先輩の本領発揮な話でした、が。
これは暗に示されていることなんですけども・・・
今回のカラー扉絵でも、本編のイメージ画でも一色先輩は“刀”を抜き切っていないんですよね・・・。
これはつまり何を示しているかというと、
一色先輩はまだ余力を残しているという事です。
“本気”ではあったけれども、“全力”ではなかったという。
実際、作中で述べていた「和食にフランス料理の古典的ソースを合わせる」という一色先輩の得意技は用いられていませんでしたしね。
やっぱりまだまだ得体の知れない人です、一色先輩は。
さて、いよいよ次回は女木島冬輔のターンでしょう!
いまだに不明の暫定十傑の方のキャラも気になります。
・・・。
案外あっさり決着が付いちゃったりして☆