2022晩秋に行われた第４回日本大道芸フェスティバル初日
朝イチの「ido2」からずっと
名鉄太田川駅前の大屋根広場にいた私
実は今回紹介する「ゼロコ（ZEROKO）」のパフォーマンスをみるまでは、ずっとここ名鉄太田川駅前の大屋根広場にいようと思ってたんだな…
「ゼロコ（ZEROKO）」のパフォーマンスが、実に面白いのよ！！
コメディー要素満載のパフォーマンスでして
でも台詞なんぞ一切なくて
まるで、チャップリンの無声映画を彷彿させるような感じ…
一人じゃなくて…二人いるけど…
古き良き時代の
無声映画のコメディーを観るような感じで
脱力感満載…
二人のやりとりがクスクスと笑える
コメディ要素満載の
透明感の感じられる
無機質的な
独特のパントマイムやマジック的要素を取り入れたパフォーマンスで
日常の一コマを切り取ったような…
クスクス笑いをひきだす
ショートストーリーコント
でありまして…
「ゼロコ（ZEROKO）」が醸し出す
独特の世界観に惹きこまれちゃうんだな…
濱口さんの持っているこのハットを使って、ハット驚くパフォーマンス
ハットの中には何もなかったのに…球が…
あ、その球も実はみえないんですけど…笑
でも、マジック仕立てで
突然何も握っていなかったようにみえた濱口さんの手の中から出てきたのが、私の目にもみえる赤い玉
角谷さんはポケットからフツーに赤い玉を取り出して
赤い玉を鼻につけて
あたかも…クラウンさんの様相…
濱口さんはいや、鼻にくっつかないぞ！！ってことで、口と鼻の間に無理やり挟み込んで…（笑）
今度は、口に咥えて…
でも、クラウンさん以上のマジック！！
口の中から次々に赤い玉が現れる
マジックは…それはお見事！
口から玉が次々と出てくる！！実に不思議な現象だけど…
これまた不思議な現象が…
ステージの中央近くのあるエリアを踏んだ途端、身体が
「ばいーん！！」と跳ね上がるのよ！！！
先程まで、無声と言ってきたけど「ばいーん！！」の声？？は有声… それとともに…
跳ねあがるエリアを傘で探りながら確かめ
そのエリアをみつけると…
見事に、傘が「ばいーん！！」と跳ね上がった！！
角谷さんがやってみても、全然、跳ね上がらない！！
どうやら
ステージの…
特定の…このエリア…だけ？？？
「ばいーん！！」と跳ね上がるみたい？？？なのよ！！！…笑…
そこに角谷さんが、踏み込めば…
ほら、御覧のように…（笑）
傘で確かめてみる角谷さん
「ばいーん！！」の擬音と一緒に行われるそのパフォーマンスに…客席は大爆笑！！
オチはその場所に立てば…
人間も「ばいーん！！」「ばいーん！！」「ばいーん！！」
女性の豊満な胸のことじゃないよ！！お間違えなく…
ましてや、アンパンマンの対戦相手、手を洗わないと、増殖する奴でもんしよ！！お間違えなく…
さてさて、ここからは、チャップリンの無声映画を彷彿させる…やってることは、なんだかドリフターズの「8時だよ！全員集合」のコントを想い出しちゃうような…
「ティータイム」の場面でのコント…笑
「様々なTeatime」
まずは「ふつうに」
はい、二人で紅茶を入れ、紅茶の匂いを嗅いだりして、紅茶をカップに入れて、途中鼻をかみたくなったから、テッシュで鼻をかんで、ゴミ箱に捨てて…そして、二人で紅茶を飲む…
これが、ベースとなって…
「びっくりして」
些細なことでも、ちょっとした物音でもびっくりしっぱなしの二人
驚きの顔芸もお見事！！もう、役者そのもの…
カップがないだけで、驚き
そんな、ビックリした二人の声にびっくりして
客席の赤ちゃんが、ビックリして、泣きだした…
すると、パフォーマンスは一旦やめて、角谷さんは笛を鳴らし、濱口さんはヘンテコな踊りで、ヘンテコな顔芸で全力で泣いてるあかちゃんをあやしにかかる「ゼロコ（ZEROKO）」のお二人…これが、実にほほえましくて笑える！！
あかちゃんが泣き止むと、パフォーマンスに戻って、鼻をかんだそのテッシュの中身をみて、びっくりしている角谷さん
それにしても、鼻をかむと、不思議とそのテッシュを広げてみちゃいますよね…なにか、いいものが隠れている訳でもないのに…いやあ、実に不思議、不思議？？
続いては
「手を使わずに」
口でカップを開け…
カップはどうやって、運ぶのかと思いきや…
いやあ、風船をカップの中で膨らませて、持ち運ぶなんて…「人間の知恵」って偉大だなって思いました…
さらには、ティーポットに顔を密着させて、息をおくれば、御覧のように…
「人間の知恵」って偉大だなって思いました…
「手も足もでない」窮地に追い込まれても打開策はあるはず…人間、諦めてはいけない…ということを、このゼロコのパフォーマンスから学ぶことができました…（笑）（そんな大袈裟な…！！！）
続いても、リアル「手も足も出ない」
持とうと思ってもすり抜ける…ドタバタコントでした…（笑）
「ばい～ん」のエリアでも、幽霊で足が地面につかないから跳ね上がらない…笑
そして、ラストは
「くっつく世界で」
もうこれは、二人のパントマイム的な動きがお見事で…笑える！笑える！！
地面がくっついてくる…のはもちろん！！
ゴミ箱もくっつく
鼻をかんだテッシュもくっつく！！
その鼻をかんだテッシュを手から離そうと、振り回したら、濱口さんにくっつく…いやあ、笑える！！
テッシュをゴミ箱まで、捨てに行くだけでも、くっついて必死！必死！！
目を閉じたら、瞼がくっつく…
もう、子供たちも大爆笑！オジサンも大爆笑（私のことねっ！）の、このゼロコの「くっつく世界」
ほのぼのとした
まったり感の感じられるパフォーマンスは
日常の一コマを切り取った非日常であり
30分間弱…不思議な笑いの世界へ連れてってくれる
「ゼロコ（ZEROKO）」のパフォーマンスを堪能…
いやあ…
何気ない日常には
こんなにオモシロイ要素が散りばめられているんだなと
その着眼点に
めちゃめちゃオモシロイどころか
感心してしまう！！
もう…これからは
紅茶が呑むごとに
「ゼロコ（ZEROKO）」のパフォーマンスを
思い出し笑いして
ふきだしそうで…笑
アクシデントでお茶っ葉がこぼれてしまったように、みせかけながら
エンディングはこのように…
め茶め茶楽しい「ゼロコ（ZEROKO）」のパフォーマンス
投げ銭は「ばい～ん」ならぬ、5百円玉の「こい～ん」を2枚…笑
私、跳ね上がったりはしませんでしたけどね…笑