試験会場からの帰り道、大岡昇平の『野火』を読んでいた。
気になった一節を記録しておく。
私に彼等と何のかかわりがあろう。
私はなおも笑いながら、眼の下に散らばった傷兵に背を向けて、径を上り出した。
もしこの行為の直接の結果が、さしあたり私自身の生命を延ばすことでなかったなら、
私の足取りはさらに颯爽としていたろう。
試験会場からの帰り道、大岡昇平の『野火』を読んでいた。
気になった一節を記録しておく。
私に彼等と何のかかわりがあろう。
私はなおも笑いながら、眼の下に散らばった傷兵に背を向けて、径を上り出した。
もしこの行為の直接の結果が、さしあたり私自身の生命を延ばすことでなかったなら、
私の足取りはさらに颯爽としていたろう。
本番の問題は、思ったとおり知らない単語だらけだった。
問題を解こうにも、どうしようもなく、当てずっぽうばかり。
まるで話にならない。
準 1 級レベルの単語を十分に勉強していなかったということだ。
手付かずの過去問はまだ大分残っている。
一年後の再受験に向けて、まずはそこから手をつけたい。
さらに手持ちのドイツ語の教材も全部こなす。
来年一年いっぱいかければ、どうにかなる。
江戸時代の宿場町。弟の武田真治が結核にかかっていたから、
大量のアオカビと大豆油で薬らしきものを精製して投与する所で目が覚めた。
ミョウな夢を見たものだ。
今日は曇りで寒い。雨も降るかも。
幸い試験会場は駅から近い、慶応大学の日吉キャンパスだ。
ここにいくのも5回目くらいか。独検は全部ここで受験していた。
この天気ならヤーボも飛べまい。
やってやるぜ。