上野の東京藝術大学大学美術館で6月22日まで
法隆寺展を開催しています。
607年、聖徳太子によって創建された奈良・法隆寺の
美術工芸を見ることができます。
国宝(平安時代)の毘沙門天や吉祥天が出展されていて
360°ぐる~っと周ってお姿を拝むことができるのが
展示会のいいところですね。
特に聖徳太子の2歳像。
合掌する知的な顔立ちの美しさが印象に残りました。
飛鳥時代から奈良・平安・鎌倉と時代は変われど
信仰に対する、人々の祈りは継承されています。
法隆寺金堂の壁画は火災で焼失しましたが
その前に鈴木空如という一人の仏画家が
昭和7年から11年にかけてこの壁画を模写していました。
その作品も必見です。
向かいの建物では法隆寺関連の「別品の祈り」という
展示があったそうなのに知りませんでした。
無料なのに、素晴らしかったという話を後で聞き
事前の情報を怠った反省しきりです。