ヘコまされた被害者&その家族と不登校児童・生徒&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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上告提起と上告受理申立て

2013年07月30日 14時17分58秒 | 相続
『高等裁判所の控訴事件の判決(以下,これを「原判決」といいます。)に対して不服がある場合には,その理由に応じて「上告提起」と「上告受理申立て」という二つの手続を取ることができます。
 「上告提起」は,原判決について憲法違反や法律に定められた重大な訴訟手続の違反事由が存在することを理由とする場合の不服申立ての方法で,「上告受理申立て」は,原判決について判例違反その他の法令の解釈に関する重要な事項を含むことを理由とする場合の不服申立ての方法です。
 したがって,原判決のどの部分に不服があるのか,その不服部分や問題点について法律的に解釈すると,どちらの理由に該当するのかをよく検討したうえで,手続をする必要があります。
 なお,不服申立ての理由がどちらにも該当する場合には,「上告提起」と「上告受理申立て」の両方を申し立てることができます。』(裁判所のHPより)

 今日は,私が関わっている事件について,大阪高等裁判所の判決が下る日です。その内容によっては,上記「上告提起」または「上告受理申立て」を検討する必要があります,そうなって欲しくはないですが
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福島原発事故損害賠償関西弁護団会議

2013年07月30日 05時36分14秒 | 相続
 昨夜は,この9月の国及び東京電力に対する提訴に向けて,弁護団会議を行いました。

 これまでは,いくつかのグループに分けて訴状(裁判所へ提出する原告の主張を記載した書面)を作成してきたものを合体させる作業に入るのですが,この合体が簡単なことではなく,結局,お盆休み期間に合宿(集中的勉強会)を行うことになりました。

 というわけで,この夏休みは,原発賠償訴状作成に費やされそうです。私としては,もともと年中無休ですので,一向に構いません。
 ただ,私の訴状作成における担当する箇所が,「東京電力の責任原因」を論じる部分なのですが,既に,同様の訴えを提起した千葉地方裁判所の担当裁判官は,東京電力はいずれにしても原子力賠償法で責任が認められる(無過失責任)ので,その責任原因は審理(議論)しないそうなので,大阪地方裁判所でも同じことが起きることだけが心配です。
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