東京都港区のパナソニック汐留ミュージアムで
開かれている幸之助と伝統工芸を見てきました。
「経営の神様」として知られた
松下電器産業(現パナソニック)の創始者、
松下幸之助は生前、茶道をたしなみ、伝統工芸の作家を支援していた。
家電メーカーが軌道にのり多忙な日々をおくっていた松下幸之助は
常に「素直な心」という言葉を大事にしていた。
それを育てる道は「茶道にあり」と考え、40歳を過ぎたころ
精神の安らぎを求めて裏千家の茶を学ぶ。
茶道具に触れるうち、その関心は工芸家に向いていった。
陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・など
伝統的な日本の工芸家を支援し
「ものづくりの心」を未来に伝えていきたいと考えていた。
本展では、日頃幸之助が愛用していた
茶碗や茶道具が展示されています。
7月11日から8月25日は3期制の後期のコレクションで
89点の人間国宝を中心とした作家の作品を展示しています。