第6回の名古屋マーケティング・インカレが終了しました。ゼミの活動を総括します。本大会では2チームとも堂々とした発表はできませんでした。私の評価は「あかんかったな」の一言です。2チームとも主張を支える根拠が弱く,説得力のある論理が構築できていませんでした。この根拠はデータと理論双方を指しています。
説得力のある発表ができなかったのは,自分たちの仮説や主張を決定する時期が遅かったためです。前日になってようやく主張が固まったという状況ではすっきりした論理が構築できるはずはありません。論理が構築できなかったうえに,プレゼンテーションの練習も十分行うことはできませんでした。
なぜこういう状況に陥ったのかといえば,チームのマネジメントに問題があったからです。今回,例年以上にチームのまとまりがなく,マネジメントがへたくそなのに驚きました。
何も貢献しない(ほとんど何もしない)メンバーがいて,それに対してチームを引っ張るメンバーが怒るということは例年見られるのですが,今年は,リーダーの指示を無視する(約束をすっぽかす),連絡すら取らないというメンバーが複数現れたことに驚きました。そういうことをしておきながら,正規のゼミの時限には平然と出席している。さすがに,ゼミ生だけでなく私もあきれました。結局,何名かには私から勧告してチームから外れてもらいましたが,チームには介入しないことをゼミの方針にしていたので,これは異例の展開といえます。
努力を傾けるメンバー間にも問題がありました。自分の思いつきの考えを言い合うばかりで,意見集約をうまく図ることができず,時間を浪費する場面が多々ありました。
意見集約のためには,集約の方向性を示す概念を提示することが必要です。そして,その方向性の下,個人の意見を修正すること,複数の意見を踏まえて別の考えを導出することが必要です。その過程では,せっかく苦労して個人が導出したいくつかの意見は捨てられることになります。その際,リーダーを中心に取捨選択を進めますが,リーダーが強引に自分の意見を押し付けるのでなく,より説得力のある論理の構築という観点で,メンバーの同意が得られるようにそれを進めなければなりません。そして,いったんチームの方針が定まれば,個人としては本意でなくとも,メンバーはそれにしたがってつぎの作業を始めなければなりません。
これらは,チームリーダーのリーダーシップと他のメンバーのフォロワーシップがうまくかみ合ってこそ実現するのですが,ゼミ生たちはそもそもリーダーシップやフォロワーシップをきちんと考えてことに当っていませんでした。
何も貢献しないメンバーが例年以上に多くいたためか,ゼミ全体で研究発表にかける意気込みが例年よりも下回ったことも,堂々とした発表ができなかった理由かもしれません。秋学期に入ってからのゼミの雰囲気はいいものではありませんでした。
ちなみに,今回最優秀賞を得たチームを輩出したのは名古屋学院大の濱ゼミでしたが,そこはゼミ全体で意気込みが強く,各チームのかけた努力は他大学のゼミを上回っていました。最優秀賞以外の発表も優れていました。各チームは,名古屋マーケティング・インカレに加え,大阪で開催される日経ビジネス協賛の西日本インカレにも参加していました。そして昨年度経験者の4年生がつきっきりで今年度参加の3年生を連日指導していたそうです。うちには見られなかった光景です。
私の方からチームのマネジメントに早い段階で介入すべきだった,そして研究発表への努力をもっとけしかける工夫をすべきだったかもしれないと反省しています。名古屋マーケティング・インカレ自体は大成功だったためか,かえって,うちのゼミの低調さを無念に思います。
今年の結果には,ゼミ生,教員双方とも大いに反省しなければなりません。そして,それを今後のゼミの運営やゼミ生の能力向上に活かせるような方策をあれこれ考えなくてはなりません。
説得力のある発表ができなかったのは,自分たちの仮説や主張を決定する時期が遅かったためです。前日になってようやく主張が固まったという状況ではすっきりした論理が構築できるはずはありません。論理が構築できなかったうえに,プレゼンテーションの練習も十分行うことはできませんでした。
なぜこういう状況に陥ったのかといえば,チームのマネジメントに問題があったからです。今回,例年以上にチームのまとまりがなく,マネジメントがへたくそなのに驚きました。
何も貢献しない(ほとんど何もしない)メンバーがいて,それに対してチームを引っ張るメンバーが怒るということは例年見られるのですが,今年は,リーダーの指示を無視する(約束をすっぽかす),連絡すら取らないというメンバーが複数現れたことに驚きました。そういうことをしておきながら,正規のゼミの時限には平然と出席している。さすがに,ゼミ生だけでなく私もあきれました。結局,何名かには私から勧告してチームから外れてもらいましたが,チームには介入しないことをゼミの方針にしていたので,これは異例の展開といえます。
努力を傾けるメンバー間にも問題がありました。自分の思いつきの考えを言い合うばかりで,意見集約をうまく図ることができず,時間を浪費する場面が多々ありました。
意見集約のためには,集約の方向性を示す概念を提示することが必要です。そして,その方向性の下,個人の意見を修正すること,複数の意見を踏まえて別の考えを導出することが必要です。その過程では,せっかく苦労して個人が導出したいくつかの意見は捨てられることになります。その際,リーダーを中心に取捨選択を進めますが,リーダーが強引に自分の意見を押し付けるのでなく,より説得力のある論理の構築という観点で,メンバーの同意が得られるようにそれを進めなければなりません。そして,いったんチームの方針が定まれば,個人としては本意でなくとも,メンバーはそれにしたがってつぎの作業を始めなければなりません。
これらは,チームリーダーのリーダーシップと他のメンバーのフォロワーシップがうまくかみ合ってこそ実現するのですが,ゼミ生たちはそもそもリーダーシップやフォロワーシップをきちんと考えてことに当っていませんでした。
何も貢献しないメンバーが例年以上に多くいたためか,ゼミ全体で研究発表にかける意気込みが例年よりも下回ったことも,堂々とした発表ができなかった理由かもしれません。秋学期に入ってからのゼミの雰囲気はいいものではありませんでした。
ちなみに,今回最優秀賞を得たチームを輩出したのは名古屋学院大の濱ゼミでしたが,そこはゼミ全体で意気込みが強く,各チームのかけた努力は他大学のゼミを上回っていました。最優秀賞以外の発表も優れていました。各チームは,名古屋マーケティング・インカレに加え,大阪で開催される日経ビジネス協賛の西日本インカレにも参加していました。そして昨年度経験者の4年生がつきっきりで今年度参加の3年生を連日指導していたそうです。うちには見られなかった光景です。
私の方からチームのマネジメントに早い段階で介入すべきだった,そして研究発表への努力をもっとけしかける工夫をすべきだったかもしれないと反省しています。名古屋マーケティング・インカレ自体は大成功だったためか,かえって,うちのゼミの低調さを無念に思います。
今年の結果には,ゼミ生,教員双方とも大いに反省しなければなりません。そして,それを今後のゼミの運営やゼミ生の能力向上に活かせるような方策をあれこれ考えなくてはなりません。
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