あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
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『食戟のソーマ 弐の皿』第八&九話 ちょこっと感想

2016-09-03 09:40:00 | アニメ感想

 『ひとりでできるもん!』の初代まいちゃんの突然の訃報に、ただ驚くばかり。
 まさにその世代だった私。
 毎日毎日とても楽しみに、クッキングとの料理や、おじゃまとやじゃまとのゲーム世界でのクイズバトルをテレビ越しに見ていたものです。
 あまりにも早すぎる・・・。
 当時の私に、料理の面白さや知識を教えてくれて本当にありがとうございました。
 ご冥福を心よりお祈りいたします・・・。



 良くない報せは続くもので、えりなの声優を務める種田理沙さんが病気療養のため活動休止に。
 謀らずも、えりながメインとなっている単行本第20巻の発売とほぼ同じタイミングで公表されたというのがなんとも残念というか・・・。
 治療に専念し、元気になって戻ってきてくださることを祈るのみです。
 どうかお大事に・・・。





 ・・・さて、切り替えてアニメの感想へと入りましょう・・・。



 【『食戟のソーマ 弐ノ皿』第八話 ちょこっと感想】

 いや~!今回も作画・演出・脚本と全てに渡って大変高クオリティでした!!
 カットされたところは多々あれども、アニメオリジナルの改変部分が原作に負けず劣らず良質だったため、残念感が全く無かったのがひたすら見事。
 原作第93話ラストから第97話中盤までの展開を、今回は始めから終わりまで大変綺麗な展開に纏めてくださっていました。
 特に目立っていた改変部分はやはり榊のお着替えでしょうかね(苦笑)。
 基本的に私はお色気描写には (-“-) という顔になる人間なのですが(つまりドン引き)、これは割と抵抗なく受け止められました。
 生活を共にする寮仲間ならではのシーンですものね。

 ですが私が一番気に入ったシーンは、やっぱり創真と郁魅とのやり取り!(^^)
 創真をないがしろにしている遠スポの記事を不満げに見ている郁魅や、高湿型冷蔵庫の貸し借りについてなど、非常にキャラの心理や料理関連の細やかな部分にまで手が行き届いていました!!
 特に高湿型冷蔵庫のくだりは「へ?極星寮にそんな専門的な設備あったの???」と思った直後に郁魅への感謝の運びになっていたことで、とても素直に納得できる形に。
 これは大変上手な補正でした。
 ここの郁魅も可愛かったしね。(^^)
 まあ、あのめっちゃ思わせぶりなキラキラシーンには大笑いしてしまいましたが(しかも創真にボイスエフェクトを掛けてくださっているというこの芸の細かさ)
 ドンマイ郁ちゃん。頑張れ郁ちゃん。

 榊や郁魅と、それぞれ活躍していましたが、恵もちゃんと存在感を放っていましたね。
 やっぱり髪をおろした恵はとっても可愛いな~。(^^)
 原作では恵が髪をおろしている時は大抵寝間着姿なのですが、普段着でお披露目というのがまた嬉しいところ♪
 創真は鉢巻きの装着によって「変身」感が描かれていますが、恵は三つ編みを解くかどうかで「変身」が表現されていますよね。



 ところで。
 これは本編感想で述べそこなっていたことなのですが、今回の葉山と黒木場それぞれの取材陣への対応は、そのまま彼らの対人関係そのものと言えるんですよね。
 公の会見の場では優等生的態度で対応しつつも、誰も入らせない空間に閉じ籠って試作する葉山。
 一応取材は許可するものの態度は投げやりで、しかもバーサクモードに入ると超攻撃的に取材陣を閉め出す黒木場。
 これらの彼らの対応は、形は違えども、人とも他者に対して閉鎖的であるということを意味しています。
 そんな彼らと比較してみると、創真の他者に対する対応は大変親切なことが分かります。
 VS美作戦で、早津田みつるからの取材を許可した創真。
 スパイ疑惑がありつつも、自分の料理人人生が懸っているという大勝負という状況でも、早津田に丁寧に説明をしてくれていました。
 普通なら自分の事で精一杯の筈。それなのに。
 ドライでマイペースな一方で、面倒見が良く丁寧な対応も取ってくれる創真。
 それらは全て、彼の懐の広さが成せることなのでしょうね。
 

 そんなわけで全てに渡って大満足だった第八話。
 ですがやっぱり最大の目玉はあの核爆シーンと言えましょう。
 今改めて見て、思います。

後生ですから、そこ代わってくださいふみ緒さん。






 続けていってみましょう。

 【『食戟のソーマ 弐ノ皿』第九話 ちょこっと感想】

 ひたすらビックリ。

 前回に引き続き、これまた高クオリティ!!

 一体どうしたんですかアニメスタッフさん!?
 いや確かに第二期は全体的に渡って上質ですが、二週連続とはさすがに驚きを隠せません。ホントありがとうございます。

 今回は光を用いた演出が特徴になっていましたね。
 「天の道」から照らしだされる月光を始め、後光的な表現だったり粒子的表現だったりと、一口に「光」といっても様々な形の表現法が用いられていて何気に印象的でした。
 画面分割の手法もこれまた大変上手く用いられていて感心しきり。
 前回は個人的に大信用している高田耕一さんが担当してくださっていましたが、今回の絵コンテ&演出を担当なされていたのは櫻井親良さんという方とのこと。
 フム・・・。
 要チェックや☆

 個人的に特に昂ったのが仙左衛門の「構えよ!」からの一連の流れ。
 とりわけ空の満月がドン!ドン!!ドン!!!とクローズアップされていったあの表現はもう最高だったとしか・・・!!
 ・・・・・・・・・・演出がそれだけ最高だっただけに・・・直後のあの一枚画は残念というか・・・。いや原作が凄すぎるだけなんだけど・・・。比べてはいけないんだけど・・・。


 これはきっと附田先生も意図していることでしょう。
 今現在の本編がああいった展開を繰り広げている最中だけあって、今回の仙左衛門のあの言葉は大変響くものがありました。
 それが、葉山の料理の分析。
 「選別 択一 故の洗練―――」
 これは今現在創真達が対立している薊の考えそのもの。
 葉山の料理スタイルは、まさにこの薊政権の方針と一致しているものなんですよね。
 この要素も、私の予想を裏付けてくれた一因だったのでした。


 そんな中、アニメの感想の中に「葉山の前菜・黒木場のメイン・創真の〆の順で食べるとコース料理のようなバランスの良さ」といったコメントを見つけて目からウロコ☆
 確かに・・・!!!
 その観点には気付けませんでした!!
 こういう発見があるからこそ、様々な方の意見というものは大変勉強になるんですよね~。
 その意見から考えても、いかにこのトリオのバランスが良いかが窺えますね。(^^)
 個人的に、ここにタクミが加わればそれこそ完璧になるわけなんですけども。
 タクミが入るとしたら、担当はスープかな?
 スープは液体故に飲みやすい(口にしやすい)半面、品によってはメインにもなり得るボリュームもありますからね~。


 他にも

  • ふみ緒さんやアルディーニ兄弟もちゃんと来てくれていた。
  • 回想時の黒木場の「お嬢」発言に対してアリスが笑顔になる際、細やかなカットが入っていた。
  • 仙左衛門が創真の焚きこみご飯にも「おにやけ」をしてくれていた。
  • お代わりはしないものの、レオノーラの表情がちょっとすまなそうな表情になってくれていた。

 等々、今回も補足改正が大変丁寧で嬉しい限りでした。(^^)
 さて、いよいよ次回は長きに渡った秋の選抜編の終了、そして新章の開始となる筈。
 個人的には[イケメントリオ]のじゃれ合い(笑)を楽しみに、次回を待つことにします♪



 では最後にいっちょ吠えてみましょう。

 風来坊コスプレな創真も良かったですが・・・

刀工な創真似合いすぎー!!
格好良すぎー!!
アニメスタッフさん方グッジョーーーブ!!

 

 


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