10月2日に名古屋マーケティング・インカレ第2回の中間発表会が名城大で行われました。第1回に引き続き4大学から20チームが参加しました。
例年,第2回の中間発表は「良くない発表」が続出します。せっかく第1回でそれなりに研究方向性を示したのに,それに沿わない,何を主張したいのかよく分からない混乱したものが続出するのです。なぜそうなるかといえば,夏休み中にあれこれ調べて学んできたことをうまく整理できず,せっかく調べたのだからと,とりあえず得た知識をみな発表に盛り込もうとするからです。あるいは場合によっては,チーム内で衝突が起き,それを解消できないために焦点を絞り切れず,妥協の産物を発表内容としてしまうという理由もあります。
今回も例年通りかなと予想して発表に接しましたが,予想とは違って,焦点の絞られたしっかりした発表が相次ぎました。みな何がやりたいのかをきちんと語っていました。また,多くのチームは目的を達成するための方法もそれなりに案出し,本大会までの課題を示していました。
質疑応答も昨年よりもレベルが上がっています。ロジックのおかしさや目的の不明瞭さをきちんとつく質問ばかりでした。ピントのずれた応答もありましたが,その場限りのはぐらかしという感じで答えているものはありませんでした。聴講した教員はみな「レベルが上がった」という感想を漏らしていました。
発表会後の懇親会では,バカ騒ぎをするだけでなく,大学を超えて,学生間で発表内容の良し悪しを語ったり,学生が教員に改善点を質問したりする光景があちこちで見られました。私も,愛知大,名古屋学院大,名城大の各チームからあれこれアドバイスを求められ,感想を述べました。「学生研究発表の理想に近づいている」という気分を味わいました。本大会が楽しみになっています。
「勝ちたいから必死なんです」と述べるチームがありました。それはそれで重要なモチベーションです。私は自分のゼミ生には勝ち負けにはこだわらず,「恥をかくな」「堂々とした発表をしてくれ」といつも諭しています。本大会で堂々とした発表をして,他大学の学生や教員から「君たちはすごいね!」と言ってもらえ,その言葉を胸に,懇親会でじんと酒に酔うことができれば最高ではないですか。誇りや達成感という表現が当たるのかもしれませんが,それはともかく,そのひと時を獲得して欲しいと思っています。
今回うちのゼミに関しては,少々内弁慶で,他大学教員や学生との意見交換を積極的に行っていない印象でした。この先2か月間,他大学の様々な教員や学生,あるいは大学以外の企業人や消費者から意見を得て改善を図るように努力して欲しいと思っています。そうしないとじんとくるひと時は味わえません。
例年,第2回の中間発表は「良くない発表」が続出します。せっかく第1回でそれなりに研究方向性を示したのに,それに沿わない,何を主張したいのかよく分からない混乱したものが続出するのです。なぜそうなるかといえば,夏休み中にあれこれ調べて学んできたことをうまく整理できず,せっかく調べたのだからと,とりあえず得た知識をみな発表に盛り込もうとするからです。あるいは場合によっては,チーム内で衝突が起き,それを解消できないために焦点を絞り切れず,妥協の産物を発表内容としてしまうという理由もあります。
今回も例年通りかなと予想して発表に接しましたが,予想とは違って,焦点の絞られたしっかりした発表が相次ぎました。みな何がやりたいのかをきちんと語っていました。また,多くのチームは目的を達成するための方法もそれなりに案出し,本大会までの課題を示していました。
質疑応答も昨年よりもレベルが上がっています。ロジックのおかしさや目的の不明瞭さをきちんとつく質問ばかりでした。ピントのずれた応答もありましたが,その場限りのはぐらかしという感じで答えているものはありませんでした。聴講した教員はみな「レベルが上がった」という感想を漏らしていました。
発表会後の懇親会では,バカ騒ぎをするだけでなく,大学を超えて,学生間で発表内容の良し悪しを語ったり,学生が教員に改善点を質問したりする光景があちこちで見られました。私も,愛知大,名古屋学院大,名城大の各チームからあれこれアドバイスを求められ,感想を述べました。「学生研究発表の理想に近づいている」という気分を味わいました。本大会が楽しみになっています。
「勝ちたいから必死なんです」と述べるチームがありました。それはそれで重要なモチベーションです。私は自分のゼミ生には勝ち負けにはこだわらず,「恥をかくな」「堂々とした発表をしてくれ」といつも諭しています。本大会で堂々とした発表をして,他大学の学生や教員から「君たちはすごいね!」と言ってもらえ,その言葉を胸に,懇親会でじんと酒に酔うことができれば最高ではないですか。誇りや達成感という表現が当たるのかもしれませんが,それはともかく,そのひと時を獲得して欲しいと思っています。
今回うちのゼミに関しては,少々内弁慶で,他大学教員や学生との意見交換を積極的に行っていない印象でした。この先2か月間,他大学の様々な教員や学生,あるいは大学以外の企業人や消費者から意見を得て改善を図るように努力して欲しいと思っています。そうしないとじんとくるひと時は味わえません。