愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

就活の心構え

2014年06月06日 | 就職
以下のような,就活面接に関する記事を産経新聞(2014年5月24日)で見つけました。趣旨は,「無理に話を盛るな」ということです。企業は高スペック学生を評価するとは限らないのです。企業は学生のスペックよりも,学生が,日常の学生生活の中で起きる様々な問題を,どのように解決しているのかについて,見ようとしています。なぜならば,仕事の大半は,華々しいものではなく,地味な日常の出来事だからです。うちの学生の中には,スペックが劣ると悲観する者がいます。しかし,スペックが劣ることよりも,自分の日常をきちんと振り返っていないことのほうがまずいのです。

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就活で背伸びは禁物 最終面接での落選要因

2014年度も2カ月が過ぎようとしており、現時点で大手企業からの内々定が出始めている状況です。友人が内々定をもらったという話を聞いて焦りを感じ始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、「なぜ最終面接で落選するのか」という点に着目したいと思います。ここ最近「1次面接や2次面接は受かるが最終面接で落選する、その原因は何か」といった相談を受ける機会が多くなってきております。落選の原因は2点あると考えております。

1点目は、企業内での内々定の承認権限が企業幹部に委ねられていることです。昔から最終的には企業幹部が内々定のゴーサインを出すことになっているのが普通だったのですが、最終面接までの段階である程度の判断がされており、最終面接は顔合わせやあいさつのような確認程度といった位置付けが多かったように考えられます。しかし近年の最終面接での不合格者増加を見ていると、企業の業績不振や若手社員の離職率が影響して、企業側の目もより一層厳しくなっていることと、やはり企業幹部も承認をするからには責任を持って採用をしていくという気持ちの表れではないかと推測します。

2点目は、学生自身が背伸びをしてしまっている傾向があることです。企業側が欲しい人材は、「一緒に働きたいと思える人材+利益に貢献してくれる人材」です。そのような観点から企業の採用担当者は学生の皆さんと接しています。学生の皆さんには全国大会で優勝した学生、研究発表で評価を受けた学生、国家資格を取得した学生などさまざまな方がおります。そんな中で就職活動を進めていると、他の学生が立派な経験をしているのに私にはそんな経験がないと、自分と比較し萎縮してしまう学生が多数存在するのも現状です。ただ、私はそこで萎縮する必要はないと考えています。繰り返しになりますが、企業側が欲しい人材は、「一緒に働きたいと思える人材+利益に貢献してくれる人材」です。この方針に合致するのは、全国大会で優勝した学生や研究発表で評価を受けた学生だけでしょうか。

例えば、地区大会1回戦を突破するために苦労した経験や、試験の点数を10点上げるために苦労した経験、そのような経験でも立派なアピールポイントになると私は考えます。もちろん、技術に優れた学生は企業で即戦力になります。ただ、現状は企業で仕事をしたことがないため、戦力になるかは未知数です。そのため、企業の採用担当者は学生時代の成果だけでなく、その学生がどのような意識で問題に取り組み解決したのか、過去の経験が入社後に生かせるのか、企業に貢献してくれるのかといった点も重視しており評価対象としていると考えられます。このことから自己PRはありのままの自分を伝えることが重要であり、自分自身を大きくみせる必要はないということです。
コメント
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