愛孫が583系とトワイライト色のパーイチを絵で描いたというので、嬉しくなってアントンKも対抗する!!
今回はEF81けん引のトワイライトエクスプレス。いつから運転されていたかは、正直調べないと判らないところまで昔のことになってしまった。おそらく民営化され、東日本の「北斗星」に対抗する形で、西日本がより高級な列車を狙って走らせた特急ではなかったか。「北斗星」が当初1日3往復していたことに対し、この「トワイライトEXP」は、車輛の関係から運転日が限られていたような記憶が残っている。しかしそれも徐々に解消し、末期に至るまで人気列車として運転され、西日本の名列車の一つにまで成長したと言って良いだろう。
アントンKは、撮影ばかりで一度たりとも乗車は叶わなかったが、無くなると乗車したくなることは常で、よく考えればそんな列車は山とある訳なのだ。同一形式の客車ながら、ブルートレインとは一線を画し、ご覧のように車体がシックなグリーンで塗色されている。車内に目をやると、今までにない色調の雰囲気があるようで、この辺、やはりアントンKには関西的なセンスが見え隠れして、生まれ育った関東気質とは異なった品位を感じてしまうのだ。良い悪いではなく、馴染む馴染まないという話。ただアントンKには、最後までとてもカッコ良く思えていた列車なのである。
掲載写真は、山深い新疋田をいくトワイライトEXP. 夏の日を浴びて、見ているだけでも暑苦しくなってしまう写真に仕上がってしまったが、このEF81を初めて見た時の衝撃は忘れられない。「カシオペア」専用機の時もそうだったが、やはりオリジナルの塗色が一番落ち着くのは、頭が固い証拠だろうか。今では、そんなウンチクを垂れる列車すら消滅してしまい、寂しくなったものだと痛感してしまうのである。
2000-08-07 8002ㇾ EF8144 トワイライトエクスプレス JR西日本/北陸本線:敦賀-新疋田