人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

結婚披露宴で啄木の「初恋」

2016-11-14 21:13:41 | 80はミステリーゾーン
森 麻季╱初恋(石川啄木)


金沢で孫娘の結婚式の披露宴でフルートを吹くことに
なった。

でも、いま風邪の咳に悩まされている。
当日はのど飴をなめて咳を抑えなければならない。

吹くのは石川啄木作詞の「初恋」と「トロイメライ」の
2曲。
合わせて3分に仕上げようと思っているので、「初恋」
は一節で切らなればならない。

まだ結婚しでいる甥や姪がいるのに、孫が先に結婚式
をあげる。久しぶりのおめでたい出来事である。

おまけに、趣味のフルートが役に立つ。
爺としては喜ばなければならない。

どうか、それまでに、風邪が治るよう、自重しなければ
ならない。

年寄りには、おしゃべりよりも緊張ひしひし。

孫の結婚式に備える

2016-11-13 06:27:38 | 80はミステリーゾーン
寒暖が毎日訪れている。あろうことか、何年かぶりに
風邪を引いてしまった。
熱は出ていないし、いまのところ咳が出る段階。

近く娘孫の結婚式が控えているので、なんとしても
治しておかねばならぬ。
しかも、披露宴でフルートを吹く約束をしている。

部屋を暖かくして、厚着、買い物以外、外へ出ない。
喉に霧を吹きつける器具も久しぶりに棚からおろして
「シュー、シュー」やる。そのまま、霧を部屋に埋め
ようとしたが、すぐ水が切れて頼りなし。

笛を吹いている最中に咳が出ないよう、のど飴を舐め
ている。この間、歯の定期点検で歯医者へ行ったばか
り。あめで虫歯にならぬよう、歯磨きを丹念に。

栄養のある食事、ビタミン類の錠剤を倍にして飲む。

年寄りには、時間があるのが強み、なんとしても早く
風邪を退治しなければならぬ。











「様」と呼ばれて偉そうになるとは

2016-11-09 06:43:36 | 80はミステリーゾーン
病院で「様」と呼ばれて偉そうにな態度をとる
患者が増えたことに、投書氏が「客」と「スタ
ッフの関係以前に「人と人」である、と指摘し
ていた。

「様」扱いの結果、スタッフへの暴言や暴力を
ふるう患者が増えたという。それで、また「さ
ん」に戻したら元に戻ったそうだ。

人は自分より上のもの、下のものと決めたがる。
決めないと落ち着かない。

しかし、患者や買い物客に上、下の身分は出な
いはずなのに、呼称に問題があった。

デパートやホテルで「さん」付けで呼び出され
ると、「え?おれっ」となりそうだし、仮に役
所で「様」扱いは違和感がありそう。


「様」を通り越して「殿下」、「閣下」と呼ばれ
たひともいたんだから、呼ばれた方は自然とふん
ぞり返るかもよ。

別の投書氏は、最初に持ち上げたのは歌手の南春夫
さんで「お客様は神様」と云い、人を神の領域まで
引き上げた。

私は寺の出身、学生の頃に「わかさま」と呼ぶひと
がいた。返事はできなかった。

「わかさま」じゃなくて、「ばかさま」と自分で思
っていたから。


ここで心理学者の登場。

「過剰な呼称は対等な関係づくり
の妨げになるので、注意が必要」

至極当たり前なことを人は見落す。「様」は手紙類の
宛名に使っていたら、問題はまず起きない。

チェロ、クラリネット、ピアノによる

2016-11-06 22:21:47 | 80はミステリーゾーン
紫野のアトリエ・ワムの演奏会はモーツアルト
を離れて、シューマン,ブルッフ、メシアン、
ブラームスらの作品を曲目に選び、ワム初めて
というクラリネットが加わった。

毎回50人くらいのお客さんが、詰めかけ、部
屋は満員。換気のため、主がピアノの下に這い
つくばって移動する。変だが、満員の部屋を見
れば納得する。


例によって、今日は演奏者でもある河野さんが
作品について、作曲者について解説するが、今
日も面白い話であった。

メシアン(1992~1920年)の「世の終わりの
ための四重奏曲」は、戦争に行っていた作曲者
が、死を思ったことで生まれた音楽という説明
に納得。

メシアンについて、クラリネットの小谷口さん
も「演奏者も観客もすごく緊張するから」との
前ぶれに聞く前から身構えた。

河野さんのチェロは、音色がすごかった。きれ
いも美しいも全て表現してもよい。それにお腹
に響くような低音。

これに京響主席クラリネット奏者、ピアノの河
野夫人が加わる贅沢なトリオ。


へえ、そうなのか。クラリネットはビブラート
奏法をしないってこと。
アットホームな演奏会は、いろんな勉強できる
から値打ちがある。


普通は起承転結の文章

2016-11-03 04:20:44 | 80はミステリーゾーン
新聞の記事は逆三角形と書いたが、普通は「起承転結」
が素直な考え方だ。

なにを書こうとしているかから始まり、3番目の変化、
そして結論。天声人語やコラムなどいわゆる作文、論
文の進め方が無理なく読めるのは、「だから、こうな
んだ」と納得が得られる着地に終わる。

作文で何を、どう書いたらいいか迷ったら、次の方法
がある。

いきなり「驚いた」と書く。次になにに。
真っ赤な夕日が水平線に落ちるさまに。
え? どこの話。
**県の日本海。
見ている人の表情は?
おいしいものを出す店なら、「夕日どんぶり」など名物
がある。
夕日にまつわる話をつなぐ。
夕日には感動があるから、そこから書き始めると書きや
すい一つの例。



黒木瞳さんは新聞型

2016-11-02 23:56:39 | 80はミステリーゾーン
朝日新聞に連載中の黒木瞳さんの「ひみつの
Hちゃん」は毎回読んでいる。こなれた文章
で、読むものを一気に引き込む。

黒木さんはおしゃべりが苦手で思ったことを
文章にすると書いている。そして、「結論か
らいう」そうだ。

結論をポンと出すのはまさに、新聞の記事。
記事はまず、見出しがあって、短い言葉で
記事の内容を知らせる。

次に文章に移り、文章の結論が出てくる。
次に説明に入る。

新聞の文章を逆三角形の書き方といわれる。

テレビはニュース以外は結論が後になる。
結論が終わりに来るから、その間、CMを効
果的に入れることができる。

「その答えはコマーシャルのあとで」という
方法だ。

新聞の結論を先にいう方法は、新聞を詳しく
読む時間がない人には、いきなり「こうなん
だ」事件なり政治なりを読者に読んでもらお
うとする伝統的手法といえる。

黒木さんは急いでものを聞くせいで「まず当
たり障りのない話をして、空気があったまっ
たところで本題にはいるものだよ」とたしな
められるくだりは文章と会話の違いをありの
ままに書かれていて、実に楽しい文章となっ
っている。

テニス教室を朝から午後へ

2016-11-01 04:54:44 | 80はミステリーゾーン
一時やめていた硬式のテニス教室に通っている。
ぐんぐんテニスの腕を上げようとの野心は全くない。硬式
テニスを知らないまま死ぬわけにはいかない。教室に通う
ことで、曜日に区切りをつけたい。それだけのこと。

私の通っているスポーツ施設には「ええ?」っというほど
多くの人たちが通っている。子供が大きくなって、時間が
できたであろう主婦。定年後に余暇をスポーツにあてる
シニア。

利用者は女性が多い。私のようなウルトラおじいさんは少
ないようだ。

テニス教室は朝から午後の部に変えたわけは。
独居老人も主婦のように、朝はいそがしい。まず炊事。洗濯、
掃除、これをさぼるとえらいことになる。これに医療機関が
加わると、これだけで朝はあっというまに過ぎてしまう。

正解であった。気持ち的に午後が楽でいい。
スポーツジムとして通っている接骨院があるが、これも朝か
ら夕方に代えた。

テニス教室の多くは女性。先日もコーチから紹介され、年齢
をいうと「ほー」という声が返ってきた。「ほー」の中には
「そんな年で,なんで」という感想も入っているに違いない。

でも、レッスンに入って私が動き出すと、そんじょそこらの
じじいと違う。とくにボレーは生徒のだれにも負けない動き
をする。

これでも、ソフトテニスを続けてきたのだから。