あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第245話感想

2018-01-11 11:30:00 | 食戟のソーマ

 『火ノ丸相撲』アニメ化決定おめでとうございます!!!(><)
 あれだけの良作が長年アニメ化されなかったのはずっと不思議でなりませんでしたが、ようやくですか。
 まあ、今の相撲界の状況を思うと少しばかり複雑ですけども・・・。
 でもそんなリアルの状況なんて関係無しに、原作の良さをきちんと活かしたアニメにして頂きたいところです。

 それと、今号の『青春兵器ナンバーワン』について少し。
 ゴロー:「武士道とはペット道」
 エージ:(武士に謝れ)
 栗うさぎ:斉藤綜明先輩にも謝れ。 

 それにしてもやっぱりNo.06くんはカワイイな~v
 あのつぶらな瞳が堪らないv

 

 

 

 週刊少年ジャンプ2018年4・5合併号掲載
 掲載順第7位
 第245話 【“可愛さ”のカリスマ】





 注目のえりなVS茜ヶ久保もものテーマ食材は『黒糖』!
 なんとまあ☆
 作中でも言ってる通り、これまたスイーツにもってこいと言わんばかりのお題ですね。
 個人的には願ったり叶ったり。
 これは恵との勝負に引き続きスイーツ対決になること間違いなし。


 今のところ茜ヶ久保ももへの好感度はマイナスですが、一つだけ感謝していることがあります。
 それは前の闘いで川島麗を浄化してくれたこと。
 お陰で不快感が解消しましたホントありがとう。



 前の勝負では割と控えめでしたが、今回は茜ヶ久保ももの調理の様子が存分に描かれてます。
 次々と調理技術を披露していく茜ヶ久保もも。
 特に感心したのは飴細工のシーンですね。
 たった一コマで済ませていますが、飴細工は製菓技術の中でもトップクラスの難易度ですよ。
 高難易度の技をいとも簡単そうにやれているということは、それだけ茜ヶ久保ももの技術は凄いレベルだということです。


 そんな魔法のように次々と技を披露していく茜ヶ久保ももの様子を観戦しながら創真は何をしているのかというと、新戸の生薬を飲んでたり(笑)。
 でも。
 甘さや辛さといった“味”に対するこの作品の用い方に「ある考え」を持っている私としては、“甘い”お菓子対決の最中に“苦い”生薬を口にしている創真のこの行動は中々深読みできるものがあります。



 これはなんとも早い展開☆
 もう品出し&実食ですか。
 茜ヶ久保ももが出してきたスイーツは・・・

 ロールケーキの巨城。  

 ・・・。(--;)

 いえ、凄いですよ?
 確かに凄いのですが・・・。でも・・・。
 これまでの過程や茜ヶ久保ももの素行を見ていたためか、なんか素直に感心できません・・・。

 なんというか・・・。
 まさに子供が作ったものといった感じですね。
 「可愛さ」のモチーフとして沢山描かれているイラストが、逆に子供の落書きのような印象になってしまっています。
 もしくは、ただ「力」のみをひたすらブチ込んだ品といった感じ。

 でもやはり味は一級品。
 「醤油クリーム」ですか・・・!
 これは面白い発想ですね~!





 えりなと茜ヶ久保ももは「子供っぽさ」という共通点がある、とは前から何度も述べていた事ですが、更に共通点を追加してくるとは☆
 生来の「可愛さ」に対する絶対的な審美眼、ですか。
 
 それ以上に驚かされたのは両親共にネコ頭だったことですけど(爆っ)。


 突出したセンスの持ち主だったが故に「可愛さのカリスマ」として、大勢の大人達から「可愛さ」の判断を委託され続けられていた茜ヶ久保もも。
 ほんとにえりなによく似た境遇ですね~。
 
 ただし。

 「カリスマ」であったということは、「常に先頭を歩む者」であったというわけで。
 茜ケ久保ももはその「可愛さ」のセンスが際立っていただけに、自分のセンスに共感してくれる同年代の人には全く出会えていなかったのではないのでしょうか。
 皆、茜ケ久保ももの好みに後からついてくるばかりで。

 その点においては、えりなは幸運だったと言えます。
 
小説版第二弾を読んでいる方ならば御存じの通り。
 
えりなは新戸という、美意識を共有し合える相手に早々に出会えていたのですから。





 茜ヶ久保もものスイーツはまるで牙城のような完成度。
 そんな品がもたらしたリアクションはというと・・・
 そうきましたか(苦笑)。
 茜ヶ久保ももの初リアクションとつい最近(第242話)のリアクションを融合させてくるとは、新しい試みですね。


 ・・・う~ん、それにしても・・・。
 言い方はかなり悪くなってしまうのですが、なんだか茜ケ久保ももの調理ってひたすら自分の世界にどっぷり浸かっている子供のおままごとといった感じに私には見えます。
 多分附田&佐伯先生もそれを狙っているのではないのでしょうか。

 そんな“城”に篭る「スイーツの女王」に対して、もう一方の「女王」はどういった勝負を仕掛けてくるのでしょうか。
 まず間違いなく言えることは、えりなもスイーツを、しかも和菓子を作ってくるでしょうね。
 えりなはこの闘いに、仲間達の敗北を背負って挑んでいるでしょうから。
 なので恵や新戸の得意ジャンルを用いてくれることを期待。
 それに薬膳では、黒糖は体を温める作用があるとのこと。
 ここらを上手く用いて、今のえりなは美しくあれども冷たい女王ではなくなったということを示してもらいたいところです。





 今回の話を読むにあたり、小説版第二弾の購読をお勧めします。
 読み味が倍増すること間違いなしですよ。
 テーマが【スイーツ】という事もさることながら、えりな&新戸のエピソードや飴細工に関する知識も豊富に書かれてますので。(^^)

 


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