アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

ゴハチの影に隠れて・・~荷物列車のED75 1000

2021-06-07 19:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

荷物列車が消えてどのくらい時間が経ったのだろうか。当時の時刻表を思い出すと、路線別に時系列に時刻が並んでいたが、その最後の欄に荷物列車だだけまとめて載っていた。何のために書いてあるのだろうと不思議に感じたものだったが、1時間目のダイヤも持っていないような路線に繰り出す時には、こんな時刻表からもチェックしていたことを思い出している。どうしても、荷物列車を話題に振ると、EF58の話題が大部分を占めてしまう。そりゃそうだ。東海道・山陽の大動脈はそのほとんどがゴハチの運用であり、当時はかの有名な荷35ㇾゴハチ重連まであったからある意味仕方がないのかもしれない。しかし荷物列車は、全国を網羅していて、交流区間、非電化区間にも走っていたのだ。

アントンKも、とりたてて荷物列車だけに拘っていた訳ではないが、ゴハチけん引以外の荷物列車も撮影しようと、出掛けていたことがあった。もちろん当時の撮影だから、大したものは残せずに終わってしまったが、それでもこうして今さら見直すと、良き時代だったと、心が熱くなる。現代は、荷物客車1両でも、機関車がけん引すれば撮影に走る時代。そんな撮影者の気持ちが判らなくても仕方がないことと、諦めているのだ。

ここでは、ED75の荷物列車を掲載しておく。暮も押し迫った師走の1日。好きだったナナゴーの撮影に出かけて締めに撮影した1枚。日中は晴天に恵まれたもの、夕方に雪雲が湧き撃沈した思い出。日が陰るととても寒かったことを思い出している。でもこの時、大好きなナナゴー、それも1000番台がさっそうとやってきてくれて、疲れも一気に吹き込んだのだった。

1980-12-21     荷34ㇾ   ED751021     東北本線:高久-黒磯