2021年11月
今池の「open house」にて
還暦を迎えた三宅伸治さんと、これまた古希を迎えた中村耕一さんとのライブ…
「たまには二人で…ラブユー東海」
ここからは休憩挟んで
第2部のライブレポをばだらだらと
セトリの確認というか、その打ち合わせの声が筒抜けじゃないかと笑わせながら
三宅伸治さんの
「それじゃあ、2部を!」の一声から
まずは
「明日へのはじまり」
自然発生的な手拍子が起こる…
80年代を彷彿させる温かいサウンドで…
その頃の等身大の中村耕一さんが…感じられる
ストレートに想いが伝わるこの曲の
間奏の三宅さんのエレキが心地よい!三宅さんの奏でるブルースハープが心地よい
サビは二人でハモる
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後半は
みんなで…シャラララ~と大合唱!!
実に心地よい一体感
三宅さんの還暦を…そして中村耕一さんの古希を祝福するかのように…
曲のラストは中村耕一さんと三宅伸治さんとのハープの響き&音色で盛り上げる!!特に、三宅さんのソロ、めちゃカッコイイ!!
ブルースハープのこのパターンは明日はやりません!と三宅さんが笑わせる!…毎日、違うことやりますけど…と三宅さんが言葉にすれば
中村耕一さんは「明日へのはじまり」の曲について、僕にとっては凄く思い出深い曲で、この曲もずいぶん長いことやっていなかったそうで、三宅伸治さんと二人ならできるけど、なかなか一人だと難しいとか…
ここで、中村さん、三宅さんに「ハープは気を遣わなくていいから」と
そのハープについて、中村さん
「一緒にこの曲のラストにハーモニカを吹くんだけど、さぐりさぐりで、伸ちゃんはどんなメロディーを吹くんだろうと…俺はそんなに吹くこともできないのに、ハモってやろうと大それたことを思ったりして」
その言葉を受けて、三宅さん
「明日は、キー違いでやれば、ハープでハモれるかも知れない…もしかしたらぐちゃぐちゃになってしまうかもしれないけど…」
「オアシス」
大切な人のもとに帰って来た…
…といった愛の感じられる…
躍動感あふれるメロディーの中に
等身大の中村さんが感じられる
ミディアムテンポなナンバー
力強い中村耕一さんの唄声
ベースラインを奏でる三宅さん
間奏はメロディアスな三宅さんのエレキが彩り
歌詞の1番は中村耕一さんがソロで歌い
2番から三宅さんのコーラスが加わり…
その心地よさといったら…それはもう最高!
演奏を終えて、お互いがお互いを褒め称えながら
中村耕一さんは
次の曲は、最近歌い始めた曲…昔も歌っていたけれど、ちょっとしたブランクがあって…そんな曲をと
「君にいて欲しい」
骨太でかつ繊細な中村耕一さんのボーカルに惹きこまれる
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♪君にいて欲しい、二人でいたいんだ、何が起きてもずっと~
究極の前向きなラブソング…言葉がストレートに伝わってくる!!
間奏及びエンディングの旋律を奏でる三宅さんのエレキは、メロディアスで、優しく…中村耕一さんのボーカルに寄り添うように…
究極のラブソング過ぎるのか、歌い終えて照れちゃってる中村耕一さん
この曲、時期的に言うと、J-WALKを結成して、10年以上経ってるとか…「何も言えなくて…夏」の次の時に発表した曲だと…
三宅さんが、その頃直接お会いしてはいないんだけど、前座でやって…と切り出せば
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「前座というのはやめてください」と中村さん
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「いやいや、あれは思い切り前座でした…デビュー前の」と言い張れば
中村耕一さん
唐突に「あの頃の自分の思い出を消し去りたい」と
たいして売れてもいないのに、ちやほやされるから有頂天になっていたそうで、ちょうど三宅伸治さんと一緒のイベントだった時が、ちょうどその頃だったと…
ここで「ちょっと喋ってもいいですか…」と三宅さん
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1985年か1986年かMOJOCLUBの頃、J-WALKの前座をやらせてもらったそうで、その時は「前座2DAYS」…お客さんがとても大人で、僕たちの演奏を、「やってるわねー」みたいな感じで、イイ感じのお客さんだったと…
さらには、J-WALK、中村耕一さんとは直接関係ないけど、エコーズが最初に1曲やって、お客さんは総立ち、続いて、僕たちMOJOCLUBですって言ったらみんな座ったそうで…突然、そんなことも思い出したと三宅さん
中村耕一さんは、ただただ恐縮するばかり
「伸ちゃんには本当に申し訳なかった」と
生意気で、挨拶されても「ふん」って感じで、「お前デビューして何年やってるんだよ」ってな感じのあの頃で…
でも、何か言われたのか、何かのきっかけで、そんなんじゃいけないんだと思って、それ以後は、謙虚に…笑
ある関係者かスタッフに「J-WALKのボーカル、中村耕一さんって礼儀正しいんですよ」と言われてたらしいことが、中村耕一さんの耳にも入ってきて、「僕の耳に入ってくるくらいのことなので、それを絶対崩さないようにしよう」と、どこにいっても謙虚に…謙虚に…謙虚にしてたと
でも、なんでか知れないけど、10年後、ポコッと売れたら、また態度が変わっちゃったりして
ホント調子乗りだと…つくづく思うと…お調子者で、すぐその気になっちゃう…
さてさて、キャンペーンとかをしに行ってた時、売れる前までは、対応が冷たかったのに、1曲「ポン」と売れると、その関係者が「耕ちゃん、飯を食いに行こう」って…
内地に出て来てからは、一度も耕ちゃんと呼ばれたことはなかったけれど…笑
本当に廻りがあっという間に変わっていくのが分かって、ちやほやされて、まるで別世界みたいだったと…
そしてしみじみと「若い頃は嫌な奴だった」と
お客さんから「モテたでしょう」と投げかけられ
「売れてる人たちは、いや一発屋と呼ばれたくらいの俺だけど、それでもモテるだろうと思うだろうけど、出逢いがない!そもそも、出会う場所に立たせてくれない…出会う場所って…だから名古屋だと「5時SATマガジン」で知り合ったくらい…笑
「5時SATマガジン」の別の想い出を語る三宅さん
なんでもROLLYと俺と、どっちが好みみたいな企画があって、一票差で負けちゃったとか
「そういうこと関係なしに伸ちゃんはモテる!俺もぽっとなったことがある…あ、そういう変な意味じゃなくて…」と中村耕一さん
話がとりとめもなくなっちゃってるのを察知した三宅さん
「そろそろ曲に行きましょう…今のMCの内容だと、これから歌う曲の歌詞の内容が変わっちゃうかもしれない」と言えば
中村さんも
「まあいいや、みんな勝手に想像してください…笑」
「何も言えなくて…夏」
♪きれいな指してたんだね~と歌い出した、その瞬間から中村耕一さんの醸し出す世界観にどっぷり
中村耕一さんの優しくて骨太な力強いボーカルは、もう圧巻
♪私にはスタートだったの。あなたにはゴールでも
涙浮かべた君の瞳に
何も言えなくて まだ愛してたから~
心象風景にこの情景が鮮やかに浮かび上がる!!
間奏では乾いた音色の一定のリズムを刻む中村耕一さんのギターにのせて、三宅伸治さんのエレキが彩る
素晴らしすぎて素晴らしすぎて素晴らしすぎて、もうこれ以上「何も言えなくて…」
…秋ですけど
演奏を終えて、三宅さんが
「ここで嬉しいニュースが飛び込んでまいりました…偶然に名古屋に知り合いが…友達が遊びに来てくれたので、1曲歌ってもらおう」と、ここで間慎太郎さんを紹介する!
突然、呼び出される間慎太郎さん
「今着いたところ、よろしくお願いします」と
そして三宅さんに「一つだけお話させてもらっていいですか」と語りだす間慎太郎さん
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こないだの3月で40歳になったとのことで、誕生日ライブとかに三宅伸治さんにもでていただいて、三宅伸治さんにも大いに盛り上げていただいたりした…で、40歳になると、イベントとかに出ると、後輩が多くなっていく…イベントによっては、ずば抜けた最年長になったりするけど、三宅さん界隈だと、いつも一番下…笑…どのイベントでも…一番下…それでも40歳になって、だんだんと後輩も増えてきたなあと思いながら、こないだ三宅さんに、その日、名古屋、移動日なんでお会い出来たら嬉しいですって連絡したら、三宅さんから、その日、名古屋で中村耕一さんとライブがあるからおいでよ!何時になってもいいからって言ってくださって、今日は東京から移動、家で準備をしてる時、40歳になっても、ずっと後輩気質なのかなと思いつつ、自然と三宅さんのTシャツを着ていたと
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このオチのある話にお客さんも大盛り上がり
お客さんから「忖度」の声が飛ぶとその声を拾って
「僕、歩く忖度ですから…笑」
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「ちゃんとオチも考えている間慎太郎!」と紹介する三宅さん
「新曲でもいいよ、俺ついていくから」と三宅さん
「いや、せっかくだからトリビュートでカバーさせてもらった曲を…」と間慎太郎さん
「弾いてくださいね…横でみているだけじゃめちゃやりにくいんで…」と三宅さんを誘う間慎太郎さん
「やあ」
「♪~ロックンロールがいい~♪」
「♪~ロックンロールがいい~♪」
…って…
三宅さんの飾り気のない…ストレートな思いが…
歌詞にこめられて
そう…やっぱりロックンロールなんだって…
実に心地よくその思いが共感できるほどにすんなりと伝わってくるのよ!!
それが、まるで間慎太郎さんの持ち歌のようにも思えるほどの圧巻の説得力のあるボーカルで、歌が心に沁みるのよ!!
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三宅さんのエレキが彩る中、圧巻の間慎太郎さんのボーカルに包まれて
サビはハモる三宅伸治さん
さらには、泣きの三宅さんのエレキがタマラナイ
演奏を終えて三宅さん
それ、昔のTシャツ、それ、今売ってないから…と
「ゆっくりしてってね」と間慎太郎さんを見送り
三宅さん
「初日から楽しいですね…」と満面の笑みで中村耕一さんを向かい入れ
こそっと中村さんに、無理して全部やることもないからと…この曲どう?と尋ねれば「この曲、あんまりやっていない」
「こっちはどう?こっちもあんまりやっていない」と中村さん
「そもそも、そんなにライブをやっていないんで…」
中村さんと三宅さんのひそひそ話がおかしいのよ
「最高」
打ち込みの重低音のリズムが響くロックンロール
お客さんも
巻き込んで
♪さあがんばろうぜ~(オーイエー)
♪さあはじめようぜ~(オーイエー)
まさに…
今、この時が最高!!
二人の…ロックンロール!
阿吽の呼吸とでもいいましょうか…ホント最高!最高で!!!
演奏後、お互いを称え合って
三宅さんが
「ついに立ち上がりました…立ちあがったら最後の曲、今日はありがとうございました」とあいさつをすると
中村耕一さんも
「久しぶりのライブでとても楽しみにしていました…さっき2曲だけ、一人でやったけど、凄く淋しい…なぜこんなに心細いのか…」と笑わせるも
三宅さんが
「今週「たまには二人で…ラブユー東海」どうぞよろしく」と「open house」への感謝の気持ちを添えて
「最後は恐縮ですけど、自分の曲をやります」と
「たたえるうた」
歌詞に元気づけられる
大好きな歌…
歌詞の1番は三宅さん
2番は、中村耕一さんが歌って
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サビは一緒に
♪あ~ちっぽけな君を称えて
あ~ちっぽけな僕らを称えよう~
みんなでみんなで大合唱
三宅さんのこの唄聴いてると…
今年も
もがきながらも…でもうまく行きそうな気がしてくるんだよね…笑
お互いを称え合って本編終了
当然鳴りやまぬ拍手!拍手!拍手に応えて
UN
中村さん、ステージに登場して、何かトラブってる…
それをみて「さすが初日です」と笑ってる三宅さん
その中村さんのトラブルもなんなく解決して
「ありがとうございます…このTシャツ…」と言ってたところにお客さんから「中村さん、カッコイイ」との声がとぶと
「でしょ!俺のTシャツです」と三宅さん…今日は売ってないんですけど、近々できる予定と…今日持ってきてるTシャツは稲沢サルーテのみなさんに愛用されていると物販の紹介をしながら
UN、1曲目は
ベースラインを奏でる三宅さんのエレキの響きが心地よい
「Stand By Me」
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1番は英語で、中村耕一さんが歌い
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2番は、日本語で歌詞をつけて、三宅さんが歌い、
サビは中村耕一さんの歌に三宅さんがハモる!
間奏の郷愁感漂う三宅さんのエレキの響きが心地よい…
ノスタルジックな若い頃にみた映画のシーン自然と浮かんでくる…
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演奏後はお互いを褒め称え合って
「もう1曲、UNをやってもいい?」とお客さんに問いかけながら、せっかくのこの機会なので一緒にと間慎太郎さんをステージに呼びこみ
三宅さん
「今日は「open house」ありがとうございました…こんなにゆっくり「open house」にいれたのは久しぶり…嬉しい…」と声を掛け、中村さんに「今週よろしくお願いします」と声をかければ
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「なるべく迷惑をかけないように」と謙虚な中村耕一さん…
そして、ここで、間慎太郎さんを紹介
真ん中の立ち位置を遠慮している間慎太郎さん…それを前列のお客さんに「そこがいいよ」と勧められ
それをみていて三宅さん
「立ち位置まで仕切る…」と笑ってる
「何にもなかった日」
超名曲
「何にもなかった日」」
1番は中村耕一さんが
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2番は間慎太郎さんがソロを歌う
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♪何もなかった日でも 誰にも会わない日でも
僕の家のポストに 友達の手紙が着いた♪
この歌詞のこの件が大好きで…
間奏を挟んで、3番は三宅さんが歌い
4番は再度、中村耕一さん
そして
いいことがあるといいね~
…のリフレインに…
…ホント元気が貰えるんだよね…
ラストはお客さんも一緒に
「いいことがあるといいね」
鳴りやまぬ拍手!拍手!拍手に応えて
モアUN
中村さんが「どうもありがとうございます」と一言添えたものの
三宅さんが奏でるもあれって感じで
なんか二人、目を合わせてステージ上でひそひそ話…
すると、三宅さんが
「最後はこの曲をやりましょうといった曲を違ったイントロで弾いたんですけど、そんな馬鹿なって感じで…笑
ここからは打ち上げのようなもの、間慎太郎さんによかったら参加してと声をかけて
「FOREVER YOUNG」
1番は中村耕一さんが、2番は間慎太郎さんが歌い
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サビと間奏を挟んで3番は三宅伸治さん
♪だから僕はやるよ まだまだやれるよ
無理だと思うこともやってみよう
知ったかぶりの老いぼれにはなるまい
OH Forever Young~
このサビの歌詞がホントいいのよ!
頑張ってみよう!
…と…気張らなくても…
自然とそう思えてくる…
…心から元気づけられる
三宅さんと中村さん、プラス間慎太郎さんとのセッションだったのでした!
ライブ後、間慎太郎さんと
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イロイロお話しできて、嬉しかったな
そして、赤いTシャツに挟まれて
矢野きよ実さんと中村耕一さんと
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矢野きよ実さんから、書の展示に来てくれたお礼とともに…
あ、その時のことを綴ったブログもお時間あったらついでにぜひ!
タコボーさん(本多taco-bow正典さん)によろしくと!…
その話をきっかけに、残念だったとっくん(中野督夫さん)の話題へと…
哀悼の言葉と一緒に矢野きよ実さんが言うには
「中野さんとうちのダンナが、似てるって言われたことがある」んだとか…
確かに、ちょっとだけ、みためが似てるような…でも、「押しの強さ」??は、全然違いますけどね…
帰ってから、なぜか急に聴きたくなったセンチメンタル・シティ・ロマンスの曲を聴きながら、芋焼酎に溺れて、ホント素敵な夜だったのでした…