遂に始まりましたね!『食戟のソーマ 弐ノ皿』!!
観ましたよ勿論!
しっかり録画もしましたよ勿論!!
詳細な感想は既に原作感想の方で長々と語っているので、アニメに関してはあまり多く語るつもりはありませんが・・・、やはり少しだけ。
【『食戟のソーマ 弐ノ皿』第一話 ちょこっと感想】
まずOPについてですが・・・
やっぱ残念な内容だなあ~~~。
アニメ版『僕のヒーローアカデミア』があまりにも良かったせいで(毎週録画して見てました。原作を既読済みでも毎回楽しめる良アニメでした!)、その対比効果のせいもあるのかもしれませんけど・・・
OPからネタバレしまくりってどうなのよ???
それと。
いくらなんでもOPで「おはだけ」を晒すのはやめてくれ。
相変わらず、初見の人が見たら絶対料理漫画とは分かってくれない内容だなあ~と思いました。
ですが、本編終了後にOPが始まるという構成は大変熱かったです。(>▽<)
やはり残念極まりない事に、子供お料理教室の回はかなりの短縮回想だけで片付けられてしまっていました。(折をみてきちんと制作してくださるのを待ってます!)
ですが、冒頭の部分で創真の呼び掛けに恵が振り向いたあの表情には「お☆」と思ったり。
原作を知っている読者だけがニヤリとさせられる描写でしたね♪
随分とハイスピードな展開でしたが、私個人としては中々良かったと思います。
むしろ原作を後から読み返した時に感じた辻褄の合わない部分が改正されていて、かなり見やすい構成になっていました。
ここが第一期から変わらない、アニメの長所ですね。(^^)
ただ残念だったのは、創真の対戦相手がアリスと判明した際の驚きや興奮が原作程ではなかったということ。
原作でのあの演出は本当に至高の極みでしたから・・・。
ラストの恵の対戦相手が判明した際もまた然り。
「不明」が「判明」へと転じる際の演出は重要ですよ、アニメスタッフさん?
個人的に「アニメならではの演出」に期待して視聴している身なので、もう少し演出面と動画面を頑張ってもらいたい所存です。
ま。
創真が格好良かったので特に文句無し!!!(←)
さて、次回はEDが公開されることでしょう。
第一期は「アレ」でしたが・・・果たして?(ハラハラ)
『ソーマ』本編の感想へ入る前に、先週のジャンプ(31号)の感想をいくつか。
【火ノ丸相撲】
「負けないでほしい」
まさか日景に対してそう思わせられてしまうとは・・・。
つくづくこの作品ってしっかりとキャラを立てておきながら、それでありつつも共感性や理解を掘り下げてくれる描写が秀逸ですよね。
こういう真っ直ぐで誠実な“熱”のある作品が、もっともっと増えて欲しい。
真剣にそう思います。
【ゆらぎ荘の幽奈さん】
蓮華サマに、どっかの菜切り包丁なお嬢様を重ねたのは私だけではないはず。
【鬼滅の刃】
お願いです吾峠先生。
雀さんをレギュラー化してください。
1ページ目で一週間分の癒しを貰いました。
11ページ目で一か月分の癒しを貰いました(感涙)。
鎹鴉と違って話さないのが逆に可愛いというこの狡さ。
悔しくもクリティカルヒットです。
この作品は独特の几帳面さによるユーモアがありますが、連載が続くにつれ、それに磨きがかかっていると思います。
そんなユーモアと優しさと怪奇さに加え可愛らしさまでとなったら、もう面白いとしか。
最近私の中でぐんぐん好感度が増してる作品です。(^^)
【ワールドトリガー】
城戸司令って厳格で冷酷だけど、特に修の前では公正な姿勢を見せてくれますよね。
なので、ハッキリ言って嫌いじゃなかったり。
とにもかくにも、ようこそヒュース♪
【ニセコイ】
マリー、よくぞ言ってくれた☆
やっぱり私はマリーが一番好きです。
本当に強い子。そして良い子。
恋は実らなかったけど、どうか幸せになってくれますように・・・!(><。)
【こち亀】
両さん、是非ともその熱弁をどっかの黒手袋総帥にぶつけてやってください。
さて、それでは『ソーマ』本編の感想へ。
と、その前に一つだけお断りを。
ここ最近多忙な為時間が取れない事もあり、かなり感想が遅れ気味になってしまっている今日この頃。
なのでしばらくは、あらすじを追いながらのツッコミパートである前半部分をかなり省略して書かせて頂くことにします。
全体的な感想・考察にあたる後半部分はこれまで通りの内容量で書くように努めますので、どうかお許しください。
それでは改めて、いってみましょう。
週刊少年ジャンプ2016年29号掲載
掲載順第4位
第171話 【フォローミー】
前回は創真の料理によって「完全おはだけ」させられたえりなでしたが、今回は別バージョンでリアクション。
麦わら帽子なえりな、再びです。
これは城一郎の料理に感じた魅力と同じものを、創真の料理にも感じたということ。
あの時は下からアングルでしたが、今回は上からアングルにすることで描写的違いをつけていますね。
前回ラストのまま、黙っていれば良かったのに・・・。
ちょ~~~ドヤ顔で味の感想を訊く創真さん。(^^;A)
えりなが素直になれないのは、創真さんのそんな態度も一因にあると思う。
ですが、えりなは肝心の味の感想は何も言わず、指図だけして嵐のように去ってしまうのでした。
そして明朝、えりなの指示通りに玄関前に集まる極星寮の一年生達と新戸。
伊武崎の発言からみて、どうやら作中では12月始めに入った模様ですね。
そんな時期にそんな恰好なら寒いのも当然だってばよ青木さん。
とそこへ、ようやくえりな登場。
拡声器とカンペを持って。(この時点で窺い知れる素人感)
で、何を言い始めたかといえば・・・。
どの口がそれを言う。
昨日の昨日まで、一番しょぼくれた顔をしていた奴が。
と、滅茶苦茶思いはしたものの、とりあえず堪えて続きを読みましたがね。
要するに、それは非常にえりならしい
不器用極まりない極星陣への発破でした。
そんなえりなの発破に応え、極星陣は士気を取り戻してくれます。
ホント良い奴らですよね~~~・・・。
私だったらツッコミでえりなを串刺しにしていたよ。(うわあ)
ま、えりなも内心は不安だったらしく、極星陣が自分の呼び掛けに応えてくれたことに安堵していましたが。
こういうところが、えりなの「普通の女の子」なところですね。
こうして極星陣は
なにより、えりなは
闘う意思を取り戻すことに。
そんな彼らが挑む進級試験。
その舞台は―――
北海道。
・・・はでっかいどう。
(日本中にごめんなさい)
「女王」なえりなが遂に復活と相成りました。
“停滞”の期間が非常に長かっただけに、その分怒涛の勢いで動き始めましたね。
“原点”が不安定だったからこそ自分の意思が定まらずにいたえりなでしたが、創真の料理が標になったというのが良いですね~。(^^)
元々“頂点”へ充分届き得る実力者なだけに、“原点”を取り戻した今のえりなはかなり頼もしいです。
でも私が一番印象深かったのが、これまでのえりなだったら決して言わなかったであろう言葉を次々と口にし始めたこと。
「頼んだ」
「私と共に」
これまでずっと独りで冷えた世界を生きてきたえりなが、これほど熱い共闘の意思を示してくれるとは。
考えの堅さと世界の狭さ、そして“原点”の不安定さ故に成長が著しく滞っていたものの、今回で一気に成長を遂げてくれました。
そんなえりなでしたが、やっぱり創真に「美味い」とは言わず仕舞い☆
まあ、これはえりなの創真に対する“最後の意地”のようなものですからねえ~(苦笑)。
作者的にもこの決着だけはもう少し先に取っておきたいのでしょう。
えりなが今回言わなかった理由を「これからに向けての決意でそれどころでなくなった」ということにしたのも良かったと思います。
ま~た幼稚な意地を張ったりしたならば、今度こそ心底失望していたでしょうから。私が。
今度えりなが創真に「美味しい」と告げる可能性が訪れるのは、創真が「スペシャリテ」を完成させた時でしょうかね?
結局今回の件では、個人的に気になっている、「何故えりなは薊の計画の“鍵”なのか」という疑問点については全く触れませんでした。
えりなの[神の舌]が関わっているのは間違いない筈なのですが、これまでの様子から見るに、えりなが特に協力せずとも薊の遠月支配はつつがなく完了しそうなのですがね?(創真達[玉の世代]の存在を抜きにすればの話ですが)
今回の話の中で、[神の舌]にかけて創真達をサポートすると宣言してくれたえりな。
次回から始まるであろう進級試験編にて、えりなの[神の舌]のサポートによる創真達の活躍が描かれることになるならば、それが逆に薊の計画達成にえりながどう必要になるのかというのを推察させるヒントになるかもしれませんね。
そんな進級試験は何処で行われるのかというと、予想通り北海道とのこと。
学園外で行われるとは、またえらくスケールの大きいこと☆
附田先生も以前取材に行かれましたし、実体験を活かしたストーリーが準備されていそうで楽しみです♪
北海道は私も職員旅行で一度だけ訪れたことがあります。
そこでじゃが芋やアスパラ、ホッケ等地元の食材をごちそうになりましたが・・・。
もうね、マジで至高。
あの味は今でも覚えています。
とにかく甘い。
生臭さがない。
今まで食べていた物は何だったの?と本気で思えるレベル。
それぐらい美味しい食べ物ばかりでした。(ビバ北海道)
そんな、まさに食材の聖地と言うに相応しい土地だからこそ、進級試験の場に選ばれたのかもしれませんね。
ただし、観光としては素晴らしい場所ですが、戦いの場としては相当にハードでしょうね。
時期も時期ですし。
加えて試験を取り締まるのがセントラルとあっては、反対派である創真達がかなりの逆風に晒されるのは想像に難くありません。
だからこそ、より一層彼らの奮起が輝くことになるわけですが。
附田先生のことですからアニメ第二期とも絶妙にリンクしてきそうですね。第一期の際もそうでしたし。
北欧育ちだけあって、アリスや黒木場はいい対応力を発揮してきそう。
それに恵も北国育ちですし、アリスらと同様に期待。
美作はもう心配なし♪
あと気になるのは、北条美代子と貞塚ナオ!
彼女らも月饗祭編で創真と絆が繋がったわけですし、この進級試験編で再び活躍してもらいたいところです。
そして。
秋の選抜優勝者である「彼」はというと・・・。
多分登場したとしても、進級試験編のラスト頃だと思います。
・・・今回えりなが“光の道”を選んだ以上、「彼」は“影の道”を選んでいると思うので。
遂に「自分」を取り戻し、薊政権への対抗を決意してくれたえりな。
ですが、えりなが薊の元に戻る可能性がゼロになったわけではありません。
その引き金となり得るであろう要素は幾らでもあります。
過去のえりなの所業を掘り起こせば。
ですが、やはり最大の要因は・・・。
薊という「父親」への愛着でしょうかね、やはり。
例え教育によって植えつけられた価値観や信念は変わろうとも、血縁関係というものは絶対に変えられません。
えりなが薊に逆らえないのも、その教育法以上に、「親に捨てられてしまうという恐怖」が彼女の心を支配しているからこそ。
子供にとって、親から捨てられるというのはとてつもない絶望です。
しかも薊はえりなへの表面上の態度は穏やかで優しいときてますから、尚の事厄介なわけで。
怖い。
賛同したくもない。
だけど、拒めない。
そんな「愛情」という鎖にも、えりなは囚われているわけです。
だからこそ。
えりなが薊から本当の意味で解放されるには、創真ら[玉の世代]達との「絆」が必須なのでしょう。
彼女の中で、父親の歪んだ愛情よりも、対等な仲間達との絆の方が勝るかどうか。
その決着が、この遠月革命編のクライマックスになるかもしれません。
そんなえりなの“決断”に大きな影響を与えるのもまた、創真になることでしょうね。
この作品にしては珍しく英語が用いられていた、今回のサブタイトル【フォローミー】。
[follow]は、追う、従うという意味もありますが・・・。
補助する、支える、という意味もありますから。
それと。
ラストの、創真を見つめるえりなに、創真&えりな派の方々は万感の思いだったことでしょう。
嬉しかったです。私も。
ようやくえりなの創真に対する闇雲な否定や見下しが解消されたのですから。
・・・でも。
正直なところ、素直に喜べなかったりします。
理由の詳細は次回述べることにしますが・・・。
描写的にも、ここのシーンは個人的に引っかかりを覚えたんですよね。
えりな視点で描かれていた創真の横顔ですが・・・。
どうしてコマ中央に描かなかったのだろう、と。
まるで、左半分に「誰か」が入るスペースを空けているかのように。