あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第77話感想

2014-07-12 15:25:00 | 食戟のソーマ

  今週の7月7日に発売された少年ジャンプ。
 それにしてはあまりに七夕ネタが無かった・・・。

 そして、 その7月7日に第77話を迎えた『食戟のソーマ』。
 何というタイミングの良さ。

 では今回もいってみましょうか!



 

 
 週刊少年ジャンプ2014年32号掲載。
 掲載順第1位。
 第77話 【追跡者】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回も『ONE PIECE』そして『暗殺教室』を抑え、掲載順1位!!
 どうした『ソーマ』。
 ここまで人気があると喜びを通り越して怖くなってくるという不思議。

 で、今回1位を取った話は第73話【細を穿つ】。
 どうするんですか附田先生・・・?

 美作が想像以上に人気キャラになっちゃってますよ?

 それを考えると、前々回からの美作の素行には色々な意見が飛び交っていることでしょうね。
 それでも私はいまだに美作に失望してはいませんが。


 来週は「第2回レシピ選手権」の結果発表に伴ってセンターカラー!!
 ・・・って

うおおおをををい!!!

 ちょっとここ最近の『ソーマ』

マジでカラー多すぎです!!!


 前回ポスターカラーを描いたというのに(しかも両面!!)、またもやですか!?
 これ本気で今年中に画集が出せる仕事量ですよ!?
 まず間違いなく、佐伯先生は今のジャンプで一番の作画量を請け負っているのでは。
 出版業界は作家さん達に定期的な休暇を提供すべきだと思う。

 ・・・と思っていたら、公式ツイッターの方にて、記事作成が間に合わず「第2回レシピ選手権」の発表は来月半ばに延期とのこと。
 ほら~~~言わんこっちゃない・・・。
 思えば第1回目の時も当初の予定より大幅に発表時期が遅れたというのに・・・。
 カラーやメディアミックス化等色々な企画に取り組んでくださって、より読者が楽しめるように、作品の魅力に触れられるようにとしてくださるのは本当に有難いのです。感謝しています。
 ですが、頑張り過ぎて「池に肉を落とすワンコ」状態になってしまっては元も子も無いと思うのですよ。
 ここは意見が分かれる所ではあるでしょうが、作家さんが心身共に英気を養い、より良い作品を作れるなら、私としては週一で読めなくなろうが構わないのですがね。(必要とあれば一年でも五年でも待てまっせ!)

 ・・・結果発表が延期となると・・・、センターカラーはどうなるんでしょう?(選手権に関係するイラストだったら一緒に延期、関係ないイラストだったならそのまま掲載かな?)





 この話題はこれぐらいにして、と。

 今回は三日前のアルディーニ兄弟の様子からスタート。
 画面が全体的に暗かったので、最初美作がどこでタクミ達を盗撮しているのか分からなかった栗うさぎ。
 電柱に登って覗いていたのね。わーお★
 これで盗聴器でも仕掛けていたら完全な犯罪になってしまっていました。危ない危ない。

 予選終了から本戦開始まで設けられた二週間という期間。
 その間、創真ら本戦出場者達は本番に向けて何をしていたんだろうと思っていましたが、タクミは色々なジャンルの新作料理を試していたようですね。
 で、三日前に考えた新作料理が丁度「デザート」だった、と。
 一方の美作は徹底的に本戦出場者達(少なくとも創真とタクミ)を調査&盗撮していた、と(汗)。



 タクミが作ろうとしていた品は『セミフレッド』。
 あらま。
 『トルタ・アル・リモーネ』ではありませんでしたか。
 レモンが取り上げられていたから、それをメインに使うのかと思っていたら違いましたね。
 むしろナッツがポイントになっている模様です。
 そして美作も、タクミと全く同じ材料・道具で同じ『セミフレッド』を作ろうとしていました。

 
三日前から美作の動向に気付いていたタクミ。
 だけど実際は二週間前からだったり★
 仲間達のフォローが更なる羞恥&笑いを誘ってしまっているという皮肉。

 それでも挫けず、もとい呑まれず、調理を進めるタクミ。
 あれま。今度は郁魅に解説役が回ってきましたよ。
 でも確かに郁魅も繊細な調理を行う子ですものね。今回の解説には適役と言えます。
 この子がお菓子を作るとしたらどんなのを作るのかな~。
 やっぱりお肉を組み合わせた品かしら?(笑)

 そしてやっぱり美作の調理の腕はとても繊細でした。
 イメージの乙女さん・・・めっちゃ綺麗で可愛いですね!!
 まさに理想の乙女といったお姿。
 刺繍をしている乙女さん。ちなみに刺繍をしている美作さんを見たいお方は第73話をご覧あれ☆

 前回から登場している、食戟管理局局長の景浦さん。
 川島麗のように、これからも地味に出続けることになるのでしょうか?(←地味言うな)
 審査員のお爺ちゃま達全員、内心でツッコんでいた彼のスーツの柄。
 それは前回言うべきだったのでは?(小さい印刷だったけど、前回からその柄だったんだよ?)


 美作がこれまで99回もの食戟に勝ってきた理由が明らかに。
 それは対戦相手の情報を徹底的に調査・観察し、その集積を分析。
 そして予測を立て、その上で更に一歩先をゆく工夫を付け加えるという戦法だったのです。
 相手より“一歩”先の品・・・ねえ・・・。
 どうして“一歩”止まりなのやら。
 その気になれば、二歩でも三歩でも先の品を作れるでしょうに。

 更に美作の脅威的な点は、相手の情報だけではなく、相手の人格まで成りきって料理の予測を立てることでした。
 そうすることによって更に予測が当たる確率を高めていたという。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あのね。
 なに言ってんの???
 「成りきる」っていう言葉は、相手への「推察」だけで使うものではありません。
 「共感」して初めて「成りきる」と言えるんです。
 タクミが持つ料理への情熱も。
 誇りも。
 勝負に対する真っ直ぐな姿勢も。
 「大切な者」に対する思いも。
 ぜ~~~んっぜん美作はタクミに成りきってなんかいませんよ。


 予想以上に美作に自分の手の内が読まれていることに、さすがに血の気が引くタクミ。

気持ちで押されんなタクミ―!!

 創真も言ってくれてたでしょー?



 美作のやり方に、さすがにこれは如何なものかと仙左衛門に問うお爺ちゃま。
 ですが、仙左衛門は「食戟では出した料理が全て」と言い、取り合いません。
 寛大と取るべきか。
 実績主義と取るべきか。
 判断が分かれる所です・・・。



 読みがほとんど当たり、タクミが自分の思うとおりの人物だったことを喜ぶ美作。

 ・・・うん。

佐伯先生は確実に、「自分がどこまで気持ち悪い顔を描けるか」に挑戦してると思う。
 

 

 そんな美作の異名は「KING of ストーカー」
 デビル美作が抱いているのがタクミ人形で良かった。

これがもし創真人形だったら、次元の壁をぶっ壊してぶん取っていたでしょうから。(←←←)

 


 いったいどこまで続く「いいのかな~シリーズ」その④。
 今度は楳図か●お先生版ですか。
 ホラー絵で言ったらこの方の右に出るものはいないと思います。それぐらいのインパクト。



 追い詰められるタクミ。
 このままではただ敗北へと向かうだけ―――

 絶望しかけるタクミに届いたのは、イサミの心の声。
 ここで届いた声が創真だったなら友情万歳と騒いでいたんだけど・・・、まあ、兄弟愛も素敵ですよね、うん。

 笑むタクミ。

 そして決意します。

 この勝負で、これまでの自分を、これまでのレシピを

 超えてみせると。
 

 


 

 

 これは燃える!燃えるよ!!
 はっきり言って、創真が直接関わらない勝負でこんなに燃えたのは初めてです!!
 やるなあタクミ!!

 今回の展開は、私が創真に、そしてこの作品に惚れた回でもある「朝食ビュッフェ編」に通じるものがありました。

 絶望的窮地に陥るものの、これまでの経験を思い返し、自分の全力を尽くして乗り切ろうとする流れがもう、ね。
 これはタクミ勝ちます!!!
 もはや断言しますよ、ええ。
 
 あの時は並外れた「現場での対応力」で、提供形式を変えることにより窮地を乗り切った創真。
 そんな秀でた「現場での対応力」はタクミも同じ。
 ここはぜひとも「現場を知る者」としての底力を見せ付けてやって欲しいところです!!

 

 やはり「相手の模倣」を調理スタイルとしていた美作。
 “微に入り細を穿つ”
 その信条と、几帳面で真面目な性格を活かした情報収集力や分析力、観察眼は本当に大したものです。
 さすがは十傑の一人である叡山が送りこんだだけのことはありますね。
 それだけに勿体無い。勿体無さ過ぎる・・・!!
 なにが勿体無いって、料理に対するその姿勢が。
 あんなに繊細で丁寧な仕事が出来るのに、料理人としての誇りは持っていないんだなんて此れ如何に???
 “宝の持ち腐れ”
 美作を見ていると、ほんとこの言葉が当て嵌まると思います。

 相手にただ勝ちさえすればいい。
 そんな美作の料理は慎重・堅実。
 それは言い換えれば「保守的」。
 創真のような、新しい食材や調理法を固定概念無く積極的に取り入れるやり方を「攻めの料理」とするならば、ただ手堅い工夫だけに留める美作のやり方は完全に「守りの料理」。
 “攻撃は最大の防御なり”
 美作のやり方では創真はおろか、創真のライバルであるタクミにも到底勝てませんよ。



 さあ、当のタクミは今回窮地に陥ったものの、それが逆に成長のスイッチとなりました。

 材料が制限され、時間もあまり余裕が無いことを考えると、なかなか状況的には厳しいものがありますが・・・。
 でも、限られた状況下でも、自分らしさを最大限に発揮する料理を思いつくのはタクミの得意とするところですからね!!

 今回タクミがあらかじめ考えていたレシピを見て「あれ?」と思ったことが一つ。
 何故かタクミの料理の持ち味である「日本食との融合」が見受けられないような・・・?
 まだ明かされいないだけで、既存のレシピの中にちゃんとその工夫が入っているのでしょうか。それとも、これからタクミが新たに考える品に用いられるのでしょうか。
 ただ、それだけだとこれまでの自分の料理を“超える”ことにはならないんですけども。

 手の内がほとんど掴まれている中、タクミは果たしてどんな打開策を打ち出してくるのでしょう?
 セミフレッドではなく全く違うレシピを新たに考え直すのでしょうか。
 それとも、敢えてセミフレッドのままでいき、“一歩”上の美作の品を更に上回る品を作り上げるのでしょうか。
 個人的には後者を期待。
 「安全策」で勝利しようとするような遊び感覚では、「現場」で戦ってきた誇りある者には勝てないという事を知らしめてやって欲しいですね!! 


 さて、タクミがこれまでの自分を超えるためのポイントはというと・・・

  • 日本食だけではなく、他国の料理のエッセンスも取り入れるか。(個人的に「イタリアン+日本食」という特色はタクミの料理に対する理念であり持ち味でもあるので、ここは変えて欲しくないのですが・・・)
  • 「食卓の最後にふさわしいデザート」という今回のお題のテーマ性にどれだけ応えられるか。
  • 「現場を知る者」だからこその発想・工夫をどこまで活かせるか。

 といったところでしょうか。
 あとはやはり、イサミは能無しなんかではなく、立派な料理人でありタクミの相棒でもあることを、彼との思い出等を通して料理に活かしてもらいたいですね。
 案外、セミフレッドが「冷たい」お菓子ということを利用して、更に大胆な発想として「冷たくも熱い」お菓子にするという手もあるかも。
 創真VSアリス戦でも取り上げられていた、「温かさ」と「冷たさ」という両者のキャラに基づく料理の違い。
 それを踏まえ、今度はタクミが自分のキャラである「冷たいようで熱い」品を出してくるというのもとても面白いと思います! 

  

 これまでの自分を、自分の料理を超える―――

 タクミも創真に続き、「次のステージ」へと入ることになりました。

 当時は不満爆発な感想を述べてしまいましたが(苦笑)、最近ようやく分かりました。

 創真は葉山に負けたことで気付いたんですよね。

 これまでの自分のやり方では、この先「さらなる高み」には上がっていけないと。

 「さらなる高み」に上るための試練、それが今回はタクミに訪れたのでしょう。

 

 「食戟」というこの場で、今改めて「タクミ・アルディーニ」という料理人の魅力が見直される機会が来ているものと思われます。
 料理人としての“誇り”。
 現場を知る者としての“自信”。
 幼い頃から積み上げてきた“経験”。
 大切な者への“想い”。

 それら自分の全てをつぎ込んで


やったれ、タクミ。

  


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『食戟のソーマ』単行本8巻購入!!・・・したは良いんですが・・・。

2014-07-06 21:30:00 | 食戟のソーマ

 無駄に長い上に不定期更新なこのブログに訪問してくださり、いつもありがとうございます!!
 毎日ブログのアクセスランキングや人気記事をチェックし、訪問者の方々がどのような記事に興味を抱いてくださるのかチェックしているのですが・・・。

 ここ最近の人気記事で、疑問がひとつ。

 何故か『食戟のソーマ』第66話感想の人気が高い。不思議なほどに。

 なんで?
 なんで??
 なんで???
 もう結構前の感想なのに。最新感想よりも閲覧数が多いとは。

 私そんな変な事を述べてしまったかしら???(←基本ネガティブ思考)

 こういう時、コメント欄を開いて皆様の意見を聞いてみたいと思うのですが、週一の更新だけで結構いっぱいいっぱいな自分が、折角コメントしてくださった方々に返事を返せるかというと・・・。
 全然自信が無い。
 そのため、これまでコメント欄を設けてこなかったのでした。
 何かの折に、期間限定でコメント欄を開けようかとは思っているのですが・・・。



 さて、4日に発売された『食戟のソーマ』単行本8巻。
 私は昨日購入。

 ええそうですよ!!私の地域は一般発売日の次の日にならないと書店に出ないのさ!!!(涙)

 とまあそれは置いておくとして、今回の単行本は「TSUT●YA」で購入したところ、集英社のナツコミフェア?として、「コルクコースター&『ONE PIECE』コルクピースセット」が付いてきたのでした。
 私としては、そんなフェアをやっていたとは全然知らなかったのですが。
 どうやらこのコルクコースター、『NARUTO―ナルト―』や『黒子のバスケ』、『暗殺教室』等、全10種類の漫画作品のイラストが一枚に一作品、ランダムに印刷されている模様。(『食戟のソーマ』は無いんかい!とひとりごちたのは言わずもがな・・・)
 でも、貰えるものは普通に有難い。
 で、『暗殺教室』だったらいいな~♪と封を開けたところ・・・。

 

 

 

 


 

 

 

 

 ・・・どうしましょコレ。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『食戟のソーマ』第76話感想

2014-07-04 20:25:00 | 食戟のソーマ

 やはり『暗殺教室』はアニメ化決定となりましたか。
 松井先生おめでとうございます!!(^^)
 『魔人探偵脳噛ネウロ』連載の頃から一読者として応援していたので、今回の報は当然とは思いつつもやはり嬉しかったですね。
 それにしても、アニメ化と同時に実写映画化って・・・(汗)。
 いえ、確かに前評判は既に充分ありますけども・・・う~~~ん。(基本栗うさぎはアニメの実写化に否定的)

 今回の『暗殺教室』、そして『ワールドトリガー』と、ほぼ同期の作品がアニメ化決定となり、『ソーマ』はちょっと置いてかれてしまったような・・・。
 かといって私としては『ソーマ』のアニメ化は特に望んではいないのですがね。
 下手にメディアミックス化されるのだったら、このままの方がよっぽど良いです。(附田&佐伯先生がこれ以上多忙になってしまわれるのも心配で堪りませんし)

 ちなみに今週の『ニセコイ』。
 楽の着物姿に春が悶えておりましたが、ここの春の心の声、まんまポスターセンターカラーの創真に対する私の叫びでした。

 そんなカラーイラストの感想も含めて、今週も元気にいってみましょう!!





 週刊少年ジャンプ2014年31号掲載。
 掲載順第7位
 第76話 【決闘の作法】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、今回はポスターを兼ねてのセンターカラー。
 果たしてどんなのかな~?創真メインかな~?それとも女の子メインかな~?と期待を抱きながら、ページを捲っていきました。

 パラ・・・パラ・・・。 (前半の白黒ページ通過)
 まだかな~。

 パラ・・・パラ・・・。(中盤の情報カラーページに到達)
 お。そろそろ?(ワクワク♪)

 パラ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天国を観光すること小一時間。



気付いたら、辺りが血溜まりでした。(なにそのホラー)








創真さん格好良すぎぃーーー !!!!!!!!!!

o(><o) (o><)oo(><o) (o><)o




 


 なんですか侍姿って!!

 卑怯ですよ不意打ちですよ反則ですよ!!!
 しかも超似合ってるじゃないですか格好良いじゃないですか!!!
 もう創真は充分過ぎるほど男前だというのに・・・
 佐伯先生の神神神神!!!
        ↑
 (参考:今週の『ニセコイ』春の心の叫び)

 いやマジでハート打ち抜かれました。
 これは全国の女性ファンが悶えるレベルです。

 このポスターの折り方、絶対「計算」してますよね?
 前から順に倣ってページを捲っていた私は見事にその策略にド嵌りしてしまいましたよコンチクショウ。

 月明かりの元に佇むイケメンカルテット[創真・タクミ・葉山・黒木場]。その後ろにおまけが一人。(←)
 現時点で生き残っている本戦メンバー達ですね。
 皆さん格好良いのですが、やはり私としては創真に目が釘付けvvv
 センターな上に、静かな微笑・・・。
 “強者”の箔が一番伝わってきます。
 それにしても、創真の赤髪って、凄く闇夜に映えるな~~~。
 普段中々見れない凛々しい表情と相まって、尚更目を惹かれてしまいます。

 それと、やはりこのイラストでも、第70話のセンターカラーの時と同じく感じました。
 創真の、他のメンバーとの微細な違いを。
 あの時は創真だけ表情を極端にして相違性を出していましたが、今回は服装にも違いが。
 本編でもイラストでも、これまで常にラフな服装だったというのに、今回はメンバーの中で一番きちんと着こなしている創真。
 そして髪型も、他のメンバーは髷風に結っているものの、唯一結っていないという違いが。(まあ、そこは単純に髪の長さでしょうけども) 
 イケメンカルテット中一番シンプルな衣服でありながら、その着こなしと表情によって放たれる確かな存在感。
 流石は主人公といったところですv
 ・・・ちなみに、これで創真が付け毛でもして長髪になっていたら、某流浪人にちょいとカブるな☆と思ったのはここだけの話。(赤髪&切り傷が)


 というわけで、家宝がまた一つ増えましたv
 (あ。裏面[白]の方の感想は、男性読者にお任せします/苦笑)






 そんなセンターカラーが大変な事になっていた一方、本編も大変な事に。

 悪者顔過ぎでしょ美作(滝汗)。
 もはや連載開始以来最大級の醜悪キャラと化してます。
 そんでもって舌長いな!
(爆)



 放送室に届く、突如の通達。
 川島麗に先輩なんていたのね。(佐々木由愛という同期?の子はいたけど)
 落ち着いた口調から、アナウンスは川島ではないなとは思っていましたが。
 一昔前の少女マンガに出てきそうな(笑)、おっとりお姉さま系な先輩。
 この人も単行本のおまけページでプロフィール紹介が設けられたりするのでしょうか?

 そして、通達事項がアナウンスされます。
 その内容とは・・・

 「次の第四試合――― 「食戟」が行われるとの事です!」

ええええええええええーーーーーーーーーー!?!?

 

 秋の選抜の真っ最中に食戟だってー!?
 (あ、ここの驚き顔の創真なんか可愛い)

 行事的試合中に個人的勝負の重ね掛けなんて、そんなの出来るの~!?
 私も観衆達もそう驚いたものの、仙左衛門によれば可能とのこと。
 双方の合意があるならば、時も場も問わない―――それが食戟。



 極星寮の仲間達と合流する創真と恵。
 つい先程まで一緒にいたタクミと美作が急に食戟を行うことになったことに、二人も事情が把握出来ないでいました。(あ、ここでは恵も、イサミがいるからタクミを苗字でなく名前で呼んでるね)
 そんな中、タクミに食戟を仕掛けたのは最初から美作の意図だったのでは、と言う伊武崎。

 
 叡山にとっても美作は、勝つことにしか興味の無い、料理人としては完全に屑とさえ思われている人物でした。

 狙いをつけた生徒を徹底的に調べ上げ、どんな手を使っても勝負の場に引きずり出す、それが美作のやり方。
 そうして食戟を繰り返し、これまでに99回の勝利を重ねてきたとのこと。

 
それにしても、隣り合って話を聞いている創真と恵がどうしようもなくお似合いに見えて困る。
 ほんとこの二人、並んでいる姿が自然だよね。様になってるよね。

 ちなみに美作の事について伊武崎が詳しかったのは、予選で負けたのが悔しかったため正体を探っていたからでした。
 きっと伊武崎も怒らせると怖いタイプに違いない(苦笑)。

 美作が食戟の「対価」として求めてくるのは“道具”。
 自分は道具への敬意など欠片も持っていないというのに、料理人にとって最も大事なものである道具を奪う事で、相手の誇りを踏みにじってきた美作。
 しかも、対戦相手が亡くなった母親から譲り受けた形見の包丁まで高笑いしながら奪い取ったという、料理人としてだけではなく人としても最低な行為まで。


 
あ。

これは触れましたね。

創真の“琴線”に。
 
 


 大抵は揚げ物コンビのように、怒りが表情に出るものでしょう。
 ですが、創真は全く表情は動かず。
 それでありながら本気の怒りが伝わってくるあたり、いかに見せ方がハイレベルかというのを感じます。



 そうして選手入場へ。
 案の定、今回も「白と黒」。
 っていうか「美少年と野獣」(爆)。 
 
 そんなタクミに、どこぞのマダムが「囲いたい・・・」
 ズッテーーーンッ(←栗うさぎがずっこけた音)
 奥さん!!この作品は「少年漫画」です!!!

 食戟をリアル観戦出来ることに盛り上がる観衆達。
 そんな他人事な観衆達に、極星寮の仲間達は怒りを。
 ごもっとも!!
 そんな親身になって怒ってくれる極星陣は本当に良い人達ばかりです。
 いまやタクミは、立派な極星陣の仲間なんですね・・・。(^^)
 そんな彼らの懸け橋になってくれた創真と一色先輩には本当に感謝。



 美作が自身の勝利の際に要求してきたものは、やはりメッザルーナ!
 対してタクミが要求してきたのは、美作が汚したメッザルーナとイサミへの謝罪。
 「正しき作法」でもって、タクミは美作に決闘を叩きつけます。

 愚直な挑発をただ受けるのではなく、自分から作法に沿った決闘を挑む。
 自身の誇りと大切な者のために。


 これがタクミ・アルディーニという料理人です。

 

 タクミ格好良いね。
 思えば一対一という形でのタクミの勝負を見るのはこれが初めて。
 これはぜひともタクミに勝ってもらいたいところ!!



 いよいよ始まる、本戦一回戦第四試合兼食戟!!
 そのお題は「デザート」!!
 テーマは「食卓の最後にふさわしいデザート」とのこと。

 そうして、いざ開戦。
 
食材を取り出すタクミ。
 ところが、美作が取り出した食材も、タクミと同じで―――!?

 

 


 

  

 やはり作品タイトルにあるだけのことはあります。
 「食戟」。
 この言葉が出ただけで、これまで全体的に見てややマンネリ気味だった流れが一気に引き締まることに。

 それにしたって、選抜の真っ最中に食戟が、しかも公に行われることになろうとは。
 食戟には双方の合意だけでなく、「正式な勝負を証明する認定員」、「奇数名の判定者」が必要なはず。
 確かに「奇数名の判定者」という条件は満たしているけれど、他の条件が・・・それに対価はどうするの?などと云々思っていたら、あれよあれよと条件が揃ってしまいました☆
 何を置いても最優先にされるという優遇ぶり。本当に「食戟」は特別にして絶対的なものなのですね。

 これまで通り、「秋の選抜」内の試合だったらまず間違いなく、タクミは美作の実力を知らしめるための犠牲になってしまうであろうと思われていたことでしょう。
 実際私を含め、ほとんどの読者は「美作(=叡山の刺客)と当たった人物は敗退」と予想していたと思います。
 ですが、「食戟」というこの作品において特別な意味を持つ対決形式へとなったことで、俄然勝負の行方が分からなくなりました。
 これはもう・・・非常に見事としか言えません。
 話の運び方上手過ぎですよ附田先生。
 どんだけ読者を翻弄させれば気が済むんですか。(とか言っときながら笑顔)



 さて、「デザート」となった第一回戦最後のお題。
 これまでずっと「料理」のみが作られてきましたが、遂に「スウィーツ」の出番が来てくれて嬉しいです!
 デザート(スウィーツ)と言えば、本場はヨーロッパ。
 イタリア出身のタクミにとってかなり有利なお題と言えます。
 だけど・・・。
 このお題は美作にとってもきっと有利なお題でしょう。
 創真も思っていましたが、その性格からして非常に繊細な料理を作ってくるであろう美作。
 「デザート」という最も見た目の美しさが要求されるお題なだけに、美作もその名の通りの美しい品を作ってくるに違いありません。

 図体に似合わない繊細な腕前で、一体何を得意ジャンルにしているのかと思っていたら・・・
 なんと、どうやら美作は相手の料理を模倣するというスタイルの持ち主な模様。
 超詳細に相手の事を調べ上げた上で、相手と同じ料理を出してくるようです。
 これだけなら単なる真似ですが、99回も勝利を重ねているということは、やはり仕事の細やかさや美しさ、気配り等で相手の料理の更に上を行く品を出してきていることが推測されます。

 そんな美作に真似されることになってしまったタクミは一体何を作るのか。
 イタリアのデザートと言えば、代表的なのはティラミスやパンナコッタ。
 でも、どちらもレモンは使わないし・・・。
 試しに[イタリア デザート レモン]で検索してみたところ・・・ヒット☆
 どうやらイタリアには、『トルタ・アル・リモーネ』というレモンのタルトがあるようです。
 果たしてタクミが作ってくるのはそれなのか。それとも意表を突く別の物を作ってくるのか。楽しみです。



 「カレー料理」、「お弁当」、「ラーメン」、「ハンバーガー」と続いた選抜のお題。
 今回の「デザート」で確信しました。
 これはもう間違いなく、「日本独自の進化・発展を遂げた料理」が共通テーマとして選ばれています!!
 もしくは、「世界で高く評価されている日本の料理分野」ですね!!
 その理由は第73話感想で述べましたが、今回の「デザート」もまた然り。
 前述した通り、デザートの本場はヨーロッパですが、いまや日本のデザート(スウィーツ)も世界でかなり注目を集めているんですよね。
 品質の良さに加え、飴細工などの製菓技術においては世界でもトップレベル。
 スウィーツの世界大会でも各強豪国と対等に渡り合い、常に上位の成績を収めているほど。
 和菓子だけに留まらず、西洋菓子であるデザート(スウィーツ)も、日本が世界に誇れる食文化なのです。



 今回の展開に、ネットでは「タクミが負けた場合、創真が敵討ちとして美作と勝負し、メッザルーナを取り返すだろう」という予想が見受けられますが・・・。
 私はそうはならないと思います。絶対に。
 
万が一タクミが負けたとして。
 仮にその後創真が美作と対決したとしても。
 創真は美作にそんな要求はしてこないでしょう。
 もし要求したとしても、「もう一度タクミと食戟しろ」というようなことを言ってくると思いますよ。
 だって。

傷ついた誇りは、自分自身でしか取り戻せないのですから。 

 

 創真と同等のプライドの高さを、そして共通する誇りを持つタクミ。
 だからこそ、創真は安直な手助けはしないと思います。

 自身と、大切な者の誇りを懸けた勝負。
 私から言わせれば、退学を懸けるよりも重大な勝負ですね。
 “熱さ”だけで見るならば、予選での創真VS葉山に匹敵する程です。
 まさか第一回戦の最終試合でこんな熱い展開になるとは誰も予想していなかったことでしょう。
 それもやはり、タクミが熱く真っ直ぐな人物だからこそ。
 流石は創真が初めて認めたライバルですね!!(>)

 さて、色々気になる次回の両者の調理。
 模倣するといっても、果たして美作はどれほどのレベルを見せてくるのか・・・。
 単なる猿真似+ちょい足しなら全く警戒する必要はありませんが、“模倣”も極めれば立派な武器ですからね。
 実際、日本はその「高品質な模倣」によってここまでの発展を遂げてきましたから。
 ですが、いくら材料や調理法を真似しても、絶対に真似出来ないものがあります。
 それは発想。
 前回で、葉山の武器はスパイスだけではなく、むしろ彼の力の真骨頂は天性の嗅覚であることが示されていましたが、それはタクミも。
 イタリアンと日本食の融合という特色を持ちつつも、タクミの力の真骨頂は創真と同じ、「先入観に囚われない自由で柔軟な発想」なのですから!!
 そしてこの“発想”もまた、日本の食文化がここまでの発展を遂げた要因の一つなのですよね。

 単なる「遊び」で勝負している美作。
 「誇り」という絶対に譲れないものを賭けて勝負に挑むタクミ。
 両者の格の差は歴然です。 

 「絶対に負けない」という創真との約束もあることですし、ここは本気でタクミの勝利を願いたいと思います!!





 前回&今回で格は大暴落してしまったものの、私としてはまだ美作に嫌悪は抱いていません。
 現時点での私の彼への印象は、ひたすら「勿体無い」という感じですね。
 美作は、料理人としての誇りにさえ目覚めれば、物凄く良い料理人になれると思いますよ?
 個人的には「改心しての更なる成長」を彼に期待しています。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年 東京ディズニーリゾートクリスマス旅行記(3)

2014-07-02 11:15:00 | 旅行

 ず~~~っと迷っていたのでした。

 もはやこの際、忘れたことにして放っておくか。
 それとも、鈍亀炸裂でも最後まで書き切るか。

 迷った挙句、やはり放置のままは気分が悪い!!ということで・・・。

 去年の冬のディズニー旅行記、続きを書くことにしました。
 ちなみに、最後のレポはいつだったかと言うと・・・。
 3月。

 
 
 ほんと非常識な遅さをお詫びいたします。





 さて、気を取り直して、久し振りのレポートをば。


 ディズニーランドを満喫した後、向かったのはここ。

 


 はい、ディズニーシー ホテルミラコスタでーす♪ 

 ミラコスタに宿泊するのは、ディズニーシー10周年記念の時以来だから、この度で二回目。
 今回もお世話になりまーす!

   正面入り口の右側にあるフォトスポット。

   う~~~ん、漂う高級感・・・(汗)。


 いざ、中へ。

   この船のモニュメントを見るのも久し振り。

   この天井もね☆

   上から撮った図。

   エレベーターホールに飾ってあった絵皿の横には・・・

   ミッキーの形のポプリ。


 そして向かうは、「サローネ・デッラミーコ」。

 

 
 
   ここにもツリーが飾ってありました。


 ここでチェックイン。
 順番がくるまで、セルフサービスで各ジュースやら、コインチョコ、マシュマロ、ビスケットなどをつまんで待ちました。

 

   窓から仲良く外を眺めるミッキー達。
 
 

 ・・・ディズニーホテルに詳しい方なら、この時点で私がどういう部屋を予約したか大まかな見当がついたかと思います。
 今回私が泊まる部屋は・・・ 


               

ポルト・パラディーゾサイドの「ハーバールーム(ピァッツアビュー)です。 



はい。
バッカでーーーす。(/(^0^)\)




でも仕方ないじゃありませんか!!!
この部屋以外はもう「スイート」しか空いていないなんて言われちゃあ!!!(泣)


 2013年最大の自分への出資ですよもう。



 今回お世話になる部屋はここ。

 


 ちなみに外からの位置は、下の写真の上から2番目でした。

   窓から外の景色を見た時、左側の建物がちょっと邪魔に感じちゃったり。



 そんな窓から見た景色はというと、こんな感じ。
 (※1日目と2日目の時間帯&天気の都合上、少々明るさが違ってしまってます)

                       左側                               正面(多分ここがテラスルームかと)
                


                      右側                                       さらに右側                        
                 

  
                        真下
         
  

 メディテレーニアンハーバーは半分ほどしか見えませんが、その分ミッキー広場は眼下にあり、そこでのショーの様子はよく見えました。


                 


 アメニティと、「スペチアーレ・ルーム&スイート」の特典である基礎化粧品セットとバスビーズ。
 去年のディズニーランドホテルでは「森林の香り」でしたが、ここでは「ブルガリアローズの香り」でした。
 
           


 部屋のテーブルと洗面所にはお花が。
 これも「スペチアーレ・ルーム&スイート」ならではのサービスですね。
 下のお花(↓)はお持ち帰り出来るとのことで、有難く持って帰りました。
                    


 ベッドはダブル。

               人生初の大きさを、存分に堪能(爆)。

 しばらく休憩した後、再びシーへ繰り出すことに。
 そして予想だにしていなかった事に出くわすことになるのでした。
 この続きはまた・・・。
 (まだまだ続きます。ほんと御免なさい。)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする