前出の物からまた、お粗末な画像を続けてしまおう。武蔵野線が開業してしまうと、都心を行き交っていた貨物列車の多くは、ダイヤ改正ごとに武蔵野線経由へと移行していく。首都圏を大きく外周する武蔵野線だが、当時はまだ全線開業にはなっておらず、その進捗とともに貨物列車も増えていったのだろう。画像は、圧倒的な本数に呆れながら撮影した、EF15の重量貨物列車。武蔵野線101系電車より貨物列車の本数の方が多かったと思えるくらい、次々とやってくる貨物列車に絶句した記憶が残っている。
前出の電機と同じEF15だが、こちらは高崎第二区所属の耐寒装備のEF15。福米型のお顔からすれば、大人しく感じるが、足回りのスノープロウが凛々しくとても締って見えたもの。長大な貨物を牽いて全開で上ってくるジューゴは地味だったが、今にして思えば、一番懐かしい光景かも知れない。
1978-10-31 4661ㇾ EF15 48 武蔵野線:西国分寺にて