2021年11月
得三にてインドヴァイオリン奏者の金子ユキさんも招き入れての
割礼の『空中のチョコレート工場』再発記念ライブ
休憩挟んで、第二部は
金子ユキさんも加わって
まずは
「ルシアル」
スロウな宍戸さんのエレキの響きから始まり
サウンドはメロディーラインが美しく…
宍戸さんの粘り気のあるボーカル
中盤からは
山際さんの映えるエレキのメロディ―で
歪み揺らぐギターソロ
爆音の渦に巻き込まれて実に気持ちいい
後半の唸る宍戸さんのエレキは圧巻
ヴァイオリンの金子ユキさんの音色も割礼のサウンドに溶け込んで
それらを支える鎌田さん、松橋さん、村瀬さんのリズム隊
このグループ感に圧倒される
まるで…
この曲が…起承転結を兼ね添えているようで…
そう…異次元の短編小説を読み終えたような満足感
「サイケなスト―リ―」に
心から陶酔!!
「ネイルフラン」
懐かしい!!もう気分は20代
しっとりとしたボーカルからはじまり
めちゃメロディアスでありながら
間奏では世界観を替えて
宍戸さんのエレキの響きに惹かれ
彩る山際さんのエレキの旋律
重なる金子ユキさんのヴァイオリンの響き
ああ、トイレの臭いの強烈だった大須の「ELL」を思い出す…笑
「メタルグルー」
これまたスロウなナンバー
昔と違って、スロウなナンバーが多くなってるけど
スロウになればなるほど、割礼の音楽って
凄みを増しているような
宍戸さんのエレキに被さるような金子ユキさんのヴァイオリンの響き
♩輝く星の降る~
暗い闇の世界の中にある印象的ないくつかの光
誰もいない静寂感、孤独感と同時に伝わってくる摩訶不思議な世界観
スロウなテンポから中盤から後半にかけて
壮大さを感じさせてくれるようにドラマティックに音が重なっていく
そして後半は、もう一度ゆったりした曲調に返って
宍戸さんのボーカルが滲みる!沁みる!!
ここで、「こんばんは、みなさん、こんばんは、割礼です」
と松橋さんのマイクなし、仁王立ちのMC
「久しぶりに名古屋にくることができました」「どうもありがとう」「うれしい!みなさん、こんなにきていただいて」との感謝の言葉に拍手喝采
ヴァイオリンの金子ユキさん、さらに、素敵な映像を作ってくれてる仙石さんを紹介し
最近の割礼は、五人でやっていると、パーカッションの村瀬さんも、紹介する
そして、松橋さん、唐突に
「立浪さんが、中日ドラゴンズの監督になりました!どうもありがとう!立浪さんに負けないよう、今年も、いや、来年もがんばりたいと思う」と言ってたけど、この後、中日ドラゴンズは最下位に沈んだため、今、振り返れば、微妙なMC
「次回、名古屋はまだ、決まっておりません!ありがとうございます!早く決めさせていただければ、嬉しゅうございます!後半戦、宴たけなわとなってきました…次はノリノリの曲をやらさせていただきます」
と、魅力たっぷりの、MCを挟んで
「のれないR&R」
スロウで、囁くような宍戸さんのボーカルから始まるこの曲
まるで韻を踏んだ短歌や俳句を感じさせる世界観
その裏を彩る金子ユキさんのヴァイオリンの響き
中盤からはスロウでメロディアスな曲調に
間違いなく「のれないR&R」
まさにのれない…けど…気持ちいい
幻想的な雰囲気を醸し出し…
まさに「割礼」ワールドに
どっぷり浸ってどっぷり浸って…
曲の後半、寄り添う山際さんのエレキなんか最高なんだな…
多彩な音が幾重にも重なって圧巻…
私の心は
クラゲのように脱力状態で
唯一無二の割礼サウンドに身を任せて…
のれました!のれました!!
のれました!のれました!!
のれました!のれました!!
いやあ、割礼最高!!!
「空中のチョコレート工場」
次の曲もメロディアスな流れを引き継ぎ…
ボーカルを彩る鎌田さんのベースライン
戯れるような山際さんのエレキ
そして金子ユキさんのヴァイオリンの響き
まったりとしたサウンドに身をおいた瞬間…
突然…エレキが唸る…
実は…
実は…
割礼の魅力の一つが…
この突然やってくるこの緩急なんだよね…
この緩急がホントにたまらない…
もうすぐやって来るぞ…って分かっていても…
その世界に完全に呑みこまれてしまう…
曲のラストは宍戸さんのエレキが余韻を響かせる
ここで、もう一回、松橋さんのMC
「しつこいですか?ありがとうございます…」
この「ありがとうございます」が、なんとも言えず、味があって、おかしい!
「割礼、このたび、今、演奏した「空中のチョコレート工場」再発となりました!ありがとうございます…そのジャケットを手掛けてくれた方が、手作りで、そのジャケットのイラストがTシャツに、いかがでしょう?」と
他にも、CD、物販の紹介を挟んで
「割礼、名古屋は決まってませんが、来年1月、大阪難波、いらしてください」とお誘いしつつ
「名古屋も、早急に決めさせていただきます!今後とも割礼をよろしくお願いします…今度こそ、ノリノリの曲です」
とMCをしめて
本編ラストは
「HOPE」
爆音のインストの後には静かな宍戸さんのボーカルが響き渡る
宍戸さんのボーカルを彩る金子ユキさんのヴァイオリンの響き
中盤からは音が重なり合って、ドラマティックな展開に
世界観をより醸し出す山際さんのエレキがこれまた宍戸さんのボーカルを惹きたてる
エフェクターでの音の歪みで表現される音はなんとも幻想的な世界観
音の洪水にどっぷり溺れて、溺れっぱなしで
本編が終了
当然、鳴りやまぬ拍手!拍手の洪水
UNは
パーカッションの村瀬さんをフューチャーしつつ
「メタモル」
異国情緒の感じるイントロに
歪んだエレキの響きが心地よい
ラストは、お待たせ
「ゲーぺーウ」
畳みかける
躍動的なメロディー、リズムに誘われて…
ただ以前のように客席には
オジサンが…踊るオジサンがみあたらない…
名古屋名物…「踊るオジサン」??ちょっと気になっていたのに…苦笑
(ナゴヤでは、必ずこの曲で踊るオジサンがいたのよ!!)
あ、超満員で踊るスペースがなかったのかも
でも
疾走感たっぷりのこのサウンドは変わらない
懐かしいなあ…
もう気分は…得三にいながらELLに…
妄想の中には
20代のピュアだった私がここにいる!!???
割礼最高!!
至福の2時間強!!
さてさて
割礼のサウンドもディープだけど
その後の呑み会、打ち上げも、その場、得三にてディープ!ディープ!!
割礼の音楽に溺れて
今度は、お酒に「溺れっぱなし」…笑
物販のお手伝いが一息ついたところで
そのディープなお酒の沼に合流
まっちゃん(松橋さん)、乾杯のビールごちそうさまでした!!
しばらく得三に残って…なんとも楽しい夜でした…
間違いなく、この得三にいた時は、気持ちだけは…気持ちだけは
20代…笑
でも、気持ちだけが20代なので…汗
翌日は、仕事か、つれぃー(辛い)
はい、かつれい(割礼)だけにね
…と、ばっちりオチもついて、お後がよろしいようで…