久しぶりに母の面会に行った。
通院の付き添いで一二ヶ月に一度は会っているので、顔を見ること自体は久しぶりではないのだけれど、
大流行している新型コロナの影響で、去年の何時ごろからだったか、
今月までホームで面会は出来なかった。
伝染抑制のため、わたしの席と母の間には透明なアクリル板が立てられている。
会話にはテーブルに置いてあるマイクとスピーカーを使う。
出てきた母は血色もよく元気そうだった。
飲み物、食べ物をその場で渡すことは禁じられていたので、残念ながら差し入れは無し。
来週手紙を持っていく時に、缶入りのお汁粉と甘酒を持っていくことを約束した。
面会時間は規定によれば五分から十分くらいのはずだけれど、他に面会客も全くいないようで、
三十分以上は話した。次に会うのは来月だ。
帰りに郵便局へ行き、中国の友人にスモールパケットを送った。
局員さんは慣れていないようで作業に時間を取り、わたしの後ろに並ぶお客さんに悪いことをした。
友人とは電子メールのやり取りが主で、時折当局の検閲に引っかかったらまずそうなことを話す。
今の体制には不信感しか抱いていないようで、人民は家畜扱いされているとまで言う。
そこまで言って大丈夫か?とこちらがヒヤヒヤする。
日本は格差社会になりつつあるとしても、世界的に見ればまだ恵まれた国なのかと思う。
といっても、わたしももっとひどい生活を送っていないから言える世迷いごとかもしれない。
帰宅してシャワーを浴び、冷凍庫にぶち込んでおいたジンの瓶をコーヒーの代わりに持って自室に戻る。
これも冷やしておいた炭酸水で割ってグビグビ飲む。アテはイカみりん煎餅。
イカといえば明後日は読書会だ。
井筒俊彦の『イスラーム文化』もそろそろ終わりにしてもらえまいか、ひとつ提案してみようか。
それはまじめに読めば時間は掛かるが、もう少し歯ごたえのあるものを読んで意見交換したい。
この分だと『イスラーム文化』を終えるのにもう一年は要るだろう。
ロシア語教材 学習時間 累計時間
初級ロシア語文法 60分 663時間55分