愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

合宿2011

2011年09月11日 | 運営
9月8日~10日に,恒例のゼミ合宿を行いました。うちのゼミでは,合宿には必ず商業視察を組み込むことにしています。今回は福岡の百貨店視察を組み込んで,福岡と長崎方面に旅する合宿を挙行しました。

1日目は,福岡の百貨店視察です。朝,名古屋から新幹線に乗り,昼過ぎに福岡に到着。最近開店し,地元で話題を呼んでいる博多駅上の阪急百貨店を中心に,天神地区の岩田屋,三越,大丸などを観て回りました。学生にはなじみの薄い百貨店をあえて観ることにしました。ゼミ4年生の一人が,九州経済調査協会における研修で阪急百貨店博多店を調査しているので,それならば3年生にも考察してもらおうと思ったからです。

百貨店といっても,それぞれ個性があります。そして,それは各社の戦略と歴史的経緯によって形成されています。マーケティングを学ぶゼミ生には,それらをきちんと感じ取って欲しかったのでした。ターゲットからずれているためか,男子学生の中には,店内を漫然と通過するだけで,きちんと見ていない者がいましたが,女子学生はさすがに積極的に観察していたようです。合宿の主眼は観察調査の演習ということになっているので,観察の結果をレポートにまとめてもらうことになっています。

1日目の夜は,研究発表の打ち合わせを行いました。一つの部屋に集まり,夏休み中の各チームの進捗状況を確認し,不明な点を指摘し合いました。合宿の前日に名古屋で泊まり込んで内容を練っていたチームがありました。意欲と危機感が高まり,引き締まった夜になりました。

2日目は,バスで移動して長崎県佐世保にあるハウステンボスに出向きました。ハウステンボスはHIS傘下で現在経営再建中です。すでに黒字化しているそうですか,どのような策によって再建を図ったのか興味がありました。私が観た感想は驚きの一言でした。

そもそもハウステンボスは,オランダの街を再現した,異文化体験のできる大人のためのリゾート施設でした。しかし,現在はそのコンセプトを希薄化させて,なりふり構わず集客を図っているのでした。ファミリー向けに転換を図り,ワンピースをテーマにしたアトラクション,子供向け釣り堀,世界中のビールの試飲コーナー,テレビ番組キャラクターグッズの販売,ファッションショーなどやれることは何でもやっている感じです。しかも効率追求のためかいくつかの施設を放棄しています。経営再建のプロセスを知ることができて意義深かったのでしたが,私やゼミ生たちが観光を十分楽しめたかどうかというと・・・。ただ,私はオランダの宮殿を再現したパレス・ハウステンボスには感激しました(もったいないことにゼミ生たちは見ていないらしい)。

2日目の夜はバスで福岡に戻り,飲み会になりました。限度を超えて飲んでしまうゼミ生がいるのはいつもの通り。そして翌朝二日酔いで倒れるゼミ生が続出するのも例年通り。3日目は自由行動にしていたので,寝ているのもOKでしたが,買い物に出かけるゼミ生が多かったようです。買い物をすることで,商業をよく観てくれたならば,意義はあったでしょう。ちなみに,私はこの日大宰府に出かけました。学問の神様菅原道真ゆかりの大宰府天満宮に参って,ゼミの発展を祈願?したのでした。

合宿の始まる日を知らなかったという前代未聞の理由で1人が遅れてきた以外(しつこくスケジュールは連絡している),トラブルはなく円滑に進行しました。これもひとえにリーダーたち(ゼミ長,副ゼミ長,書記)の巧みな計画と指揮によると思います。私はほとんど傍観しているだけよかったのでした。ツアープランを利用したおかげで,料金は比較的抑えられました。視察,観光,ショッピング,研究打ち合わせなどを盛り込み,例年以上に時間の使い方が有意義でした。

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