人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

フランスの柔道指導制度から学ぶ

2013-02-19 18:40:49 | お勧め
スポーツ界で次々発覚する指導者による体罰、暴力問題。
当面、当事者の免職や辞任、組織の改革で事を収めようと
している。激しく追っかけてきたマスコミも熱が下がって
いる。

それでいいのだろうか。もっとすべきことがあるのではな
いか?そんな思いを頭の片隅において新聞を見ていたら、
ぴたりの提言が読者欄にあった。新聞の読み方の一つに大
きな見出しの記事よりべた(1段)記事に値打ちものがあ
る…。

投稿氏は、「暴力根絶、仏の柔道に学ぼう」と題して、柔
道人口の多いフランスでの「資格認定制度」について紹介
していた。基になっているのは、鹿屋体育大学の浜田初幸
准教授が調査、研究した「フランスの柔道資格認定制度」
である。

今度はネットで浜田氏と研究を検索した。浜田氏は198
1年の全日本体重別選手権で優勝するなど国内外で活躍、
講道館7段の実力者であり、学者として数々の論文を発表
している。日本を代表する柔道家の一人だ。

浜田氏の論文によると、柔道人口の多いフランス柔道界で
は独自の指導資格年定制度がある。それは国家試験であり、
「資格認定」を受けない限り、柔道指導をするのは法的に
禁止されている、という。

柔道指導者は、医学的知識も含め380時間以上の研修が
義務付けられていて、フランスでは近年重大な事故は起こ
っていないという。
日本の武士道から、礼儀、謙虚、尊敬、誠実、勇気,自制
などの文言を用い、日本の伝承文化を取り入れている。例
えば「対戦相手には正しく礼をして敬意を払う」などを文
書にして配布している。

浜田氏は「フランス柔道の発展は、時代の流れを正確に掌
握しそれに対応する柔軟な思考、臨機応変な対策を迅速に
実行している」。投稿氏は「勝ち負け一辺倒でない教育を
行っている」と感想を述べている。(続きは日本の場合を
書きます)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿