『食戟のソーマ』がいよいよもって最終回を迎えますが、最後に超重大発表があるとのこと。
まあ、十中八九アニメ続編でしょうね。
ツイッターでよくアニメの監督さんが呟いておられましたし。
前回の三期は連帯食戟編の途中で終わっていましたから、次で終結させるつもりなのでしょう。
中途半端のままにせず、きちんと完結して頂くことには大変感謝しています。
ただ・・・四期に入る内容は・・・え~と・・・個人的に鬼門だらけというか・・・うむむ。
だからこそ、アニメならではのフォローに期待が掛かったりもするのですが。
あとは、今度発売される「ジャンプ GIGA」の表紙がソーマ(とDr.ストーン)だそうなので、番外編の掲載、といったところでしょうか。
たしかに附田先生は書きたいエピソードがまだ一杯あったでしょうからねえ~。
で、肝心のソーマ感想の方なのですが、まさか「E3」の開催時期と被ってしまうとはね★
個人的に大絶賛の回もあるのですが・・・時間の都合上、ダイジェスト的に語らせて頂きます。
特に気に入っている回に関しては、機会を見て改めて語るつもりです。
第305話【親父超え】 ~ 第308話【従える者】
やはり朝陽は城一郎の代理人でしかないという事実。
散々ぼやいてますが、どれだけ「異能」が凄い凄いと周りや本人が騒いでいても、少なくとも私の眼差しは氷点下。
なので
ツッコミありがとう吉野。
ツッコミサンキュー郁魅。
ツッコミ感謝だよ青木。
でもって相変わらずの薙切家の迷惑千万能力に、もはや眼差しは絶対零度。(本気で警察は薙切家をしょっぴいていいと思う)
第309話【その心は】
薊のあの行き過ぎた教育&改革の理由を描いてくれたのは良かったです。
やはり悪役であれどうあれ、その行動や思考に陥った原因をきちんと描くのと描かないのとでは、話の深みが大違いですからね。
ですが、できればこの話は連帯食戟編決着直後に描いてもらいたかった・・・。
当時はなんで元凶・・・もとい原因の城一郎は来ないんだとか、結局薊は何をしたかったんだよとか、かーなーりー消化不良感が酷かったものでしたから。
とまあ、本編の感想はこれぐらいですが・・・それよりも語りたいのは、この回が掲載されていた少年ジャンプ22・23合併号の集合表紙!!
いやもう
創真すっごい似合ってる!!!
テーマは「RPG」ということで、ジャンプの連載キャラがそれぞれ勇者だの魔術師だののジョブ衣装に身を包んでいましたが、創真のジョブは毒師!!
・・・じゃなかった薬師!!(爆死)
創真のトレードマークの鉢巻きが横向きに巻かれていることで、これがまた良い具合に薬師としてのイメージと原作のイメージが融合してくれているんですよね~v
正直なところ、最近の佐伯先生のカラー絵やデザインにはあまり惹かれなかったのですが、今回は久し振りにシャープなタッチやデザインの巧みさといった佐伯先生ならではの良さが発揮できていたと感じました!!(^▽^)
第310話 【美味の激突】
見事。
天晴れ。
素晴らしい。
料理に対する創真のスタイルが遺憾なく発揮されていた料理になっていた事に感嘆。
炭酸水を用いた時間の短縮という、一般家庭でも手軽に用いることができる工夫。
秋の選抜で郁魅が作っていたトンポーロウ、選抜決勝で黒木場が作っていたアクアパッツァ、そしてスタジエールで失敗を犯したミルポワといった、創真のこれまでの遠月学園での戦いを連想させる数々の料理要素。
土鍋炊きという、連載初期から一貫していた温故知新的調理法。
そういった「幸平創真らしい要素」が、これまた創真らしい「チャーハン」という馴染み深い料理に見事に集結されていました。
他にも見事だったのが、葉山の使われ方。
まさに「異能者」といった葉山や美作がBLUEに不参加だった理由が明らかにされていましたが、これは “香り”が全くしないチャーハンの秘密が解説されている最中に“香り”のスペシャリストである葉山による創真への賛辞が描かれたことによって、“香り”を通した、創真の二重の凄さを描いていたわけです。
久し振りにこういった幾重にも重なっている伏線張りが見られて、ちょっと感激。(^^)
でもって創真の「魔王」の例えがピッタリすぎてもう(大苦笑)。
(とはいえ朝陽が「主人公」というのはどうかと思いますが)
第311話 【失敗の味】
見事!!!
天晴れ!!!!
素晴らしい!!!!!
何が何でもこの回だけは、必ずガチ語りするつもりです。
前回も素晴らしい論理の整い具合でしたが、更に超えてくるなんて・・・!
これまでも原点回帰に基づいた完成度の高い話は何度かありましたが、今回が一番凄いのではないのでしょうか。
流石は創真のお母さん初登場の回だけありますね。
っていうか・・・
創真のお母さん、創真に瓜二つ!!!
(・0・)
創真は内面はお母さん似だから容姿はお父さん似かな、と思っていたのですが、内外共にお母さん似だったとは・・・!
笑った顔なんて、もはや 生 き 写 し !
そして思っていた通り・・・
お母さんは本当に温かい素敵な人でした。(⌒‐⌒)
第312話 【自分の味】
予想通り朝陽の敗北。あっさり敗北。
敗北の原因も、これまた作中でずっと描かれてきた「料理人の顔が見える品かどうか」という点に着地したのも良かったと思います。原点は大事。超大事。
ま、個人的には創真の料理を食べてゴミ箱にダイブしてほしかったけど。(←)
それにしてもこの勝負が始まる前は、創真と朝陽で「自分の料理の全てを捧げたい女性(えりな)」を巡る戦いになるのか・・・と沈んだ心境だったのですが・・・
料理中二人とも、全くえりなのことを考えなかったね!!(超えがお)
最初の勝負の時もそうだったけど、えりなは結局のところ蚊帳の外だったわけです♪
第313話 【神の舌に惑う者】
で、そんなえりなはというと・・・
創真をスルーかい。💢
もういい加減にしろ。
一人街中を放浪しながら考えに耽っていましたが(良い子はマネしちゃ駄目だよ事故るから)、・・・まあ、自分や母親の救済を人任せにせず、自分がやらねばと考え直したのは一応評価します。
だけど・・・
「お母様に目にものを見せなくては・・・!」
違うでしょ。
ダメですねこれは。
えりなはもう完全に心が迷子になっています。
これもまたこの作品の初期からずっと変わっていない姿勢ですよね。
始めからずっと、えりなというキャラクターは“子供”として描かれているというのが。
そして訪れた決勝戦。
お題は「地球上になかった一皿」。
まあなんて簡単☆
私が忘れられない、ある料理人のお言葉があります。
それは
料理とは、「一期一皿」であると。
例え同じレシピで作ろうとも。
例え同じ人が作ろうとも。
出されたその皿と全く同じものはもう二度と生みだされることは無い。
後にも先にも。
目の前のその料理が、この世に唯一の一皿であると。
もう二度と巡り合えない、この世で唯一のもの・・・。
なんだか、「人との出会い」と同じじゃありません?(^^)
この言葉は、私が生涯大切にするであろう教えの一つです。
そして創真はえりなの料理を食して一言。
これもまた素晴らしい原点回帰☆
当時は気付けませんでしたが、他者の料理を食してあ~だこ~だと理屈で否定するえりなに対して、彼女の料理を食べて否定を告げることは
えりなへのこれ以上ないほどの“意趣返し”になっているんですよね。
いやもう本当に見事すぎます。ラスト目前ということもあり附田先生の頑張りが半端じゃありません。
私もこーんなブレブレのガタガタのグルグルな心境で作られた料理なんて美味しいわけないだろ、と思っていたので、創真のこの一刀両断っぷりは心底爽快でした。
改めて言わせてもらいますが、本当に創真は大した人物です。(^^)
是非とも創真の料理で、もう何も見えなくなっているオジョウサマの目を覚まさせてやってくださいな。
第314話 【極上の石たち】
もう怒涛の伏線回収といった感じですね。
創真&えりな派の方々からしたら、今回の話は感激ものだったことでしょうね。多分。
私は無表情で読みましたが。
う~~~ん・・・。
これは私がえりな大嫌いな人間だからというのも原因なのでしょうけども・・・
今回の話は、遠月革命編での葉山との再戦の二番煎じ・・・はちょっと言い方酷いですね。「焼き直し」のように思えました。
あの時の創真も、葉山との出会いに真っ直ぐ向き合い、葉山に自分の事を見てもらうために、葉山のために料理を作るという熱い姿を見せてくれていましたから。
しかも葉山とえりなは同タイプですしね。
おまけに少し前に葉山の出番があったから尚更、私にはそう思えてしまったみたいです。
さてさて、創真の作った料理は『エッグベネディクト丼』。
「失敗」と同じぐらい創真の料理人人生の根幹を形成する要素の一つである「リベンジ」が込められた品であることは間違いないでしょう。
泣いても笑っても次回が最終回。満を持して臨ませて頂きます・・・!!!