今日は,組織罰を考える勉強会に参加してきました。
今日で第3回の勉強会ですが,今日は,組織罰を定める法律に慎重な立場の佐藤健宗弁護士(兵庫県弁護士会)を招いてのものでした。
佐藤先生は,組織罰を定めると事故調査委員会が機能しにくくなって,かえって,真相の究明と事件の再発防止という目標から遠のくおそれがあると言われました。
しかも,組織罰の構成要件(犯罪類型)の定め方も難しいとも言われました。
佐藤先生のおっしゃったことはその通りだと思います。
しかし,現状のままでよいわけではないことも,また確かなことなのです。つまり,例えば,電車の運行にしても,いろいろな人がそこに関わっており,電車の運行に関連して事件が起きた場合,誰か1人だけの責任にしていては,その事件の実体に合わないのです。ところが,現状は,誰か特定の個人を被告人として処罰するだけなのです。
したがって,佐藤先生のご意見も踏まえつつ,真相の究明と事件の再発防止に資する組織罰の構築を目指すべきでしょう。また,勉強会には報道関係者も多数参加されていましたので,この発信力を最大限生かしていくべきです。
今日で第3回の勉強会ですが,今日は,組織罰を定める法律に慎重な立場の佐藤健宗弁護士(兵庫県弁護士会)を招いてのものでした。
佐藤先生は,組織罰を定めると事故調査委員会が機能しにくくなって,かえって,真相の究明と事件の再発防止という目標から遠のくおそれがあると言われました。
しかも,組織罰の構成要件(犯罪類型)の定め方も難しいとも言われました。
佐藤先生のおっしゃったことはその通りだと思います。
しかし,現状のままでよいわけではないことも,また確かなことなのです。つまり,例えば,電車の運行にしても,いろいろな人がそこに関わっており,電車の運行に関連して事件が起きた場合,誰か1人だけの責任にしていては,その事件の実体に合わないのです。ところが,現状は,誰か特定の個人を被告人として処罰するだけなのです。
したがって,佐藤先生のご意見も踏まえつつ,真相の究明と事件の再発防止に資する組織罰の構築を目指すべきでしょう。また,勉強会には報道関係者も多数参加されていましたので,この発信力を最大限生かしていくべきです。