こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[使う派?使わない派?]

2018-02-21 21:17:29 | COOLJAPAN
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[使う派?使わない派?]

鎌倉の銭洗い弁天を御存知でしょうか?私の実家は商売をしているので、毎年お正月が明け、参拝客が落ちついたころに家族で参拝していました。ルートは、鶴ヶ丘八幡宮・銭洗い弁天・佐助稲荷です。鶴ヶ丘八幡宮は人ごみをずらしての参拝でも多くのお客さんがおり、大銀杏をみながら急な階段をあがって参拝します。それから裏道から、銭洗い弁天に向かいます。姉や私は小銭をもらって、笊に入れて境内の洗い場で洗います。冬なので水がとても冷たいのですが、そこは我慢。しかし、父は毎回お札を洗っていて、お線香のところで乾かしていました。私は子供心に
「銭洗いなのに、札を洗っている?」
という疑問を感じていました。銭洗い弁天には、毎年根付けの屋台がありました。姉と私はそこでヒョウタンの形をした小さい根付けに、七福神の小さい飾りを入れて販売しているものを購入するのが楽しみでした。私は家に帰ってから、ヒョウタンの入れ物から何度も七つの神様を取り出しては、眺めていました。母からは、
「ばちがあたる」と言われていました。そして、いつか、七福神は、五福神になり、最後は三福神と神様をなくしていきました。「ばち」はあたらなかったと思います。
銭洗い弁天から佐助稲荷に向かう道は、鎌倉でも裏道で、途中に豪邸があり、素敵だな!とながめていました。佐助稲荷は、とても静かで落ちついたところです。鎌倉のお参りはそこで終了となります。帰りは、豊島屋で鳩サブレを買って帰るというものでした。

今年は、両親と甥がお参りに行きました。高齢の両親は佐助稲荷まで足をのばすことはなかったそうです。そして、母から、銭洗い弁天の洗い銭をもらいました。この洗い銭、早く使うと御利益があるという説と、いやいや大切に保存するものだという説があります。母は後者の考え方で、小さい頃洗い銭を使ったことがありませんでした。大人になって、姉が、前者の洗い銭使う派意見が登場しました。今回もしばらく財布の隅にしのばせていましたが、今週の日曜日、アナウンサー教室の前に時間があったので、マクドナルドで使用しました。使うとき、なぜか後ろめたい気持ちになり、写真を撮りました。

▲今年の洗い銭(銭洗い弁天)


私は、まだ、使う派と使わない派の中間に意見のようです。使うと後ろめたい、使わないともったいない。いつまでも迷うことになりそうです。
今回両親の参拝のおみやげ、鳩サブレの大きな缶にはおもいがけないおまけがあったので、それもここで紹介します。

▲鳩サブレ大缶


▲鳩サブレ大缶・上段


▲鳩サブレ大缶・上段と下段の間のおまけ


▲おまけ
丸くお抜き取り頂き、コースターに。
又、昔なつかしいメンコ遊びなどにー
と書いてあります


なぜこの時代に「メンコ」なのでしょうか?そこがとても微笑ましいです。