私の数少ない自慢の一つは、京都コンサートホールで演奏
したことだ。
演奏と云っても、男性合唱団の伴奏楽器でフルートを吹い
てほしいと、女性でフルート仲間の先輩が連れて来た合唱
団の指揮者に頼まれたことだった。
当時私は73歳、フルートはまだ3年目の未熟もの。人様
の前で吹くなんてだいそれたことはようできんと最初断った。
しかし、合唱団が歌う曲は日本の民謡や古い歌で簡単な曲
だからと云って楽譜を渡された。
フルートの先生は「楽譜を受け取ったら、もう断られへん
で」と云った。
「仕方ないか」と出演をOKした。
「砂山」「菩提樹」「野ばら」「この道」・・・
これならなんとかなるわ。
甘かった。
「京の町衆のHISTRY」という曲はスメタナとドボルザーク
の大曲を合唱用に編曲したものだった。
私の技よりはるかにバーの位置が高かった。
したことだ。
演奏と云っても、男性合唱団の伴奏楽器でフルートを吹い
てほしいと、女性でフルート仲間の先輩が連れて来た合唱
団の指揮者に頼まれたことだった。
当時私は73歳、フルートはまだ3年目の未熟もの。人様
の前で吹くなんてだいそれたことはようできんと最初断った。
しかし、合唱団が歌う曲は日本の民謡や古い歌で簡単な曲
だからと云って楽譜を渡された。
フルートの先生は「楽譜を受け取ったら、もう断られへん
で」と云った。
「仕方ないか」と出演をOKした。
「砂山」「菩提樹」「野ばら」「この道」・・・
これならなんとかなるわ。
甘かった。
「京の町衆のHISTRY」という曲はスメタナとドボルザーク
の大曲を合唱用に編曲したものだった。
私の技よりはるかにバーの位置が高かった。