愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

活動状況

2014年07月11日 | 運営
最近のゼミ活動を報告します。

4年ゼミ生は卒論のテーマを決定し,教務課に論題を提出しました。提出後は,原則的に,論題変更はできません。例年と同じく,今年度も,先行研究をきちんと調べたうえで,テーマを決めることをゼミ生には指示しました。先行研究に基づかない,思い付きのテーマは認めないと諭しました。また,セブンイ-イレブンのマーケティングのような,本の丸写しになってしまう,ありがちであいまいなケーススタディーも認めないと諭しました。

こちらの教育的意図を何とか理解してくれたようで,思い付きのテーマはありませんでした。手間のかかるフィールドワーク,詳細な文献の検討が必要なケーススタディー,何らかの実証的調査が必要な仮説検証型研究が含まれています。

そのうちの一つは,朝市の魅力を探究するもので,佐賀県唐津市の呼子朝市を取り上げ,その集客力の源泉を検討します。4年ゼミ長の白井理恵さんが,夏休み中大学から九州経済調査協会に派遣されて研修を受けることに伴い,このテーマを選びました。当研修では,研修生は,九州経済に関係したテーマで自主研究を行って,調査協会において発表することが求められています。そのため,呼子朝市を取り上げることになりました。ちなみに,白井さんは,愛知学院大学同窓会組織の商経会から派遣研修に対する助成金を授与されました。商経会には感謝いたします。

3年ゼミ生たちは,7月6日今年度1回目の中間発表会に参加しました。先日その反省会を開きました。彼らが振り返った自分たちの問題点は,とにかくプレゼンが下手で,質疑応答は最低レベルだったということでした。原稿を棒読みして,内容を理解させる工夫のない発表をしたチーム,質疑応答場面で質問されたことに全く答えることができず,大恥をかいたチームがありました。内容はともかく,プレゼンと質疑応答に関しては,他大生には完敗であるという声がいくつもあがりました。

発表会参加前に,私から,内容に加え,プレゼン方法についても,いくつか指摘をしていました。しかし,痛い目に合って,恥をかいて,ようやく本気で改善する気持ちが生まれてきたようです。来週以降,評価シートが届き,他大生からの発表評価が明らかになります。それを読んで,愕然としてもらって,内容についても本気で改善を画策して欲しいと思います。

2年生に対するゼミ募集活動が終了しました。商学部でもっとも不人気なこのゼミは,例年通り,3次募集まで行い,定員を充足することはできませんでした。マーケティング関連ゼミは,今年度は大人気だったらしく,どこも応募者殺到で,1次募集で終了したにもかかわらず,このゼミは,応募者少数のため3次募集まで行っていたので,同僚に驚かれていました。よほど嫌われているのか,活動に魅力がないと思われているでしょう。いつものことなので気にはしません。

募集面接時,応募者に説得を行いました。私とゼミ生代表が,2年半に及ぶゼミ活動の流れを説明した後,応募者に対して,「いろいろ大変だから,このゼミはやめておいた方がいい」としつこく呼びかけたのです。そして,応募者に応募書類(小論文)を書いてもらう際に,教員の私はいなくなって,応募者が途中退出して応募を取りやめる機会を与えました。応募者が少ないのだから,残ってもらうようにするのが普通だろうと学生は思うかもしれません。奇妙だとゼミ生からは言われました。しかし,以上の対応で,応募者の動機を確認しています。不人気だろうが嫌われ者だろうが構わないので,とにかくちゃんとした大学教育を実現したいのです。ちなみに,3次募集時,そのような措置で,応募者のほとんどが応募を取りやめました。

新ゼミ生には秋に論文コンテストに応募してもらう予定です。今月から集まってもらって,作業を始めます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする