ジャンプの大きな看板漫画の一つとして、長きに渡った『NARUTO-ナルト-』が遂に完結。
特にファンではありませんでしたが、そんな私でもこの作品が世界に与えた影響の大きさは分かります。
これほどの作品を作り上げ、そして見事に有終の美を飾らせた岸本先生、本当にお疲れ様でした!!
加えて、他のジャンプ作品の感想もちょこちょこと。
<暗殺教室>
秋の味覚の王者に磯貝君が吹っ飛んだ☆(大笑)
<ワールドトリガー>
最初誰だか分らなかった。
メガネキャラのお約束通りだった修(笑)。
・・・修って堅実派かと思いきや、かなり危うい子なんだな~・・・。
<磯部磯兵衛物語>
問題の判じ絵の答えは「とかげ(反転)」かと。
週刊少年ジャンプ2014年50号掲載。
掲載順第4位
第94話 【旬をつかむ】
決勝のお題であるサンマを仕入れに、魚河岸へとやってきた創真と恵。
うろちょろな創真がカワイイv
とここで、恵の怒鳴られ気質が発動(苦笑)。
ですが創真達が遠月の者と知るや否や、途端に業者のオヤジさん手の平返し☆
・・・!!(-"-)
ここも遠月の支配下傘下にあるのですね・・・。
・・・・・遠月と敵対することになったならば、相当不利な状況に置かれるというわけか・・・・・。
そしてここで、なんと黒木場&アリスとばったり。
彼らも創真らと同様にサンマを見に来たようですが、それだけでなく、魚河岸に赴くのが黒木場の毎日の習慣になっているとのこと。
そういうわけで、河岸の人達とも顔馴染みだった黒木場。
これは意外。
こういう、人々の活気溢れる場所は創真のテリトリーと思っていたのですがね~。
・・・ということは、黒木場もある意味での創真と同じかも。
一見苦手意識や反感を抱かれやすいけど、腰を据えてじっくり付き合っていくと、本当はとても良い子だという事が分かってくるというのが。(^^)
そして黒木場くん、秋の早朝という中でシャツ一枚とは★
さすが北欧育ちだけあって、寒さには強いご様子です。
・・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ハッ!!(Σ( ̄ロ ̄))
あまりにナチュラルだったので思いっきりスルーしかけました。
何気に創真と黒木場、初会話を交わしちゃってるじゃないですかーーー!!
えらくまたあっさりと・・・。
ちょっとした事からサンマの目利き対決となった創真と黒木場。
おお~~~!!
初会話からいきなり初勝負ですか!!
おおお~~~!!
妄想しまくった、鉢巻き&バンダナ同時にギュッ!!
う お お を を ・ ・ ・ ! !
コントラストが半端ねえ!!
しかも今回はお互い黒シャツだから尚の事!!
ここ、カラーだったらより一層二人の対照性が引き立っていたでしょうね~。
附田&佐伯先生もこの構図はきっと狙ったに違いありません。
期待通りの対照振りに非常に満足也♪
調理の合間に、黒木場を見やる創真。
果たして創真は何を感じ取ったのでしょうか?
そして両者ともお刺身完成。
んーおいしそv
多分手前の品が黒木場、奥が創真の品かと。感覚的に。
そして解く時も二人一緒♪
うを~~~~~!!
附田&佐伯先生ありがとう!!
そして食べ比べてみたところ・・・創真の選んだサンマの方が歯応えが弱い・・・だと・・・!?
どうやらサンマの歯応えには「硬直指数」と「身の強度」という二つの要素が関係しており、創真はその二つの要素のタイムラグによる“落とし穴”に嵌っていたという。
一方の黒木場は、長年の経験で培ってきた野生の”本能”に近いもので、新鮮なサンマが分かったと。
黒木場が河岸にほぼ毎日通っているのも、素材に対する感覚を鈍らせないためとのこと。
う~~、ぐうの音も出ない説得力です。
で。
創真さんと黒木場さん、ガチのメンチ切り。
こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい
こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい
こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいマジこわい
創真さんひっさしぶりにダークサイド全開なお顔です(滝汗)。
そうして、黒木場との間にも因縁が。
しかも河岸の人達の話によると、葉山もその嗅覚を用いて最良のサンマを選んでいたとのこと。
素材選びの時点で付いていた、黒木場と葉山との大きな差。
創真くん、これまたひっっっさしぶりに「ヤバいかも・・・」と落ち込んじゃってます。
第11話の資金不足のピンチ以来だね(苦笑)。
まあでも、こういうコミカルな場合の創真くんは特に心配ではなかったり。
むしろ心配なのは・・・。
―次回予告にて―
“次号センターカラーで創真勝機を見出せるか!?”
前回表紙&巻頭カラーだったというのに
センターカラー
佐伯先生ーーー!!!!!(><|||)
・・・あれ~?
感想短縮期間の筈なのに、いつもの文章量とあんまり変わってないような(汗)・・・?
それもこれも本編が面白いからです!(責任転嫁)
今回はドキドキとモヤモヤが入り混じってそりゃ~も~複雑な気分になってしまいました。
ず~~~っと待ち焦がれていた創真と黒木場の対決が叶ったのは大変嬉しかったのですが、黒木場に軍配が上がったのが・・・。いや、こうなることは予想出来てましたし、創真を侮辱する形ではなかったのですが・・・。
ああ、やっぱり私は創真至上主義者なんだなあ~と再実感☆
予選の「カレー料理」以外は、「お弁当」、「ビーフシチュー(洋食)」と、作り慣れていた品がお題に挙げられ、今回の「サンマ」もこれまた馴染み深いもので良かった~、と安心していたらば、まさかこんな面で大きなハンデを負うことになろうとは。
“旬”という、最も素材の質が高まる時期だからこそ試される、料理人の目利きの腕。
う~む、なかなか奥深いものがありますね~。
前回はバーサクモード(笑)で葉山に、そして今回は省エネモード(笑)で創真に宣戦布告した黒木場。
[創真のライバル三本柱(※栗うさぎによる独断)]である彼にはずっと前から注目していました。
―――果たして黒木場は、創真のどの「自信」にヒビを入れてくるのかと。
・・・なるほど、そう来ましたか。
それは
これまでの“経験”。
準決勝時のアリスの話(第90話)にて、黒木場が6~7歳頃から厨房に入ったことを知った際、創真は3歳から料理に携わってきたから、創真の方が経験が長いね♪と思ったのですが・・・そうでした。
創真がこれまで培ってきた実家での料理経験は、愛情というものに守られた世界。
対して黒木場が経験してきた料理の世界は、毎日が生きるか死ぬかの壮絶な修羅場。
多分親からの庇護も、学校に通ったことも、普通の少年としての生活も全くと言っていいほど無かったのかもしれない黒木場。
そんな極限状態で得てきた黒木場の料理経験は、確かに創真のそれとは比べ物にならないほどの密度でしょう。
“経験”を重視している創真なだけに、得意分野とはいえ自分を超える経験値を持つ相手の登場はかなりショックだったと思います・・・。
まあ、タクミの時といい、葉山の時といい、その“ショック”を“刺激”に変えて自身の成長に繋げるのが創真の大きな強みなのですが。
そして今回の件で、正反対のように見える黒木場と葉山がやはり同タイプであること、そして三人の中で創真だけが違うタイプというのも示されました。
創真は「大衆料理」を持ち味にした料理人ですが、基本オールマイティ。
それは万能型ということでもあり、言い換えれば全てにおいて中途半端ということ。
これは結構痛い所を突かれましたね~~~。(><;)
一方。
葉山は「スパイス」の、黒木場は「海鮮系」のスペシャリスト。
専門タイプの二人と比べて、万能タイプである創真の弱みが浮き彫りに。
・・・それを考えると、タクミが葉山や黒木場とぶつからなかったのはそういう意味合いもあったのかも。
タクミも「イタリアン」という特色はありますが、創真と同タイプの料理人ですから。
葉山は「スパイス」という看板を掲げた「天性の嗅覚」。
黒木場は「海鮮系」「フランス料理」を目玉にした「濃厚な経験値」。
それらが彼らの“力”の真髄。
となると創真の武器は・・・。
やはり自由な発想。それと着目点だと思うんですよね。
確かに自由な発想だけでは相手の長年の専門武器には勝てないことが、予選での葉山とのカレー料理勝負で思い知らされたわけですが・・・、
それでも。やはり。
創真の最大の武器は彼のメンタリティだと思うのです。
発想、姿勢、信念、着目点、思慮、気概・・・。
料理に対してだけではなく、戦う相手に対しても向けられる、これら創真の武器。
「膂力」でも、「鋭さ」でもない、創真にしか作れない料理でこの勝負を乗り切って貰いたいですね。(^^)
予選ではかつてのリベンジ作を、第一回戦では実家の思い出を基にした料理を、第二回戦ではこれまでの自分の努力を基にした料理を作ってきた創真。
いうなれば、これまで選抜で作ってきた品は全て「自分の過去」を基にした料理。
それならば。
この決勝戦では、ぜひ。
「自分の未来」を。
外の世界に目を向けた料理を拵えて貰いたいです。
そしてそれが、この選抜の真のテーマへと繋がることになるのではないのでしょうか。
“世界へ発信する「ゆきひら」の料理”として。
さて。
果たして創真はどうやって、食材の質の差という大きなハンデをカバーしていくのでしょう?
サンマの“目利き”では敵いませんでしたが、料理に対する“目の付け所”では勝る。
それを本番で、黒木場に見せつけて欲しいです!!