横浜みなとみらいにある、パシフィコ横浜 展示ホールAでは
9月16日まで、マンモスYUKA 展を開催しています。
(YUKAは発見された地名からなずけた)
2010年にシベリアの永久凍土で、
1頭のマンモスが発見されました。
4本の脚や長い鼻などを含め、全身がほぼ完全な状態で
発掘された10歳の少女マンモスYUKAが冷凍保存のまま
世界に先駆けて日本に上陸し、一般公開されています。
会場内はYUKAとケサイ以外は撮影OK。
マンモスの大きさを比較するため、アジアゾウ・アフリカゾウ・
そして絶滅したナウマンゾウとケマンモスの
4種類の骨格見本を並べて展示。
ナウマンゾウの骨格見本前にて。
ナウマンゾウは日本を代表するゾウ。
北海道・長野・東京・静岡など日本各地で化石がみつかる。
氷河時代、日本列島に生存していたとおもわれる。
全身が毛でおおわれていた。 約2万年前に絶滅。
ケマンモスの骨格見本前にて。
ナウマンゾウより一回りくらい大きい。
体中が羊毛(ウール)のような毛におおわれていた。
氷河時代にシベリヤから北海道にかけて生息していた。
牙は長く、曲がっていてねじれている。
マンモスと今のゾウの違いを頭骨にて比較。
牙もさわっていいんだよ~
マンモスの皮膚。
1981年にロシアの炭坑で爆破作業中に発見された。
けっこう生生しい。
マンモスハウス
4万年から1万年前の後期旧石器時代は
マンモスの骨・牙などを家の基礎にして居住を作った。
土台は25頭分の頭骨、その上に95頭分の下あごの骨を
4~5段に積み重ねている。
骨は狩猟と拾い集めたものらしい。
ケサイ
絶滅したケサイこれまで壁画や骨格標本でしか存在が確認されなかった。
毛のはえたケサイの骨格見本。
2007年、ロシア連邦サハ共和国で見つかった。
今回はこのYUKAとケサイの貴重な展示品を大型冷凍庫(-15°)
で見ることができますが、さすがにそれは撮影×禁止。
そのほか、マンモスとヒトとの生活、同時代に生息した動物の
生態や絶滅の謎にせまり、最新のクローン研究を紹介していました。
おまけ
石ではないのになぜ「化石」というか…
YUKAは凍土のおかげで皮や肉内臓などの組織が
そのまま保存されているが,やはり化石といってます。
化石は英語のfossilの和略。(というより誤略でしょ)
元々は掘り出されたものという意味。
土の中から出てきた動物の骨・歯や石器・土器
恐竜の骨が石化(せきか)したもの、
生物の死体が石化したもの、みな化石と言ったようです。
そして、今は1万年以上前に終わった地質時代の生物が残した
すべて(生物の卵・糞・胃の中身や足跡まで)化石となります。
そのことから、冷凍マンモスYUKAも化石といっていいようです。
マンモス展の後は、ちょっと、近くを散策。
久しぶりのぷかりさん橋
シーバスが見えます。
ガラス窓が大きくておしゃれですね。
赤レンガ倉庫前にできた「ピア赤レンガ」桟橋から
↓↑
ぷかり桟橋経由
↓↑
横浜駅東口
を運航しているようですね。
ちなみに、シーバスはSEA BUSではなくSEA BASSです。
ではなくて魚のすずきの意味です。
大桟橋埠頭に今日はぱしふぃくびぃなすが停泊していました。
この船は 26,594トン
全長 183.40m
全幅 25.00m
乗客定員 644名
乗組員 220名 だそうです。でか~
しかし、こんなもんで驚いてはいけません
今年すでに停泊した豪華客船のベスト3は
三位… シープリンセス(77,499トン)4月2日入港・出港
二位… セレブリティ・ミレニアム(91,000トン)3月30日入港
4月 1日出港
一位… ボイジャー・オブ・シーズ(137,276トン)5月8日
この船は大きすぎるので停泊は大黒埠頭だったそうです。
これからの客船停泊予定は
横浜港船舶入港予定(2013年スケジュール)で検索してみて。