昨日に引き続き第5回名古屋マーケティング・インカレの総括です。今度はうちのゼミについて述べていきます。
今回,放課後ファミレスタイム(電子書籍チーム)が最優秀賞を受賞しました。第2回に受賞制度ができて以来,中京大,愛知大,名城大とトロフィーがめぐっていきました。そして今回は愛知学院大にやってきました。図ったような結果でしたが,喜ばしいことです。しかし,うれしさは中くらいです。
ゼミ生には常日頃からマーケティング・インカレでは勝ち負けにこだわるなと諭してきました。勝ち負けは時の運によります。それよりも,堂々とした発表ができることが大事だと述べてきました。堂々とした発表とは,多大な努力を傾けてきた結果,自分たちなりの明快な主張とそれを支える根拠を提出し,一貫した論理が構築できているものです。堂々とした発表ができれば,例え負けたとしても周囲は「よくやったな」と評価してくれます。そして自分たちは達成感を得ることができます。堂々とした発表ができなければ,例え勝ったとしても達成感は得られません。
今回最優秀チームは堂々とした発表ができていました。しかし,残念ながら,決勝に残ったチームも含めて,残りの3チームは堂々とした発表ができませんでした。そのためうれしさも中くらいなのです。懇親会時,最優秀チームのメンバーが「先生,なぜもっと喜んでくれないのですか?あっさりしてますね」と言い寄ってきました。負けて悔し涙を流している学生がいる前で,喜ぶのははしたない振る舞いだという気持ちがありました。そして何より,ゼミ全体として成功でなかったという気持ちがありました。だから喜ぶ気が起きなかったのです。
今回うちのゼミの問題点が現れました。春先からしつこくノートをとれ,メモを残せと指示してきたにもかかわらず,本大会で特別審査員のコメントをメモしているゼミ生は少数でした。予選,決勝で,他チームの研究発表を聴いている際にも,きちんとメモをしていなかった。メモは直接的に質問力に影響を与えます。うちのゼミの質問は他大学生に比べてレベルが低かったといえるでしょう。また,他大学と積極的に交流する姿勢に欠けていました。中間発表の時から本大会まで,懇親会ではずっとゼミ生同士で固まっていました。他大学の教員にアドバイスを求めることもしませんでした。ただ,最優秀賞チームのメンバーは比較的交流を図ることに積極的だったし,メモもそれなりにとっていたようでした。それが堂々とした発表と受賞につながったといえるでしょう。
名古屋マーケティング・インカレは3年次で終了してしまいます。4年次は卒論を書いてもらうのですが,例年ゼミ生は3年次ほど力を入れてくれません。今年度もあきれるほどいい加減な4年生が続出しています。半数が書き直しになる見込みです。今の3年生は来年度どうなることでしょうか。最優秀チームのメンバーは4年次に手抜きの卒論を書いたならば,受賞の意義がないということを心得て欲しい。そして,インカレでは評価が得られなかったゼミ生は,卒論で挽回するという心意気を持って欲しい。名古屋マーケティング・インカレはただのお祭り騒ぎではないのだから。
今回,放課後ファミレスタイム(電子書籍チーム)が最優秀賞を受賞しました。第2回に受賞制度ができて以来,中京大,愛知大,名城大とトロフィーがめぐっていきました。そして今回は愛知学院大にやってきました。図ったような結果でしたが,喜ばしいことです。しかし,うれしさは中くらいです。
ゼミ生には常日頃からマーケティング・インカレでは勝ち負けにこだわるなと諭してきました。勝ち負けは時の運によります。それよりも,堂々とした発表ができることが大事だと述べてきました。堂々とした発表とは,多大な努力を傾けてきた結果,自分たちなりの明快な主張とそれを支える根拠を提出し,一貫した論理が構築できているものです。堂々とした発表ができれば,例え負けたとしても周囲は「よくやったな」と評価してくれます。そして自分たちは達成感を得ることができます。堂々とした発表ができなければ,例え勝ったとしても達成感は得られません。
今回最優秀チームは堂々とした発表ができていました。しかし,残念ながら,決勝に残ったチームも含めて,残りの3チームは堂々とした発表ができませんでした。そのためうれしさも中くらいなのです。懇親会時,最優秀チームのメンバーが「先生,なぜもっと喜んでくれないのですか?あっさりしてますね」と言い寄ってきました。負けて悔し涙を流している学生がいる前で,喜ぶのははしたない振る舞いだという気持ちがありました。そして何より,ゼミ全体として成功でなかったという気持ちがありました。だから喜ぶ気が起きなかったのです。
今回うちのゼミの問題点が現れました。春先からしつこくノートをとれ,メモを残せと指示してきたにもかかわらず,本大会で特別審査員のコメントをメモしているゼミ生は少数でした。予選,決勝で,他チームの研究発表を聴いている際にも,きちんとメモをしていなかった。メモは直接的に質問力に影響を与えます。うちのゼミの質問は他大学生に比べてレベルが低かったといえるでしょう。また,他大学と積極的に交流する姿勢に欠けていました。中間発表の時から本大会まで,懇親会ではずっとゼミ生同士で固まっていました。他大学の教員にアドバイスを求めることもしませんでした。ただ,最優秀賞チームのメンバーは比較的交流を図ることに積極的だったし,メモもそれなりにとっていたようでした。それが堂々とした発表と受賞につながったといえるでしょう。
名古屋マーケティング・インカレは3年次で終了してしまいます。4年次は卒論を書いてもらうのですが,例年ゼミ生は3年次ほど力を入れてくれません。今年度もあきれるほどいい加減な4年生が続出しています。半数が書き直しになる見込みです。今の3年生は来年度どうなることでしょうか。最優秀チームのメンバーは4年次に手抜きの卒論を書いたならば,受賞の意義がないということを心得て欲しい。そして,インカレでは評価が得られなかったゼミ生は,卒論で挽回するという心意気を持って欲しい。名古屋マーケティング・インカレはただのお祭り騒ぎではないのだから。