長野県木曽郡南木曽町読書(よみかき)にある木曽川に架けられた橋
桃介橋(ももすけばし)
“電力王”といわれた福沢桃介が、大正時代に木曽川に架けた木製の吊り橋は、異国情緒すら感じられる吊り橋で
木製の吊り橋としては、
日本最大級…ときけば…日本最大級…ときけば…日本最大級…ときけば…
行ってみたいじゃないか…渡ってみたいじゃないかと思って…
桃介橋(ももすけばし)は、大同電力(福沢桃介社長)が資材の運搬路として作ったこの橋
ところで、福沢桃介さんの名前、聞いたことがあるなあ…と思ったら記憶が繋がりました…
電力王と言われた 福沢桃介さんが川上貞奴さんと共に暮らした大正時代に住んでいた建物を、名古屋市が移築復元した建物、「二葉御殿」と呼ばれていた和洋折衷の御殿が
「文化のみち二葉館」だったんですよ!!
そのブログも参考までに、どうぞどうぞ!!
さて「桃介橋」の一帯は「天白公園」として整備されているので、その駐車場に軽四を停めて…
駐車場のすぐ近く、道沿いにこのオブジェ…
電力王と呼ばれた「福澤桃介」が、ここに橋を造るべきか造らざるべきか、考えてるオブジェかな???
あ、これ、勝手にそう思っただけだけど
実は、この足元の巨石に何やら刻まれているけど…判読不能で…
と思いきや、別に案内看板がありました…
「じゃぬけの碑」
1953年7月の土石流の犠牲者 3 人の霊を慰める「悲しめる乙女の像(蛇ぬけの碑))」であったようで…
「福澤桃介」とは、なんの関係もない石碑でした…それどころか、慰霊碑…「福澤桃介」の「考える人」的オブジェかなと勝手に思っちゃって反省!反省!!と…手を合わせる
蛇抜(じゃぬけ)とは、長野県木曽地方を中心とする方言で、土石流、あるいは土石流災害を表す言葉
昭和 28 年7月に 読書中学校(現・南木曽中学校)を「伊勢小屋沢」の山崩れが襲ったそうな…。
学校の近くでは、1 時問に 50 ミリを超すような非常に激しい雨が降り、辺りが白っぽく見え、しぶきをあげるため白い雨のようにみえたと…
沢近くの人が、傘をさして沢を見に行ったところ、沢の流れが止まっていたので大急ぎで家に戻り、妻と2人の幼児を引きずるように飛び出した…その
直後、家屋が土石流の中にのみ込まれたとか…
南木曽町に「白い雨が降ると蛇抜けが起こる」「大雨が降り続いているのに沢の水が止まると蛇抜けが起こる」という言い伝えがある
沢の水が止まっているときは、上流で土砂のため天然のダムのようなものができ、そのダムのようなものが一気に崩れて下流に土石流が押し寄せるとか…
昭和 35 年 8 月に建立された「蛇ぬけの碑」には、判読不能だったけど…この言葉が刻まれているとのこと…
白い雨が降ると抜ける 尾先 谷口 宮の前
雨に風が加わると危ない 谷の水が急に止まると抜ける
じゃ抜けの水は黒い
じゃ抜けの前には きな臭い匂いがする
このような災害が起きないようにと願いつつ
「桃介橋」へと…
歴史を感じるこの案内看板にある
近代化遺産 桃介橋の概要
大同電力の社長でもあった福沢桃介にはこの橋を「桃介橋」と名付けたい意向があったものの、周囲に反対されたためやむなく「桃之橋」としたそうで…この「桃介橋」と、正式に橋の名称とされたのは、1993年の復元時になってのこと…きっとあの世で喜んでいたに違いない…
あの世で、周囲の仲間に「あのよー」なんて声を掛けて「桃介橋」になったことを自慢してたりして
あの世の、廻りの仲間も「ももすけーな」…もとい…「ものすげーな」と、一緒に喜びを分かち合ったりしてたりして
塔3基の下部は石積みで上部はコンクリート、そして金属のワイヤーで吊るされる通路は木製でできていて…
もともとは資材の運搬路として作った橋なので、当時通っていたトロッコのレールを痕跡として再現してある…要は、通路の真ん中に二本の線があるようにみえるのが、それ…
この「桃介橋」の他、柿其水路橋、読書発電所をまとめた施設が重要文化財であるとの案内解説板…
ここは、電力王「福澤桃介」さんになったつもりで…
逆光で、ほとんど写ってないけど…
西洋っぽくも感じるアーチが実に美しいコンクリート製の主塔上部
桃介橋は全長247メートル、幅員約2.7mで、アーチ型にくり抜かれたコンクリート製の主塔の高さは約13m…
老朽化によって昭和53年には通行禁止に…
平成5年に「近代化遺産」として復元され、通行可能になり、今では国の重要文化財に指定された橋
木曽川の西岸から、川はもちろん東岸の国道も超えて架橋されている…壮大さかつ近代化のロマンを感じさせてくれる橋
ちなみに桃介橋はこの周辺一帯でも最も川幅の広い場所に架けられていて、より対岸との距離が近い場所に橋を架けた方が効率的であっただろうに…
でも、そうしなかったところに「福沢桃介」さんが、ここに橋を架けることにこだわった男気を感じるような
そこから眺める木曽川上流
渡ること自体は、揺れはほとんどないので、怖くないけど…はしの「はし」にこれば、吸い込まれそうで
真下を覗く
前々日の大雨の影響で、けっこうな水量
中央橋脚には階段があって、そこから水辺に下りられる…
岸から橋を見上げる…
「橋の裏側」なんて
日常的に眺めることなんてないじゃないですか…
そんな「橋の裏側」を眺めるごとに私
アドレナリンが分泌されるのか
「橋の裏側」を眺めると必ずシャッターを押しちゃう…笑
まるで…
「橋の裏側」が
私にとっては
水着をつけたグラビアアイドルであるかのように…なっちゃってるんだな…
私、きっと、薄々自分でも感じているけど…「橋の裏側」フェチなんでしょう…汗
真っ白な巨石がゴロゴロと
♪ああ、川の流れのように~
本能的に口ずさんじゃうんだから、美空ひばりさんは偉大です…
「ももすけー」のです…もとい…「ものすげー」のです!(もの凄いの意)
さて、橋に戻って、橋のはしからはしへと…危ないので、けして、はしってはいけません!
国道19号線を越えて、橋の「はし」へ
もちろん、渡ったからには、引き返します…反対側の駐車場に軽四を停めてあるので
「はし」だけに、はしゃぎたい気持ちになるけど、そこは抑えて…笑
…で、駐車場に戻ると…この注意看板
クマの出現情報
やはり、心の中に…浮かぶこの歌
♩ある日森の中 桃介さんに 出会った
花咲く森の道 桃介さんに 出会った
桃介さんの 言うことにゃ お嬢さん暮らしましょう
スティここに サッサとさー スティここに サッサとさー
寝不足で くまさんが 目の廻りに ついてくる
トコトコ トコトコで 床、床、床、床
お嬢さん 見上げなさい ちょっと 木曽川を
白いアメリカ風の 大きな 吊り橋を
あら 桃介さん ありがとう お礼に うたいましょう
ラララ ララララ ラララ ララララ~
私の妄想の中では、そんな、川上貞奴さんと福沢桃介さんとの、ももすけー??もとい…ものスゲー不変の愛の姿が浮かび上がり…妄想が…膨らむ!膨らむ!!
いやあ
クマった…クマった…??…もとい、こまった!こまった!!
でも、クマにリアルに出会ったら、もっとくまる??…もとい…困りますけどね…