望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

なぜか続きになってしまった「読み合わせ」の話

2012-11-02 21:59:27 | 演劇・舞台・小劇場

単に長くなっただけですが、
続きになってしまいました

つまり、
読み合わせのスタート時期というのは、

たいがい、
お互いの様子を窺い、
役が未定の人は、オーディションのような、
競い合う空気が流れる、
ものなんですね。



ところが今回は、それがなかったんです。
なんというか、不思議なほど、平和で、和気あいあい。

まぁ、たまたま、
そういうタイプが集まったのかもしれません。

主宰の久間さんが、まぁ実に温和な方なので、
そういう雰囲気になりやすいこともあると思います。


でも、それだけじゃないんです。

どの役もやりがいがあるから、
役取りで競い合わなくて済む、という理由がひとつ。

やりがいがある、ということは、
それだけ責任が重いってことで、
喜んでばかりはいられませんが、

決まる前は、そんなことまで考えちゃいませんからね。
決まってから青ざめたりするワケで(笑)


そしてもうひとつ、大きな理由は、

<本が面白いから、やってて楽しい!>

みんなノリノリで、
さまざまな役を転々としながら、
2演目、2冊の台本を、読みまくりました。


こういう、
いろんな役をとっかえひっかえして読んでいくって、
実は私、何より好きなんです。

無責任に、いろんな役を楽しめるって、
このチャンスしかないじゃないですか。

きっと、傍から見ていたら、
あり得ないほど嬉しそうな顔をして、
読んでいたと思います。


しかし、ここでも結局、
私が読んだのは、
男性の役の方が多かったかな。

そうなんですよ~。
私、どこのカンパニーでも、
男性の代役をやることがすごく多いんです。

と同時に、どこの稽古場でも、私が休んだ時は、
たいがい男性が代役をやってくれるんです。


女を超えた存在・・・、

って、ほとんどバケモノかっ?!


いや、いや、そうは思うまい。

実際に私、
優しいヒロインよりも、男の役の方がハマるんです。
落語やったりしてたから、かもしれません。


で、主宰の久間さんは、
代役でもしっかりダメ出しをしてくれます。

いくら私でも、実際に男の役をやることはありません。
それでも、ダメ出しをしてくれるんです。

なんかワークショップみたいな気分で、
これもまた楽しいんですね。

ダメ出しを聞いている全員が、
台本の理解に役立つように、
という意図でやっておられるのでしょうが、

ぶっちゃけ、
演出家のサガで思わずダメ出しちゃう、

ってとこもあるんだろうと、私はにらんでいます(笑)


今は立ち稽古に入って、基本、自分の役しかやりませんが、
この間は、「おじいさん」の代役をやりました。

もしかすると私、
稽古場で「代役やりたい」オーラを出し続けてるのかも。

でもね、ホントに、
無責任に芝居が楽しめるって、最高なんですよ。


・・・と、
こんなことで、はしゃいでないで、
ちゃんと自分の役を深めなきゃ、ね。


実は今回、

<<これまで1度もやったことのない役>>

なんです。

また今度、詳しく書きます。

あ、でも、男役ではありませんからね!








          

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