あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第116話感想

2015-05-07 12:20:00 | 食戟のソーマ

 あー「十傑総選挙」の投票期間が終わってしまいましたねー。
 発表は6月8日とのことで。
 その際は、ジャンプ本誌の方でも佐伯先生の描き下ろしイラストと共に発表されるそうです。
 中間結果には色々と悶々しましたが・・・。
 ま、今回の投票は「誰が十傑に相応しいか」であって、必ずしも「誰が人気があるか」ではありませんものね!!(負け惜しみ入ってます)
 果たしてあれからどう順位が変化したのか。
 まずは来月の結果発表を待ちましょう。
 創真の一位獲得を願って・・・!!(><)





 週刊少年ジャンプ2015年22・23合併号掲載
 掲載順第10位
 第116話 【成長という果実】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、前回気持ち良く四宮の店でのスタジエール研修を終えた創真。

 ですがこの研修は一週間毎に計4ヶ所の現場に赴くという、約一ケ月に渡るものでした。
 へ~思っていたより随分と長い研修だったんですね☆

 「地獄の合宿」と同様に多くの生徒がふるい落とされる「スタジエール研修」。
 ちなみに研修の開始直前での一年生の人数は504名
 「地獄の合宿」の終了時点で生き残っていたのは628名・・・。
 うわあ、既に124名も退学しちゃってるのか・・・(汗)。
 やっぱりこの遠月学園は、行事内だけでなく普段の学校生活においても容赦無く切り捨てていくのですね・・・。


 そんな研修も中盤を迎えることに。
 創真のライバルや仲間達はというと―――


 <黒木場の場合>
  研修先の不良息子を更生&不良の溜まり場だった店も改革。
  これは凄く良い形で黒木場の“味わい”を上げてましたね。
  「秋の選抜」第一回戦でも描かれていましたが、荒くれ者をも従える黒木場の「番長」的イメージをプラス効果に持ってきていました。
  粗暴で攻撃的な言動ながら、意外にも食事マナーには真面目だった黒木場。
  かつて店の独裁者として君臨していた黒木場ですが客達が全然反抗していなかったのは、彼の料理の美味しさもあったでしょうが、彼の命令が礼儀や作法の遵守などスジの通ったものだったからかもしれませんね。


 <青木&佐藤の場合>
  研修先でも一緒だったのはもはやお約束(笑)。
  「秋の選抜」に選ばれなかったこともあって極星陣の中では実力が低めに思えがちな彼らですが、それでも腕は確かでした。
  心配せずとも無事にクリア出来そうですね。

  それと、ここの二人の作り笑顔を見てふと感じたのですが・・・。
  ・・・ひょっとして附田(佐伯)先生って、藤田和日郎先生に影響受けてます?(以前北海道に取材に行った際にも、ツイッターでちらりと述べておられたような・・・)
  いえ、少年漫画家なら誰しも藤田御大には敬意を持たれるでしょうけども。(実際栗うさぎも、藤田先生は稀代の天才と思っています。真似しようとしても決して出来ない、唯一無二のものを描くことが出来る“本物”の漫画家だと。)
  全く目が笑っていないあからさまな二人の作り笑顔は、『か●くりサーカス』で主人公が無理矢理作っていた笑顔を思い出させました。

  お互いに得意分野が「揚げ物」という事もあって、しょっちゅう小競り合いを繰り広げながらもいつも一緒に組んでいる、仲良しな青木と佐藤。
  でも・・・。
  今の関係が大きく変化する時がいずれ訪れるかもしれない。
  アニメ第4話を見て以降、そんな予感を抱いています。


 <イサミの場合>

  おかえりなさい冬イサミ。
  
  新戸と同様に、相手の“後ろ”を追うことに甘んじていたイサミ。
  ですが彼も、「秋の選抜」でタクミの敗北を目の当たりにしたことでこれまでの自分を変えようとしていました。
  タクミが挫折した時に何も出来なかった自分。
  そんな自分から、これからはタクミを支えていけるような自分へと。
  
タクミの成長もさることながら、イサミの成長の指標も立ちましたね。
  案外このコンビが理想的なパートナー関係に最も早く辿り着けるかも。



 <伊武崎の場合>
  なにやら研修先の店は相当な苦境に立たされている模様。
  店長さんも人は良さげなのですが、店を続けることを諦めてしまっているようです。
  店が潰れようとも、伊武崎は合格できるよう掛け合うから、と店長さんは配慮してくれますが・・・大事なのはそういう事ではありません。
  伊武崎の脳裏に浮かぶ人々。
  絶望的状況でも決して諦めず、真っ直ぐに挑む創真。
  例え己の実力が足りなかろうが、懸命に今の自分の全力を尽くそうとする恵。
  そして・・・一色先輩。
  諦めて堪るかと、もがこうとする伊武崎。
  それは、これまで色々な理由を付けて誤魔化していた、己の熱い内面。
  
初めて「眼」を公開することによって、“本当の伊武崎”がようやく表に出されたことが表現されていますね。相も変わらず見事な描写法です。
  伊武崎も「秋の選抜」を経て、ついに大きな一歩を踏み出しました。
  創真や恵と同様に、「頑張れ!!」と応援したくなるキャラになってきていると思います。(^^)
  そして、やっぱり似てる。伊武崎と一色先輩は。


 <恵の場合>
     
 
  
  派遣された先は、どうやら料亭のような店。
  そこで、厨房内だけでなく仲居の仕事も兼任したいと願い出ています。
  既に充分過ぎる程店の為に頑張ってくれているものの、それでも尚店に貢献しようとする恵。
  厨房以外の場所でも戦力に。
  尊敬させられる献身振りですね。それだけでなく、かつては見られなかった積極性もしかと感じられます。
  恵もまた立派に成長しているなあ~。

  ちなみに女将さんが恵の体が持たないのではと心配していましたが、その点は大丈夫だと思います。
  恵はさり気に体力のある子なので。
  なぜなら。
  卓球(スポーツ)の熟練者ですから。
  スポーツ経験者ということで基礎体力が高いであろう恵は、ちょっとやそっとでは体を壊さないと思います。
  まさかこんな形であの設定が活かされてくるとは思わなんだ☆(初めて知った時は単なるギャグと思ってたのに)(←)

  それに恵なら仲居の仕事も両立出来る筈。
  恵の実家は旅館ですもの。
  幼い頃から実家の手伝いをしていた恵なら、仲居仕事もこなせるに違いありません。
  黒木場に引き続き、恵もこれまで敷かれてきた設定が見事に働いていますね。


 <郁魅の場合>
  ここだけ別漫画(笑)。
  
  なにやら謎の老人(いや料理人でしょうけども)から「火入れの奥義」とやらを授けられることになった様子。
  これもまた中々興味深い展開ですよ!
  当初から、肉の調理を通して繊細な温度の把握に長けていた郁魅。
  今回の件。それと
小説版第2弾で明かされた設定も加われば、郁魅はこれから肉の達人[ミートマスター]だけでなく加熱を自在に操る[ヒートマスター]へと成長するかも!?
  これまた巧い具合に既存の設定を広げてきましたね~!
  郁魅の活躍もこれからまだまだ広がりそうで俄然楽しみになってきました!!

  それと、ライダースジャケットの郁魅はやっぱり格好良い!!(><)
  『別腹!』で披露した姿が再びお目見え!!これは嬉しい!!
  冬の期間だけでしょうが、これは嬉しい衣替えでした!



 結論を言わせてもらうと・・・

 皆さん随分と適材適所だったご様子です(笑)。



 それぞれが現場で修業を積む一方、あるいは慢心し、あるいは力及ばず、容赦無く篩い落とされていく学生達。

 一ケ月の研修期間。
 それは、料理人が化けるのに充分な時間。





 そうして迎えた、スタジエール研修全行程終了日―――。

 極星寮に一番乗りで戻ったのは創真。

 ・・・前から思ってたんだけど、ふみ緒さんさあ・・・。
 寮母なら、寮生達が帰ってきたなら「おかえり」ぐらい言ってあげてよ~・・・。(プチ不満)





 ・・・。





 四宮の店での研修中は店に寝泊まりしていた創真でしたが、それ以降も寮には戻っていなかった様子。
 その間に、創真の郵便受けには大量の手紙が。
 それは全て、食戟の申し込み。





 ・・・・・。





 「秋の選抜」決勝まで勝ち進んだ創真は、多くの上級生から勝負のターゲットになっていたのでした。
 一年生の中だけで競い合う時期は終わりを告げ、闘いの舞台は二年生達上級生と同じフィールドに。





 ・・・・・・・・・・ん?





 そこに訪れる、新キャラ。
 名は『甲山鉄二』。





 ・・・・・・・・・・んー?





 彼もまた、創真に食戟の申し込みに来た猛者でした。





 ・・・・・・・・・・んん~~?





 食戟の受諾は創真の自由だったものの、受ける創真。





 ・・・・・・・・・・んんん~~~???





 その瞳に宿る熱気は、まるで別じn・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!?(  ∀ ) ゜ ゜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 四宮師匠なんてメじゃありません。





 6ページもタメた末のお披露目です。





 いやはやもう・・・驚愕としか言いようが・・・。
 創真の外見に衝撃を受けたのは勿論ですが、それ以上に意表を突かされたのは、そのタイミング。
 まさか進級する前にこの“成長”を持ってきちゃうとはな~。

 むしろ創真のこの容姿は、私としては予感済みでしたね。



 第47話ラストの創真を目にした時から既に。



 あの時はそりゃ~~~も~~~度肝を抜かれました。ええ抜かれましたとも。

 単行本第6巻感想の≪ベストシーン≫としても取り上げましたが、この時の創真の容赦無い美麗さに。 

 悶えまくった後、ようやく冷えた頭で何故ここの創真がとりわけ格好良かったのか考えてみたんですよ。
 そして行き着いた答えが

 

 

ここの創真、若干髪が長く見えるから。

 

 

 これは本当に、錯覚レベルの些細なものなのですがね。

 でも、個人的にそう見えたことで、こう思うようになったんです。

 

 

創真は、あと2~3cm髪が伸びるだけで
尋常じゃなく大人っぽくなるだろうと。

 

 

 

 それが見事に的中☆☆☆

 私の妄想力も捨てたもんじゃないな。(←)



 正直、困惑が全く無かったと言えば嘘になります。
 あまりの突然の「変化」に。

 でも・・・。
 何度も何度も見返すうちに、自然に、「ああ、創真だ」と思えるようになりました。
 楽しみです。
 この創真のヘラ顔や、「?」なキョトン顔を見るのが。(^^)



 そして、元々イケメンな創真が更に大人っぽく格好良くなってしまった以上、否応無しに期待してしまうのが恵や郁魅の反応。
 ときめきであれ戸惑いであれ、彼女らの動揺をぜひとも見てみたいところです♪





 さて、スタジエール研修という「外の現場での経験」を得て、一回り成長を遂げた創真。
 闘いの舞台は再び遠月学園へと戻ったものの、これからは上級生との勝負も範疇に入るという事実上のフィールドアップとなりました。
 これまで展開上の重要な節目にのみ行なわれてきた「食戟」も、いよいよ乱れ打ちとなることに。
 これほど二年生達が食戟を通して力を付けようとするのは、もうすぐ訪れる進級と同時に空くであろう、次代の十傑の席を狙っていることもあるのでしょうね、きっと。


 申し込まれた食戟は全て受けるつもりの創真。
 さすがは勝負好き(笑)。
 食戟を行うには「対価」も必要ですが、創真は自分からは全く要求しなさそう。
 したとしても、かなりささやかなものになりそう。相手がほとんど困らないぐらいの。
 そこらへんが創真の戦い方の気持ち良さなんですよね。(^^)

 創真がこの様子なら、葉山や黒木場も食戟の要請を沢山受けてそうですが・・・。
 黒木場は創真と同じく片っ端から戦いそう。そして完膚無きに叩き潰しそう(汗)。
 そして葉山は体よく断りながら相手のキャリアや対価によって受諾を選別していきそう。
 より「上」へ行くためのポイント稼ぎとして。





 一気に繰り広げられることになった食戟。

 それはまさに、「食戟の華」の乱れ咲き。

 最初期である第9話にて、一色先輩が思っていたそれです。



 ううむ、やはり最近のこの展開・・・

 

アニメの進行とリンクしている!!



 第114話でシャペル先生が「ブッフ・ブルギニョン」を始めとしたフランス料理について語った際、同時期に放送されたアニメ第3話でもそれらが丁度登場。
 この時描かれた「ポワレ」の過去エピソードは、アニメ第5話で。
 そして今回の「食戟の乱れ咲き」も、同5話ラストにとそれぞれ絶妙に繋がっています。

 合宿編あたりの頃からどんどん伏線張りの手腕を上げていった附田先生ですが、小説版だけでなくアニメともリンクさせてくるとは・・・!!しかもリアルタイムで・・・!!
 凄いな~~~。相当に構成を練り込まなければ、これほどの事はおいそれと出来ないと思います。
 佐伯先生もさることながら、附田先生も更に原作者としてその腕を上げてくるこの姿勢。
 感嘆の極みです。
 果たしてこの作品はどこまでレベルアップしていくのでしょうね? 



 こうなってくると、今後しばらくは成長を遂げた仲間達の帰還&食戟の消化といったところでしょうか?
 ただ、アニメが地獄の合宿編に入る頃は、本編内での四宮達卒業生陣の登場は無いでしょうね。
 それだけ彼らは一足先に充分な活躍を果たしてくれましたから。
 ですが、きっと四宮編に負けずとも劣らない大きな展開に入るものと思われます。

 と・い・う・こ・と・は。

 いよいよタクミが復活してくるかも・・・!!!

 アニメの進行と絶妙にリンクしている最近の展開から考えると、何かしら合宿編での大きな出来事と絡ませてくるはず。
 個人的には終始見所満載だった合宿編ですが、それでも特に大きな影響を創真にもたらした出来事を挙げるとするならば、ひとつは勿論四宮との食戟。
 そしてもうひとつはタクミとの出会い。
 そう断言できます。

 タクミと出会えたからこそ、成長の切っ掛けを得ることが出来た創真。
 大袈裟かもしれませんが、今こうして創真が“外の世界”を堪能出来ているのは他ならぬタクミのお陰です。
 タクミがいてくれたからこそ気付けたこと、知ることが出来たこと。それは創真にとって非常に大きな意味を持っているに違いありません。
 だからこそ、私も願うんです。
 「次の闘いのステージ」が訪れる前に、タクミには創真と同じ場に立ってもらいたいと。

 丁度、食戟の約束を合宿編で交わしたという伏線の回収にもなりますしね。

 早く[イケメンカルテット]が完成して欲しいという願いもあるのですが(爆)。




 今回は創真が「成長」の象徴を務めましたが、他のキャラ達が遂げたであろう「成長」もまた楽しみ♪
 いずれのキャラも、これまでの伏線や背景をしっかりと踏まえたうえで更なる躍進を確信させる描写になっているのが心憎いところですよね。
 それでありながら、仙左衛門に「料理人が化けるのに充分な期間」と言わせることによって、既存のキャラだけでなくこれから新たに登場してくる一年生キャラにもまた期待が持てるという仕掛けに。
 「秋の選抜」には選ばれず裏で潜伏していたものの、この研修を経ることで“化けた”料理人達もこれから創真の前に現れることでしょう。
 この幾重にも持たせられる期待感。
 どうしたんですか附田先生。
 ちょっと異常なくらいの凄さですぞ・・・!!(戦慄)





 今回もまた思い返してみれば、大反響を巻き起こした伝説の第21話から丁度二年というタイミングなんですよね・・・。
 当時劇的に読者のイメージを変えた創真でしたが、ここでまた劇的な“変化”を与えてきましたか。
 あの時も、今も、創真が口にしている言葉は「食戟」。
 まさに作品タイトルそのもの。
 それを思うと、本当に感慨深いものがあります・・・。


 ここからまた始まる、新たなスタート。
 創真の更なる躍進と活躍への期待に、もう目が離せません。 

 

 


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なんだかんだで二周年!!

2015-05-05 23:45:00 | 日記

 危うく忘れるところでした(爆)。

 なんやかんやでこのブログも二周年を迎えることに相成りました!!

 ほとんど『食戟のソーマ』一辺倒なこのブログ。
 週刊マンガの感想ブログとしては非常に遅い更新ペースであるにも関わらず、わざわざ訪問してくださる皆様にはもう感謝するばかりです。いつも本当にありがとうございます。
 今年4月にアニメ放送が始まった事もあって、このブログの訪問者数も一気に増えました。もう目を見張るぐらいに。
 ブログを始めた当初は、一日10人来てくだされば上出来、という気持ちだったんですよね。なにせどこにもリンクを繋がせて貰っていないので(苦笑)。
 それが今や・・・。
 つくづく、私は幸せ者です。
 相も変わらず自分の思うままの事を書き綴っていくだろうとは思いますが、『食戟のソーマ』という作品への敬意と愛を決して失わずに、これからもこのブログを続けていきたいと思っています。
 どんなに更新が遅くなろうが、はたまた内容が薄くなろうが、ここまで来訪者の方が増えてくださった以上、途中放棄だけは絶対にしたくありませんから。

 日常のちょっとした出来事や、お出かけの事、面白く感じた映画の感想等、『ソーマ』以外の事もブログで述べたいとは思うのですが、なかなかそれを許してくれないのが時間と体力、それと私の集中力(爆)。
 上手くいかない事は多々ありますが、これからもこんな私とこのブログを宜しくお願いいたします!!


 そんな『ソーマ』も新展開を迎え、只今感想を鋭意執筆中。
 もし筆が乗れば、明日にはUP出来るかも・・・?
 丁度二周年記念に重なったこともあり、ちょっとした感想&考察も書きたいと画策中。
 とりあえず期待しないでお待ちいただければ幸いです(苦笑)。

 それでは、残り僅かとはなりましたが、良い連休をお過ごしください。



 追伸:そんな今日のちょっとした出来事。
    今日の仕事は早番だったため、朝5時に玄関を出たら、二匹のカモさんに遭遇。(きっと「つがい」
    カモさんも寝ぼけていたのか、動かず、その距離僅か1メートル足らず。
    私も半分寝ぼけていたため、「おはよう」と挨拶をして出勤しました。
    そんな平和な朝でした。


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『食戟のソーマ』アニメ感想(4) ~極星のマリア~

2015-05-02 23:50:00 | アニメ感想

 今週のジャンプ本誌でアニメブルーレイ&DVDについての情報が掲載されてましたね。
 基本的に私はアニメのディスクやグッズに関してはかなりドライな人間です。(つまり買わないってこと/爆)
 でも『ソーマ』は買うつもりです。
 それぐらい、充分満足できる質の良さですから。(^^)
 どうせならとブルーレイを買うつもりですが、値段が・・・ハハハ・・・。
 こりゃあ、値段が少し落ち着くまで様子見かな?

 そんなアニメブルーレイ&DVDの発売は7月29日。
 以降、毎月発売されるそうですが、全8巻とのこと。
 つまり・・・
 各3話収録×8巻=全24話
 となるわけですね☆

 アニメ1話に原作が約2話分収録されていることから考えて、やっぱり今期のアニメは「秋の選抜編」の開始直前までのようです。
 





 さてさて、今回はある意味での名物キャラ:一色先輩が遂に満を持して登場です☆
 主要キャラも出揃っていよいよ本格スタートを迎えたこともありますし、今回から原作をリアルタイムで読んだ時の感想も織り交ぜていきたいと思います。



 原作では最初、極星寮の事について事務の人に聞いていた創真でしたが、丸ごとカットされることに。
 確かに後の展開にもさほど影響はないシーンなのですが、心残りが一つだけ。
 さようなら『長谷川 五十八』さん58歳・・・。



 さっそく極星寮のカオスっぷりが次々と(笑)。
 ここでアニメオリジナルとして丸井や青木&佐藤の様子を入れてきましたが、非常に自然。これは見事。

 そうして現れる[極星の鬼婆]・・・というあだ名はアニメでは無くなり、[極星の聖母(マリア)]こと『大御堂 ふみ緒』さん。

 「入寮腕試し」を受けられないなら野宿、とあっさり言っちゃうふみ緒さんに、創真さんは。
 「四月の夜の冷え込みナメんなよ!」
 ごもっとも!!!(←在住地:東北)


 余りものなら使っても良しという事で、「入寮腕試し」を受けることに。
 おお鉢巻を締める様が格好良い~~~!!
 原作ではあっさりした描写でしたが、アニメならではの“動き”と“演出”が活かされていてちょっと興奮。
 こういうところがアニメの醍醐味ですよね!!

 『あり合わせ鯖バーグ定食』を作り、見事ふみ緒さんを感嘆させた創真。
 そして若き日の回想へ―――

 

 

 

 

 って・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わ゛ーーーーー!!!!!
(大・絶・叫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

創真の“初めて”が婆さんなんて嫌ですよ!!!!!(核爆)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爺さんはもっと嫌だけど!!!!!(核爆ドッカーン)

 

 

 

 

 

 あ~ビビった。
 本気でビビった。





 それにしても、回想に登場の高ちゃんの息遣いが生々しすぎ・・・。(-_- |||) 
 そして恵の「あのアングル」はきわどすぎ・・・。(-_- |||)
 そしてそして
 アヒルさん・・・。(-_- |||) (いや湯気よりはマシ・・・なの、か・・・???)
 しかもアイキャッチまでときたもんだ★



 そんなこんなで、湯上り創真くん。
 実は原作のホカホカ創真くんは、かなりのお気に入りだったりv

 ようやく落ち着き、見慣れない部屋の風景から家を離れたことを実感する創真。
 このシーンの創真には実は結構考えさせられました。初めて読んだ当時も・・・、今も。
 基本強気で不敵で明るい創真ですが、こういう繊細な部分もあるんだな・・・と。
 第1回目と同様に、今回も空気感を情緒深く表現してくれていました。(^^)



 出た。一色先輩!!
 改めて見ても、やはり不審者同然の登場ですよねこれってば(笑)。
 そして歓迎会にご案内☆


 丸井の部屋に集まる面々。
 丸井がそれぞれに、紹介欄をふっ飛ばしてツッコんでくれるというこの芸の細かさ。
 なに今回。
 すんごい面白い。

 原作では長い間名称不詳だった揚げ物コンビも、アニメでは皆と一緒に名前が紹介されてましたね。(^^)
 そしてなんと、原作でもいまだに明かされていなかった部屋番号まで明らかに!!
 ここでグッと、「アニメを見てて良かった」という満足ポイントが上昇。
 しかも・・・
 えええ!?!?
 青木の部屋は二階だったなんて・・・!!
 極星メンバーの部屋の階数(番数)は、それぞれの潜在能力の高さを表していると考えている私としては、この新情報は衝撃でした。

 うわ・・・これは・・・
 青木、これから化けるかもしれない・・・!!

 そして一色先輩は予想通り206号室でした。やったね☆



 並んで座ってる創真と恵。
 こうしてカラーで見ると、創真は赤髪に淡い青系(水色)の服、恵は青みがかった黒髪に淡い赤系(ピンク)の服と、尚の事対照的ですよね。(でもって眼は同じ金眼♪)
 うん、お似合いお似合い。(^^)

 色々と物議を醸し出したであろう「お米のジュース」。
 フクロウさんの眼光がBP●の目を連想させるのは私だけ?(汗)
 「金色のお茶」は出ず。
 さすがにこれは誤魔化しきれないと危惧したのでしょうかね?(苦笑)


 そして丸井による「十傑」の説明に。
 おお!!単行本最新刊(第97話)に掲載されている遠月学園の組織図が早くもここで使用されました!!
 アニメスタッフさん方は、随分と原作をしっかりチェックしてくださっているんだな~。
 本当に嬉しいことです。(^^)


 一色先輩がすんげー活き活きしまくっている(大笑)。
 確かに無駄に爽やかな人ではあるのですが、マジで原作を超えています。
 櫻井さん素晴らし過ぎ。
 そしてシャボン玉演出がイメージでなくリアルだったのがグッジョブすぎる。
 シャボン玉職人を務めてくれた青木君、ありがとう。

 何より嬉しかったのが、
 ※あくまでジュースではしゃいでいます。
 という注釈がちゃんと入ってくれたこと!!
 こういう律儀なナレーター的ツッコミは私が原作において非常に好きな部分なので、これを入れてくれたのは有難い限り。
 本当になんなんだ今回は。神回ですか。


 「お米のジュース」の効果も相まって(苦笑)、大盛り上がりのままEDへ。
 今回はこれまでとちょっと変わって、EDテーマから入る形になってました。
 個人的に好きです。こういう入り方。(^^)

 ・・・あれ?
 絶叫カットが「極星のマリア」じゃなかった★
 むしろこの二人は次回だったと思うんだけど。



 そうしてエピローグへ。
 原作より分かりやすい形に再構成されていましたね。
 それでありながら原作の大きな魅力の一つである“引き”の強さも遺憾無く発揮されていました。
 原作未読の方はかなり次回が気になった事でしょう。







 とにかく今回は文句無し!!!
 作画は勿論、演出・構成・アレンジ・カメラ使いと、全てにおいて魅せられっぱなしでした。
 テンポも凄く良くて、あっという間に終わってしまった感がありましたね。

 それだけでなく、寮生達の部屋番号、他の寮生達の有無など、原作で当時設定が固まっていなかった部分をとても綺麗に整理してくれていました。
 特にピックアップすべきはやはり青木&佐藤の部屋番号の判明ですね。
 この様子だと、小説版と同様にアニメでもこれからの原作の展開における重要な“鍵”が仕込まれる可能性がありそうです。

 そして期待通り、見事なまでの「一色 慧」を表現してくださった櫻井さんには称賛の拍手を送りたい!
 本当にイメージピッタリでした♪
 ふみ緒さんの声は思っていたよりずっと明るめの声でしたが、すぐに慣れることができました。
 その声音と伝声管に怒鳴る様子から、『ラ●ュタ』のドー●を連想したのはきっと私だけでは無い(笑)。

 

 本当に今回の内容には大満足♪
 ただ・・・
 今回が本当に素晴らしかった分、尚更前回の内容を残念に思ったり。

 多分前回は悪い意味で原作そのまんまだったんですよね、改めて考えてみると。

 漫画(静止画)とアニメ(動画)の魅せ方って、全然違うと思うんですよ。
 原作の見せ場を、アニメという“動き”のある媒体で更にどう魅せてくるか、それを私は期待しているんだと思います。
 でもその一方で原作の素晴らしいシーンは変えないでもらいたい、という思いもあって・・・。
 原作そのものの良さと、アニメならではのアレンジのバランス加減。
 それは調整が非常に難しいことと思います。
 きっとアニメスタッフの方々も、そこらのバランス加減には毎回本当に配慮してくださっていることでしょう。
 我ながら、高いハードルをアニメスタッフの方々に求めてしまっていると思います。
 ですが・・・。
 第1~2話、そして今回のように非常に高いクオリティで原作を輝かせることが可能と証明してくださっただけに、どうしても期待してしまうんです。
 今回のレベルをぜひ、これからも維持していってもらいたいところですね。



 さて、次回のサブタイトルは【氷の女王と春の嵐】!!
 やったぁ!!!
 このサブタイ、これまでの中でも1・2を争うほどに好きなんですよ!!(><)
 よかった~選ばれてくれて♪

 た・だ・し。

 実はこの回(原作第8~9話)は、私にとって最大の鬼門だったりするんです。実のところ。
 そこをアニメは一体どう表現してくるのか。
 期待半分、不安半分です。


 


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『食戟のソーマ』第115話感想

2015-05-01 23:40:00 | 食戟のソーマ

 早くも五月。
 早っ!!!
 本当に早っ!!!

 世間ではゴールデンウィークとやらに突入だそうですが、私の職場はそんなものとは無縁なのサッ★(※やさぐれ顔で言ってます)
 でも、偶然今日明日はお休みなので、この期間になんとか感想記事を追いつかせたいところです。

 それにしても今週の『暗殺教室』はじんわり心に沁みました・・・。(><。)
 松井先生って日常に潜む狂気もさることながら、こういう本当に純粋な恋愛描写にも非常に長けておられるんですよね・・・。





 週刊少年ジャンプ2015年21号掲載。
 掲載順第4位
 第115話 【ぶち破る】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 創真が出してきた料理は、うずらの丸焼きのように見える「親子丼」!!

 良い意味で飾り気の無い創真の料理。
 見た目も重視されるフレンチで、それが認められるかどうか心配だったのですがそこはあっさりクリアしている模様。
 あと審査されるのは味と工夫。
 そしてスタジエール制度の“真の意図”に到達出来ているかどうか。

 ナイフを構える四宮が、「いざ挑まん」というかのよう。
 こういう所がこの作品が「料理バトル漫画」と評される一因かと。
 料理人と食べる者との一騎打ちといった感じが。



 いざ口へ。


 (もぐっ)

 

 

 

 

 

 

ズバアァ

 

 

 

 

 

きたーーーーーーーーーー!!!!!


 

 





 四宮をはだけさせたぜ!!!よっしゃあ!!!(d(><)b)


 しっかりメガネもはだけた(笑)。



 堪らずヒナコさんも便乗。
 続けてはだけることに☆

 この時、「シャキッ」という食感を感じ取る乾。



 そして創真は料理の解説をしてくれるわけですが・・・

 

 

 

ここの創真、凄くスタイリッシュ!!

 

 

 

 コックコートという出で立ちのせいもあるのかもしれませんが、タクミや葉山のようなスマートさが・・・!!
 説明もこれまでと趣が変わって、かなり長いものでした。
 これほど専門用語が入った長い説明は、第75話で葉山が新戸にしていた解説を思い出します。
 だけど創真の説明の方が遥かに美味しそうなんだよなあ~~~。(ああ食べたい)
 その理由はやっぱりイメージのしやすさだと思います。
 創真の料理は馴染み深い品をベースにしているため、ある程度味のイメージが掴めるんですよね。
 それが凄く良い効果として食欲を湧かせてくれるという。

 あ、ちなみにマデラソースとは、一般的にジビエやフォアグラによく合うとされているソースで、マデラ酒とフォン・ド・ウ゛ォーを使って作るそうです。
 もひとつおまけに、マデラ酒は世界三大酒精強化ワイン(簡単に言えばアルコール度数を高めたワイン)の一つで、とても上品な甘みがある高級酒とのこと。

 そして今回もリゾットが用いられましたか☆
 なんていうか、創真(っていうか森崎先生)ってよくリゾットを用いてきますよね。
 まあ、定食屋の料理を土台にしている創真にとって、主食[メイン]にお米を用いるのは至って自然な流れなんですけども。
 そのうちパンや麺類も作ったりするようにもなるのかな~。


 そういうわけで、皆さん食欲そそられまくり☆


 つまるところ、
 この料理は親子丼の概念をフレンチの技で再構築したものでした。


 しかもここから更に工夫が。
 詰め物の際にはリゾットのような流動物は適さないものの、それをクリアしていた創真の料理。
 その秘密はキャベツでの梱包。
 それは合宿の食戟で四宮が作った「シュー・ファルシ」の手法そのもの!
 なるほど~~~!!
 “詰め物[ファルシ]”としてだけでなく、そこも繋げてきましたか!
 四宮の「シュー・ファルシ」も鶏ムースという流動物をキャベツと鶏肉で包んでいましたものね!
 そして乾が感じ取っていた「シャキッ」という歯応えも、四宮が作った「ゴボウのキッシュ」に通じるものがありますし。
 こういう風に料理への工夫が二つも三つも重ねられているだけでなく、それらが過去の出来事や調理者の思惑と繋がっているというのがつくづく面白いですよね。
 考察し甲斐のある料理漫画ですよ、本当に。

 そのキャベツの調理も四宮が絶妙と唸るほど。
 人一倍野菜の扱いに煩いであろう四宮をそう思わせるとは、大したものです。


 これは初期から示されていた事ですが、改めて言わせてもらうと―――
 創真の料理の味って、「やさしさ」「まろやかさ」「温かさ」という言葉でよく表現されてますよね。
 これが“創真の料理”ならではの味わいであり、彼の人となりそのもの。(^^)



 スタジエール研修で学園が生徒に求めることは二つありました。
 一つ目は「現場に何を与えられるか」ということ。
 これは“外”から来た者としての視点の他に、生徒自身の実力そのものを試させる意味もあります。
 そして二つ目。
 それは現場[プロ]から何を奪えるか。
 これは私から言わせてもらえば、当たり前すぎる事でしたけども。
 現場から学んでこそ、吸収してこその「研修」ですもの。

 現場のプロと、学生というアマチュアとのギブアンドテイク。
 でもそれは学生自身の気概が無ければ成立しないものです。
 学生側から見れば“外の現場”の経験を得る機会でしたが、学園側からすれば生徒の「料理人としての気概」を試す意図があったのでしょうね。
 思い返せば、仙左衛門も始業式の時そう言ってましたし。


 自分の料理の手法を盗まれちゃた四宮さん。
 「やりやがったな」と言いつつもな~んか嬉しそうに見えるのは私だけ?(^^)



 そして判定の結果は―――
 採用に至らず。

 ですが、それはあくまで今のクオリティのままならば、と続ける四宮。
 ここのコマ地味に好き。
 創真と四宮がちゃんと向かい合ってるのがなんか良いんだよね。
 そして創真くんって何気に疑問符の多い子だよね。
 そういう所が場を和ませたり、自身の愛嬌も醸し出してるんだよね。

 この品は創真が将来持つ店で出すには充分だろうが、四宮の店で出すには少々お粗末とのこと。(この「少々」という言い方に四宮なりの気遣いがみえます(^^))

 つまりどういうことかというと

 良かったらアドバイスしようか?

 ということです。
 ホントにツンデレ♪





 というわけで。

 夢が正夢になった☆☆☆ (証拠はコチラ

 感無量です、ハイ。





 そんな四宮のツンデレ振りにツッコむ乾&リュシ。
 すかさず入る四宮のハングアップという照れ隠し☆(笑)
 
つくづく良いキャラになったよね~四宮って。
 合宿編の頃のヒールっぷりが今では遠い昔に思えます。(作中ではたった半年前なんだけどね☆)

 なんと、スタジエール研修は別の現場でまだ続く模様。
 随分と長く続くんですね~。総じて一体どれくらいの期間なのでしょう?

 そんな創真に、自分の店で修業した以上、他の現場で不合格になるのは許さないと告げる四宮。
 これもつまりは
 たった一週間だけだったとはいえ、創真を店のスタッフとして認めてくれたということ。
 自分の店の名の一端を預けてくれたということ。
 そして研修に最後まで合格して生き残れということです。
 まったく素直じゃない言い様ですね~。
 ホントにツンデレツンデレ♪
 でも、店の名の重さをよく理解している創真にとって、これは下手な褒め言葉よりも嬉しく思えたでしょうね。(^^)










 そんなわけで











天 ・ 然 ・ 爆 ・ 裂。

 

 









 これには四宮も取り乱された♪♪♪
 
 あ~~~本当に天然って最強ですよね。
 誰も創真には敵いません。





 そして四宮の店での研修も無事に終えることが出来た創真。
 シャペル先生&卒業生陣&スタッフ一同で創真を見送ってくれます。
 何気に豪華ですね。嬉しいですね。(^^)

 そして最後に「獲れよ 第一席」という、彼にとって最高クラスの応援の言葉を贈ってくれる四宮。(⌒⌒) 
 その言葉を受け、創真は次のスタジエール先へと向かうのでした。




 ―――やがて、四宮の店はグランドオープンを迎えます。

 研修中はずっと創真に厳しく接し、最後まで笑顔も見せなかったアベル。
 ですが、そんなアベルは笑顔で客に「あるメニュー」を勧めるのでした。

 そのメニューの名は―――

『カイユ ファルシ オ リ オー ウフ ・ ファソン “ギャルソン エフロンテ”』
[うずらの詰め物 リゾットと卵 ~生意気小僧風~]


 


 


 

 

 

[レギュムの魔術師]こと四宮小次郎、齢29にして
若干16歳の弟子を持つ!!!

 



 いや~~~遠スポ一面の見出し記事になるに違いない出来事でした(笑)。

 凄いな四宮!!!創真の師匠になれるなんてすんごい名誉なことだぞ!!!(「なんか逆なんじゃね?」というツッコミは受け付けませーん)

 夢が正夢となった、四宮による創真への指導シーン。
 ここからの流れは最高でしたマジで。
 四宮が登場してからというもの、毎回のごとく「ツンデレツンデレ♪」と謳った甲斐があったぜ☆



 そんな最後までツンデレだった四宮、そしてアベル。
 創真にだけでなく彼のメニューにまでとはね(笑)。

 そんな最高の“足跡”となった、創真の料理『うずらの詰め物 リゾットと卵 ~生意気小僧風~』。
 やはり「―――・ファルシ」という名称になってくれましたね♪
 そしてこの料理は、創真が初めて作った新しい「ゆきひら」の料理でもありました。
 研修の初日に四宮が保証した通り、確実に「スペシャリテ」へ近づけた創真。
 今まではあくまで「ゆきひら」の料理を土台に新しい技法や工夫を乗せてきましたが、掴んだのはそれを「ぶち破る」こと。
 これからの創真は、広い世界の料理に馴染み深い日本料理の概念を加えていくという、更に柔軟で大きな視野の料理を創っていくのでしょうね。
 初めての“己の新しい料理”が、初めて「ゆきひら」以外の店のメニューに採用されたこと。
 今回の料理はその意味でも思い出深い一品となりました。

 「キャベツの梱包」という、四宮がかつて用いた手法を取り入れてきた創真。
 “吸収力”は「秋の選抜編」の頃から発揮し始めていた創真でしたが、四宮から学んだことを今回そのまま本人に返したというのが、これまた彼らしいったらありゃしません。
 相手の凄い所は素直に認めるし尊敬するけど、過去の敗北をそのままにしておくつもりはないというね。
 これで合宿編の敗北から一矢報いたかな♪



 やはりそのままメニューに採用とはいきませんでしたが、そこに四宮がアドバイスして採用できるレベルにまでしてくれたという流れは非常に巧くも気持ち良かったです!!
 この度の研修で「一流の世界」「初めてのコース形式」「本格フレンチの技術」等、色々と大きな経験を積んだ創真ですが、やはり四宮自らの指導も欲しいところでしたからね。
 大満足です。(^^)


 こうして超正当派な展開で幕を閉じた「スタジエール SHINO’sTOKYO編」。
 世界を相手にしているプロとしての姿勢や、料理人としての自分のルーツ。
 創真の料理への反応。
 そして創真への指導や応援等、創真と四宮との交流において余すところが無いほど描き切ってくれたと思います。
 これほど充実したやり取りを描いてくれたという事は・・・これからしばらくは四宮の出番は無いとみた方がよさそう。
 でも、創真の“師匠”となってくれた以上、創真の成長におけるターニングポイントで登場してくれることでしょうね。
 次に活躍してくれるのは、創真がいよいよ“世界”への一歩を踏み出す時かな?(^^)


 さて、研修はまだ継続中であるものの、次回からは新展開とのこと。
 果たして?
 

 


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