1970年代まで遡ると、東海道線にだってデッキ付きの電気機関車が元気に活躍している時代だった。もっとも当時を思い返すと、東海道線には、EF65P型の牽くブルトレが健在で、おおよそスター街道の趣が漂っていた。当時は、東海道ブルトレのみにしか、ヘッドマーク装着はされず、東北上信越線にあった優等列車たちは、数はあれど今一つ華が無かったことも事実だったように思う。
掲載写真は、夕方の荷物列車からブルトレまでを狙いに保土ヶ谷沿線に出向いた時のもの。貨物列車の設定も、現状以上に多かったように思える。EF60・65・66はもちろん、新鶴見区のEF13・15等も撮影出来て、時間によりEH10まで捕らえることができた。
現在の横須賀線を走り、保土ヶ谷の大カーブを唸りながら通過していくEF15の解結貨物列車。もっとも大人しい後期のEF15が登場したが、今こうして改めると、凛々しく頼もしい機関車だったように思えるのだ。
1976-02-25 1977ㇾ EF15126 東海道貨物線:保土ヶ谷付近