各務原
特急も停まる名鉄犬山線
新鵜沼駅のすぐそばにある
「ミュージックルーム6-21」
もう…それはそれは
素敵なハコでした!!
一言で言っちゃえば
ここは
「ギターミュージアム」
さらには…もう一つ
「LPミュージアム」…笑
新型コロナウイルスが蔓延している中
食料さえあれば…仮にここに1週間監禁されたとしても
よろこんで…笑
レコード盤に針を落としながら…
さらには
満足に弾けないギターも
「C」と「G」と「F」のコードを押さえながら
ポロンポロンとギターの音色を楽しんでいられるので…
喜んで…喜んで…ここに監禁されちゃう!!!
そんな素敵なハコ
「ミュージックルーム6-21」
ほら、小山さんも
初めてギターを手にしたときの
少年期に還っているかのよう…???…笑
桃太郎神社の宝物館よりも
ウンとウンと宝物館っぽい…
オーナー佐伯さんの宝物館
「ミュージックルーム6-21」
なんでも
話によると
高級外車を買う予定だったお金を
高級外車を買うのをやめて
すべて…ギターの収集にその予算を廻したらしい…
なので
ビンテージもののギターもいっぱい!!!
佐伯さんの宝物である
ビンテージもののギターを手にして
めちゃ嬉しそうな小山さん
いやあ、指先が震えるー!!
なんて口にしながらも…
小山さんのリハは…つづくよ!どこまでも…(笑)
手にしてるギターは
「ON45」80年代モデル
なんと生産数は全国でたったの12本!!!の中のひとつ…なんだそうな…
価格をきくと
えっ???驚!!
腰を抜かします!抜かします!!!
ギックリ腰に注意!!
ただでさえ、腰痛持ちなのに…苦笑
小山さんがギタースタンドから
倒すことのないように…
と…慎重になってるのがよくわかります!!
万一、倒してしまったら…汗
それは新型コロナウイルスに感染するよりもウンとウンと恐怖なの…かも…
このギターは
1933年のマーチンC-2
1933年ですよ!1933年!!
私が生まれていない頃から彼がいた!!
小山さんが生まれる以前に彼は存在していた…
小山さん
大先輩との夢の饗宴…笑
もう…音響も素晴らしく最高の空間…
新型コロナウイルスの影響で
新型コロナウイルスの影響で
新型コロナウイルスの影響で
キャンセルも続出し…
私の企画した小山さんのライブでは
残念なことに
1番お客さんは少なかったけど
前夜の得三同様
ジェル状の手指消毒剤を用意して…
ジェル状の手指消毒剤を用意して…
ジェル状の手指消毒剤を用意して…
こられるお客さんにはマスクの着用のお願いを
事前告知して
入られたときには
必ずお客さんに手指消毒をしていただいて
あのときやれる
最善の感染症対策を行って臨んだ
小山卓治さんのライブレポをば
以下にだらだらと…
まずは
挨拶代わりに
CBSソニーからの新譜のタイトル曲
「夢の島」
から…
カッティングの鋭い
ギターの音色にのせて
小山さんの唄が…このハコいっぱいに響き渡る!!
ちょいとハスキーな
小山さんの唄声が実に心地よい…
「DOWN」
早くも
小山さん、エンジン全開!!
甘くハスキーな歌声で
シャウト!シャウト!!!
カッティングで刻むリズムに合わせて
シャウトする小山さんから漂ってくる
野性味たっぷりの…この男の色気といいましょうか!!
とにかく…めちゃめちゃかっこいい!!!
お客さんは
新型コロナウイルスのせいで…
新型コロナウイルスのせいで…
新型コロナウイルスのせいで…
少なかったんだけど…そんなことはお構いなし…
魂をこめて歌い上げる感のする
小山さんの心意気がめちゃ感じられて
とにかく…めちゃめちゃかっこいい!!!
MCは
何よりもこんなコロナウイルスで大変なときに
きてくれて本当にありがとうと…
このご時世、これなかった方を責めている訳ではないけど
もちろん来れなかった方の気持ちを尊重するのが本心と語りながらも
会場に足を運んでくれた方を勇者だと…褒め称え
久しぶりの岐阜
岐阜と言えば毎年、揖斐川町のお寺、海津市のお寺でやらせてもらってて
岐阜と言えばお寺というイメージがあるんだけど、今回、初めてここにくることができたこと…
ここで小山さん、告白…笑
各務原という漢字が読めなかったと…
で
「読めるようになりました!また一つ大人になりました!」
…と笑わせて
このライブハウス
「ミュージックルーム6-21」の話
やる側にすれば、音が素晴らしく、非常にやりやすいこと
しかも、宝物のようなギターがいっぱいで
オーナーの佐伯さんに我儘言って何本かこのライブで弾かせてもらうことになってること…
そのギターの音も交えながらライブを展開するとまとめて
初めてきた場所なので1からやり直すような気持ちでと
デビュー曲
「FILM GIRL」
情熱蠢く力強い…圧巻の歌声が響く
なんだか壁面に並べられてあるギターも衝撃を受けて
呼応しているかのように
お客さんもじっと迫力ある小山さんの唄声に
耳を傾けて
見事に演者とお客さん、ハコが一体化している…
まさにそんな感じ…
ここでのMCは
自己紹介
1957年、熊本で生まれた乙女座のB型
1983年にデビューして、これまでにアルバムを12枚リリース、他にもエッセーや小説、詩集を出したり、基本的には、こうやって全国をライブで年間60本くらい廻ってるんだけど、今年3月で37周年を迎えることができたと…(衰え知らずと言ってしまおうの小山さんの発言に拍手歓声が沸き上がる!!)
今から10年くらい前に実写版のTVゲームに出演したことがある『428 〜封鎖された渋谷で〜』に役者として主要登場人物の一人として、出演!
ウイルス研究のエキスパートという役で、当時は、髪の毛をまっすぐにして、7・3に分けて、銀縁の眼鏡をかけて、ぶっちょうずらで、娘がテロリストに誘拐され助けに行くという波乱万丈、最後はテロリストに撃たれて死ぬんだけど、発狂するシーンだとか妻に土下座するシーンとかあるので、『428 〜封鎖された渋谷で〜』で検索して、サイト見て笑ってくれればと…
このゲーム評判がよくて、10年経ったのに、去年に10周年記念イベントが開かれて、海外では『428: Shibuya Scramble』というタイトルで発売されていること
基本的にゲームファンと音楽ファンは
被らないと思っていたけど
ごくたまに、ゲームをみてライブに来ました!というファンがいると、こっちがあがる…笑…とか…
「Blind Love」
しっとりと
優しい歌声が響き渡る!!
小山さんのハスキーな歌声が…
その中の切なさが…特に…クローズアップしてくるように感じられる…
歌の世界は…ドラマ仕立てで
心象風景が鮮やかに浮かび上がる…
ここからは珍しいギターを弾かせてもらうコーナー
このギターはMartinON45…
1980年代年間12本しか作られなかった
幻のギター
チョー高いお値段がついていることを語りながら
奏でて、とても気持ちいいと小山さん
この気持ちよさをみんなに伝えたくて
「Midnight Primadonna」
メロディーラインの美しいこの曲
曲調の緩急が見事に際立つ…
ギターの響きは貴重!貴重!!!
それと融合する小山さんの唄声の心地よさといったら…
MCは1980年代、流行ってたプロモーションビデオの話
「Blind Love」も当時、プロモーションビデオを作ったその話を…
「雨男」が…ここから由来するのかどうかわかんないけど…
土砂降りの雨の中「Blind Love」を歌うシーンがあったとのことで
撮影現場に放水車を用意して
6トン分の雨を降らせてびしょ濡れの中で歌ったそうな…
「Midnight Primadonna」は「浅草の花やしき」を夜中に借り切って撮影をしたとか
そこには白いブラウスを着た少女が登場するシーンも
夜だから…その少女が眠くなってぐずりだす…
そんな少女をなだめすかしながら撮影したとか…
そのビデオがオンエアされて
小山さんが少女と絡むシーンを見た当時のファンの人が
ロリコンとか「子煩悩」とか口にしてたそうな…
その頃、小山さんは26~27歳くらい…
小山さん、まとめの一言
「子煩悩ではない!」…笑
「Gallery」
小山さんの切ない唄声が…心に滲みる!滲みる!
サビが素敵で印象的で…
♪思いきり笑って
思いきり走りたい
生きる理由も見当たらない
死ぬための理由もない~
やっぱ…
小山さんって詩人だなって
歌詞を噛みしめてしみじみと思う…
歌い終わってのMCは
熊本地震の話題
熊本地震が起きてもう4年くらい経ったけど
その間
年2回、その収益金を熊本に送る熊本応援ライブを行っていて
その応援してくれてるみんなのために
今の熊本を知らせようと
熊本城の写真を撮ってきていること…
熊本城は
天守閣は修復されてきたけど、石垣とかはまだ崩れたまま
まだまだ20年はかかるらしい…
ファンサイトに小山さんが撮った写真を乗せるコーナーがあって
一つ思いついたテーマが
「くまモンを探せ!!」
くまモンの写真を撮ろうと思ったら、探すまでもなく、そこら中にくまモンがいたそうな…
大手のお店にもファッションビルにも…笑
熊本県の物産品にはすべてくまモンが載っているとか…
くまモンが誕生してから
何でも地元愛に芽生えたらしい…小山さん…笑
熊本地震の復興の応援をしていくライブは
今も続いていて、今度、名古屋でもやることを告知して
そんな故郷のことを歌った歌を…
「ばあちゃんごめんね」
どことなく各務原、あるいは犬山の街並みにも
似合ってる感じがするこの歌…
これまた曲調が…歌詞の世界が…
街にすんなり溶け込む…気がして…
絶対…
都会のライブハウスよりも
こういった自然に囲まれた場所で歌う方が…
ぐっとぐっと…心に沁みこむ感じがする…
そして
電子ピアノで
「ジャングルジム」
ちょいとノイズが入ったけど全然気にならない
学校のチャイムのようフレーズから
入って
幼少の頃の思い出が…心象風景に浮かび上がる…
そんな幼少の頃の思い出と被さって
小山さんの唄声が…歌詞が心に沁みる!!沁みる!!
電子ピアノで…演奏して
次は…
小山さん
「震える!震える!!」と言いながら手にしたのが
1933年のMartinC2というギター
小山さんのいつも奏でているギターは
1968年製…
十分ビンテージもののギターだけど
このギターからみれば…ペイペイだね…
なんて言って苦笑い…
さてさて
この1933年製の
「ばあちゃん」のようなギターで
演奏するのは
2001年、アメリカの同時多発テロがきっかけで
できた歌
テロから半年後
ニューヨークのグラウンド・ゼロに立って感じたことを歌にしたと
この歌は反戦歌ではなくて
一つの愛の物語…と語って
「種の歌」
一言で言っちゃえば
なんて贅沢なギターの音色
なんて贅沢な「種の歌」
ギターの音色とともに
小山さんの唄声に惹かれる!惹かれる!!!
こんなときにあったいい曲だったと、前日の得三で砂田和俊さんも絶賛していたけど
ホントどんなに苦しい時でも
歌に救われる気がする…
…この「種の歌」なんて
まさにそんな感じ
「南十字星」
ハスキーな小山さんの唄声が
実に心地よく響き渡る!!
ライブではあまり聴いた覚えがない…新鮮な素敵なラブソング…
心象風景に広がる大海の中…
見つめ合う二人…そんなイメージ
二人の乗ってる舟は屋台船ではありませんよ…
私のイメージの中では…
この2曲を「ばあちゃんのギター」で演奏し終えて一言
「こんなにそっとギターをスタンドに置くことはない…笑」
ここでは
CBSソニーからでた「ベスト盤」や「夢の島」など
さらには35周年記念としてだした「NG!」「ひまわり」の紹介を挟んで
「ひまわり」
♪その人の女房はある日 絵葉書を受けとった~
街を舞台に描かれる
短編小説のようなショートストーリー
実際の「ひまわり」が咲き乱れる光景はストーリーの中では
登場しない…
でも…この曲の印象は
絵葉書の中にある「ひまわり」に集約されていく…
その絵ハガキの中の世界が
主人公にとって手が届きそうで手が届かない世界…
日常が淡々と…希望も絶望もなく過ぎていく…
なんか…
初めてきいたときに
「なに、この曲…」と衝撃を受けたことを思い出す…
1990年ごろに私はこの曲と初めて出会って
(一番最初に小山さんを知ったのは「Passing Bell -帰郷- 」
そこから遡るようにして出会ったのがこの「ひまわり」)
当時、メッセージ性が強い曲ばかりが
流行ってた中で
この曲は…最初は訳がわからず…
聴けば聞くほど
スルメのように味が出るような不思議な感覚のこの曲に
魅了されていったことを…
ラストは
大盛り上がりの
「カーニバル」
自然発生する手拍子
後半は生声でお客さんも一緒に歌う!歌う!!
これにて
本編終了
鳴りやまぬ拍手に応えて
UN
物販の紹介を挟んで
もう…UNは小山卓治さんのノリノリのご機嫌ミュージック
「Soulmate」
空気が汚れている中
集まってくれたみなさん!
間違いなく「Soulmate」だよね!!
で…ラストは
サンタラの砂田さん曰く
「セカスバ」
「世界はすばらしい」
手拍子自然発生の
みんなで大合唱できちゃうご機嫌な曲調…
お客さんは…小山さんの唄を堪能しながら…サビのパートは…声を合わせて
♪世界はすばらしい~
私にとっては
この2日間
まさに
「オヤスバ」
そして
「カカスバ」
そのもの…でした!!
新型コロのせいで
ゆっくりこの「ミュージックルーム6-21」で
満足に…打ち上げもできなかったけど…
また…ここにくるぞ!!
小山さんを連れて…(笑)
オーナーの佐伯さん!!
今後共々よろしくお願いしま~す!!
ナゴヤから名鉄特急で
30分…それで…駅前とアクセスのめちゃいい
「ミュージックルーム6-21」
今度、来るときは
こんなふうに
空気が汚れていないときに…
みんなで…みんなで大盛り上がりしたいぞ!!
だって
「オンスバ」だから…ね!!
注:
「オヤスバ」…小山さんはすばらしい!
「カカスバ」…各務原はすばらしい!
「オンスバ」…音楽はすばらしい!!
…って書き綴りながら
鉄板「イタスパ」が食べたくなった??
私なのです????