愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

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2011年04月08日 | 名古屋マーケティング・インカレ
昨日,今年度1回目のゼミ開講日でした。実質的には3月18日に始まっていますが,形式的には昨日始まりました。

3年生は,3月に指示した,名古屋マーケティング・インカレに向けた,研究テーマ案を発表してもらいました。2チームに分かれていたので,それぞれ発表してもらいました。1チームは電子マネー普及に関するもの,もう1チームはネットスーパーに関するものでした。ネットスーパーに関するものは何がやりたいのかまったく不明だったので,今年度初のダメ出しをしました。根本的なやり直しです。電子マネーに関するものは問題点をあれこれ指摘して,つぎまでにそれをつぶしてくるように指示しました。両方とも,まだまだ研究テーマとして掲げることができるレベルには達していません。悩みぬいて欲しいと思います。

発表に先立ち,4年生に名古屋マーケティング・インカレ参加の心構えを話してもらいました。4年生が語ったのはつぎの事柄です。

「研究テーマは一度決めたら絶対に変えてはならない」
「研究テーマは早く決めて,動き出して欲しい」
「自分たちは4月から12月の本大会まで,先生に同じことを指摘され続けた。それをきちんとクリアしていれば,いい発表ができたはずだ。指摘されたことはきちんと検討すべき」
「常にメモを取って,どんな議論をチームでしてきたのか記録を残すべき。もし迷ったら,その記録を振り返って,原点に立ち戻ることをして欲しい」
「テーマに関連する専門書やテキストは春学期のうちにきちんと読んでおくべき。自分たちは秋学期に理論の基礎的理解が足りないことを感じ,専門書を読み始めたが,本大会には間に合わなかった」
「プレゼンの練習は何度もやって欲しい。うちの大学の学生は他大生と比べてプレゼンが下手だ」

4年生は自分たちはうまくいかなかったという反省から後輩に語ってくれました。以上の事柄は今の自分なら心の底から納得できるが,1年前ならぴんと来なかったかもしれない,後輩たちには感じ入って欲しいとも語っていました。3年生たちには是非ともすべて実行して欲しいと思います。

今年度の名古屋マーケティング・インカレでは運営上いくつか変更点があります。まず,例年,本大会でのみ行っていた学生による相互評価を中間発表会でも行うことになりました。評価を改善につなげてもらうためです。また,従来のような総合的な評価ではなく,いくつか評価項目を分けて行うことになりました。例年プレゼン重視の評価になりがちで,研究の論理性や着眼点の面白さが今ひとつきちんと評価に組み入れられていない印象を教員が持っていたからです。全参加チームのメンバーに対して教員があらかじめ論理性の評価についてレクチャーすることにもなりました。なお,アーカイブづくりという観点から,中間発表会と本大会の研究発表概要(議事録のようなもの)を参加学生がまとめ,記録として残していくことになりました。これはホームページで公開されます。

ともかく,これから8カ月間,徹底して取り組んでください。本大会終了後,こんな充実した日々はなかったと,しみじみ思うようになるはずです。

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