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名も無きねこに

悪について

2021-12-14 23:04:14 | わたし

『ゾロアスターの神秘思想』(岡田明憲 講談社現代新書 1988) を読んでいる。

子供時分には全然内容が理解できなかったけれど、改めて読むとさすがにわかる。

気になった一説を引用する。

 

キリスト教やイスラム教の主張するように、もし唯一の神だけが創造者として

存在しているのであれば、この世の悪の原因も神にあることになる。

(中略)

それに、唯一の神だけが存在するのであれば、彼は自己自身に満足して、

創造する必要がない。

 

ということなので、絶対の善であるべき神は、悪の根源を他に求めることになり、

それがアンラ・マンユなのだそうな。

 

キリスト教神学や西洋哲学は、悪についての研究が盛んだったらしい。

善・悪の問題はやはり興味引かれる。プラトンあたりが扱ってそうだ。

来年はプラトンの著作をいくつか読むとしよう。

コメント
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