明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

舞姫 吉田拓郎

2019-02-12 21:08:00 | 僕の音楽日記
 
1978
音楽シーンが騒がしくなっていた。
先のかぐや姫が再結成し、
ツアーを行うとし、
にわかに 一旦75 つま恋で収束し、
幕をした、
フォークブームの立役者たちが
 
それぞれのフィールドで活動していたが……
 
振り返りの時期だったのか、
さらなるステップupのためだったのか?
ブームの再燃を狙うためだったか?
かぐや姫は再結成をした。
そして裏方に引っ込んでしまった
吉田拓郎も動きをみせてきた。
 
大きく
ニューミュージックという
歌謡界をも飲み込む波の中で
彼らは
何を思い
どうしていきたいと願ったのか
音楽シーンを牽引してきた吉田拓郎
かぐや姫が
つま恋でひとつの道筋をつけ、
音楽シーンの夜明けを見せつけた
あの時から
好むと好まざると
願った形になっていたのだろうか?
 
台頭してくる新しい
ミュージシャンたち
新旧入り交じった
新しい音楽
ニューミュージック
そこには
70年代初頭 中期のような
暑苦しい
メッセージソングから変化し、
心地よい音と耳障りのいい歌詞の
歌が届けられるようになっていた。
 
 
かぐや姫 今日
のツアーの会場で聞いた
「舞姫」
は吉田拓郎の新曲だった。
あの時
初めて耳にした
「舞姫」という歌は
 
なんて言う歌のタイトルなのか?
まだ発売前、
YUI音楽工房 事務所をあげて
事務所の威信をかけ、盛り上げていた時代でもあった、
言わば
一丸となって ……だ。
 
プロモーションのように会場にYUIに所属のアーティストの歌が流れていた。
僕は吉田拓郎さんのファンゆえ、当然耳が聞き分け
この歌を捉えた。
 
タイトルが分からない……
 
🎶死にましょ ため息混じりの冗談に~
死ねないよ~年月だけが押し黙る~
舞姫~wo wo 舞姫~
 
 
サビのフレーズだけを一生懸命頭に叩き込み覚えた。
あの時代
今ならスマホで録音して
保存できるのに……
一生懸命頭に記憶して
忘れないように
でも、かぐや姫のコンサートはのめり込んで盛り上がりたい……
そんな
コンサート始まり前に
耳にした
吉田拓郎さんの「舞姫」だった。
 
 
当然 発売日がきたら
行きつけのレコード店のマスターに予約してあった新譜をすぐさま買い
何回も何回も聞いたシングルレコードだった。
ちょうどテレビドラマ
「たんぽぽ」宇津井健さん主演のドラマの主題歌もカップリングされていた。
「隠恋暮」かくれんぼ
というタイトルで
こちらもいい歌だった。
 
両方とも松本隆さんの作詞。
 
情景描写が歌の世界を
拓郎さんの歌の世界を
広げていった。
 
この後
松本隆
吉田拓郎
コンビでの作品が
怒涛のように
作られていくのであった。
 
「舞姫」
 
霧けむる瓦斯灯の火が
君の瞳の涙を照らすものすべて灰色の街
ぬぎ捨てた靴だけ紅いよ 「死にましょう」
ため息まじりの冗談に
「死ねないよ」 年月だけがあとずさる
 
舞姫舞姫 都会の夜を今 駆け巡る
恋という名の舞踏会
 
舞姫 君は手足が 舞姫 そう折れるまで
踊りつづけるつもりだね
 
鞄へと夢をつめこみ 君は来た
このみぞれ街 三日後に東京湾から
吹く風に髪も凍えた 「愛しましょう」
心を絞って叫んでも
「愛せないよ」 顔をそむける人ばかり
 
舞姫舞姫はじめて君を見た
居酒屋で涙相手に踊ってたね
 
舞姫 不幸は女を 舞姫 美しくする
男をそこにくぎづける
 
透き通る硝子の肌を抱きしめて
あたためたかった でもそれが優しさなのか
愛なのかわからぬままに「死にましょう」
女の瞳の切っ尖に
「死ねないよ」 淋しさだけが押し黙る
 
舞姫舞姫君の寝床にレモンを置いて
今夜遠くに旅立つよ
 
※舞姫 人は死ぬまで 舞姫 運命という
糸にひかれて踊るのさ※
 

アルバム かぐや姫 今日 かぐや姫

2019-02-12 15:39:12 | 僕の音楽日記

1978 4 に第2 かぐや姫

期間限定で

再結成された。

それはラジオ番組から

衝撃的なニュースが飛び込んできた。

南こうせつのオールナイトニッポン

からだったと思う。

確かその番組には

ミニコーナーもあって

長渕剛さんがまだ売れる前だった

アコースティックギターを弾きながら

歌うコーナーもあって、

「裸一貫 ギターで勝負」というコーナー。

結構楽しみだったなぁ

何より それより

番組で盛り上がってきてたのは

どうやら かぐや姫 再結成する!

というこうせつさんからの

願望とも

展望とも

違う

ほぼ

決定の内容の

ニュースが発表されたことだ。

そして

発表されたのが

アルバム

「かぐや姫 今日」

つま恋75

での伝説のライブから3

また、再結成ツアーをする

という

ビックニュースが駆け巡った。

中学三年だった僕は

正しく

かぐや姫に出遅れた世代。

リアルタイムで見ることができなくて

見過ごした出遅れた世代だった。

そして僕はコンサートデビューもこの

かぐや姫 今日

のツアーからだった。

こんなパンフレットもあり、

レコード店では

オール新曲のかぐや姫 今日

の販促が賑やかしく始まっていた。

1曲目

遥かなる想い

正やん こうせつ

のコンビでの1曲。

レコードを買って 針を下ろし

1番に聞こえてきたサックスの優しい響き

始まりを告げる

ファンファーレのような

感じが

ワクワクを増長させる。

🎶誰もが1度川の流れを変えてみたいと

若く燃えたあの日の歌がどこかで聞こえている

いいね

いいね

かぐや姫 今日だよ

トゥディだよ

ニヤけた顔で

堪能するかぐや姫のニューアルバム

1曲目は凄いインパクトだ!

🎶いつか 君を迎えに行こう

約束はできないけど

オープニングにも

エンディングにも

アンコールにも

なりうる曲だ。

さすが!かぐや姫だ。

1曲目から三重丸だ!

2曲目 わかれ道

正やんらしい

そう

正やんの歌はこれだ

風とも違う

かぐや姫というフィルターが

かかった時の正やんの作品は

やはり

どこか少し違う。

3曲目 赤い花束

パンダさんらしい

おお~これこれ!

って感じのパンダ節

ミドルテンポのパンダ節。

4曲目

麦ふみ

正やんの作詞

こうせつの作曲

このコンビは緩急自在やね

この時代に

麦ふみ……

前時代的な叙情的な世界が

こうせつさんの歌で

童謡のように

響く。

でも

暗い……

5曲目

春の陽だまりの中で

これはこうせつさんの得意なバラード

モロ ソロになってから

のこうせつさんの世界観

そのまま!

ゆったり

まったり

好きな曲です。

作詞が

喜多條忠さんだったんだ。

6曲目

A面最後の曲

センセーショナルバンド

パンダさん作詞

こうせつさん作曲

もうお祭りにもってこい

予定調和の歌。

ハイハイって感じでニヤけてくる。

7曲目

きらいなはずだった冬に

もう

これは

風の正やん

そのまま

こっちにやって来ました。

そんな感じ!

B 1曲目の始まりにはいい感じのミドルテンポのノリがいい

サウンド志向にいきかけてる

正やん

8曲目 幸福のメニュー

少し今までのかぐや姫じゃない

世界観。

時代がフォークシーンからニューミュージックと呼び名も変わり

少しオシャレに

少し粋な感じが

タイトルとかにも反映されてきてる。

でも歌の内容は

元がえすと

はじめまして

の頃の

少しわちゃわちゃの頃と寸分かわってないのかも……

9曲目

笑いしゃんせ泣きしゃんせ

ここにも

喜多條忠さん

登用

ソロのこうせつ節

もうかぐや姫のあの頃の世界では完全になくなった。

そう!正しく

かぐや姫 今日 だと

改めてこの歌で

今を感じる

あの頃に引き戻せない

そんな感じだ。

10曲目

おはようおやすみ日曜日

正やん作詞

パンダさん作曲

ツアーライブでも

耳に残るサビのフレーズだった。

🎶おはようおやすみ日曜日

心ゆくまで眠ろう

都会がうるさ過ぎるのは

誰のせいでもないさ〜

何だか

わかったような?

分からないような?

でも

かぐや姫 今日なんだ!

11曲目

湘南

今回のアルバムの中で一二の出来だ。

さすが正やん

ある意味 の世界観の伏線ありき

のこの作品てことでもある

情景が、ハッキリ誰にも

思い浮かべられることが

さすが正やんなんだなと感じる。

12曲目 おまえが大きくなった時

これも いい歌。

スケール感あって

幼い日に

とよく似た感じのこうせつ節炸裂

でも

かぐや姫のフィルターがかかってる

こうせつさんのソロの作品としても充分通用するけど

やはり

かぐや姫 今日!

アルバムを聞いて

ライブへGO

だった。

予習は終わった

あとはライブを待つのみ!

そう!チケットを友達の姉さんが取ってくれて

待ちに待った かぐや姫に逢える

ワクワクが

中三の終わり卒業後の春休みに充満していた。