明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

南風 太田裕美

2019-02-20 21:33:53 | 僕の音楽日記
高校になって
酒屋で バイトを始めた僕は
炭酸、ジュース好きがこの頃から
始まってた。

老舗の三ツ矢サイダー
新興勢力のキリンレモン

オレンジジュースにはキリンオレンジが出始めて

ちょうどテレビCMで太田裕美さんが歌う
「南風」がCMのバックに流れる
キリンオレンジ。


小さい瓶だけど
大切に飲まないと
親から怒られるそんなミニボトル
当時はジュースも贅沢品だったかなぁ……
まだ自販機のスチール缶がではじめだした
頃だったから
瓶のジュースの全盛時代だったね。




500mlの大瓶も出て
そりゃもう
大騒ぎさ!
たっぷりしっかり飲める!
当時は コカコーラの500mlからリッター瓶
それからファンタ スプライトのリッター瓶もでてたり
キリンレモン
キリンオレンジも続けとばかりに500ml瓶もでて
炭酸好きにはたまらない季節だった。

太田裕美さんが歌う南風もキリンオレンジ
のイメージにピッタリ!
裕美さん=オレンジ
みたいな
……


そういえば
オレンジジュースといったらプラッシー
武田のプラッシー
お米屋さんで売ってます。

キリンオレンジが出てくるまでは
武田のプラッシーだったオレンジジュースは……
ちょっと
特殊は感じのプラッシー
小さい頃は
まだコーラとか出る前は
三ツ矢サイダー
と武田のプラッシー
の二大巨頭だった。

炭酸では無いプラッシー
キリンオレンジも炭酸ではないけど
オレンジジュースに革命の風は吹いたね

プラッシー
キリンオレンジ
ファンタオレンジ

オレンジ戦争が繰り広げられた
昔から米を買ったついでに米屋のオヤジが
プラッシーをすすめる
その流れで
僕たちの、家庭にプラッシーは
盆正月プラッシーがでてきた
手軽に買えるようになった酒屋さんからファンタやキリンオレンジが出てきて
スーパーでも買えるようになった。
あの頃手に入れるのが難しかった
オレンジジュース。

季節が変わる知らせを告げる
南風のように
キリンオレンジは
太田裕美さんの歌とともに
大いに売り出されたのだった。


流れる となりの町のお嬢さん 吉田拓郎

2019-02-20 07:24:18 | 僕の音楽日記
1975 9
最初のオールナイトニッポン
ラジオ番組だった
月曜日深夜
火曜日の午前1時からの
オールナイトニッポン。
 
確か、リアルタイムでこの回は聴いた
覚えがある。
 
「えー 吉田拓郎です。俺たちは離婚することになりました。吉田拓郎オールナイトニッポン最終回です。」
といきなりの
カウンターパンチ
眠い時間をやり過ごし
一瞬何を言ってるのか?
分からないまま
番組は突入。
静かに 淡々としかし そのうちヒートアップして
怒りを吐露する場面も……
 
真実はいつも
ここにある
とばかりに
 
ラジオ番組に育てられ
コンサートで
積み上げてきた
その実績は
テレビ主導
マスコミ主導で売ってきたものとは
一線を画してきた自負が
あそこまで拓郎さんはじめ
ブレーンを強くしたのだと思う。
 
 
その対マスコミに向けての感情の高ぶりは
半端なく
このままでは消えない
とばかり
その決意を述べながら
自分に鞭打ちながら
番組は終わりを迎える
 
吉田拓郎
常にパイオニア的な
言動とその行動に
そこには逆風も待ち受けて
いるわけで
それでも
跳ね除け
さらに上をゆく
時代の寵児だった。
75年その年 空前のイベント
つま恋を成功させ
バーンアウトする中で
離婚はその前に決まっていただろうが……
きっと
あのつま恋で死んでもいいと
思っていたのかもしれない。
そして
燃え尽き
しばらくは何もできない状態に……
 
番組最後に流れた曲が
「流れる」
だった。
フォーライフ・レコード
1弾シングル
となりの町のお嬢さん
B
 
A面という話もあったらしいが……
 
静観する
達観する
そんな 禅のような
心を沈めて
しばらくは身を潜める
そんな心境を
文語調の詩で淡々と
歌にしている。
 
 
ミソギを過ぎるのを待つように
決意ある行動には
いつもながら
逆風を受け
それをたびごとに
跳ね除けてきた
吉田拓郎さん
 
 
最初のオールナイトニッポンの最終回は
不本意ながら
そんな形で終わりを迎えた。
 
でもまた帰ってくる
とも言い残し
1980 10月に金曜日パーソナリティで
復活している。
 
 
あの時布団の中で
ラジオに耳を付けながら聴いた
吉田拓郎オールナイトニッポン最終回
 
はじめて聴く 「流れる」は
聞いてきた歌の中で
等身大の歌として
しんみり
と厳かに聞き入ってしまった。
そして歌が終わると、同時に
番組も終わり
ピッタリ午前3時の時報が次の瞬間
流れた。
ギリギリまでやった
吉田拓郎オールナイトニッポン最終回。
演出も見事なくらい
ハマってた。
ひとつのドラマを聴いてたような
リアリティある
番組は、印象的にも
後にも先にも
それが1番だった。
ましてや
エンディング曲
「流れる」も然り……
 
今でも拓郎さんの中で
多分1番好きな曲かもしれない。