ふるさとの 山に向かいて・・・・岩手山

ルナです。


ふるさとの山に向ひて言ふことなし　ふるさとの山はありがたきかな






今日、ルナが出遅れて起きた時に、
ママさん達が何やら、急にお出かけの準備中。
えっ・・・・・どこかへ行くのかな？
ルナは、階段の上で、様子をうかがっていた。


突然だったけど、
ルナ達は、青空を求めるかのように、北へ向かって出発した。
行き先は、この山のあるところ。
石川啄木の短歌はこの岩手山を詠ったものだろうと言われている。







東北自動車道・・・・
一ノ関を過ぎた辺りから、空は、気持ち良いほどに晴れ渡り、
パパさんもママさんも、久しぶりに見る青空が、なんて眩しかったことか・・・

そして、盛岡の手前、紫波を過ぎた頃から、
懐かしいふるさとの山、岩手山がそびえる。
今日は、その頭に、白い帽子をかぶっていたけど、
盛岡は、気温27度、夏日だった。





（正面奥に見えるのは姫神山）


来週は、去年の夏に亡くなった姉上の一周忌が米沢で予定されている。
早いものだね・・・・
あの、ブルームーンの日から、間もなく1年が過ぎようとしているんだね。
お盆も、パパさんの予定が立たず・・・・
ママさんのために、今日、盛岡へ行こうって。
そんな予定を作ってくれて、ママさん、感謝。


ママさんの父上は、多発性脳こうそくからの認知症の悪化で、
数年前からグループホームで生活しているよ。
少し前は、体調が悪く、ベッドに寝たままだって聞いていたから、心配していたけど、
今日は、車いすに座って、起きていられるほど、
とっても元気そうに見えて、良かったね。



ルナも、お庭のデッキの方から回って、お顔を見て来たけど、
そこで生活している、おじいちゃん、おばあちゃん、そして、職員さん達から、
「かわいい～～」
な～んって言われちゃって、　　　　
アニマルセラピーって言うの？
皆さんをニコニコ笑顔にして来たよ。
ルナも、ちょっと、お役に立てたかな～







それから、ルナ達は、ママさんの母上の所へ行った。
最近、めっきり耳が聞こえなくなってきたから、
電話の話しが半分ぐらいしか通じなくなっているけど、
突然ルナが、「こんにちは～」って行ったから、
ものすごくビックリして、
しかも、パパさんの体調を心配していたから、
「パパさんに会えてすごく嬉しい！！」って、何度も何度も、喜んでくれたんだよ。







ちょうど、お昼を過ぎた時間だったから、
ママさんはいつものように、近所の出前、懐かしい中華そばを注文。
もう、40年ほど食べていると思うって。
実家に来たら、必ず食べたいって、不思議だよね。

パパさんとルナは、お昼寝をして、
ママさんは、母上と、3時頃までいろいろお話しをして、
「また来るからね～」って、お別れをして、
それから、お墓参りに行ったんだよ。










ここから見る岩手山が、ママさんは一番好き。







この景色には、「自然」以外の物がないから。






帰り道・・・・高速道路、一ノ関を過ぎて、
「宮城県に入りました～」って、ナビが言った途端、
空が急に、怪しい雲に囲まれて、そのまま、どんどん暗くなって・・・・
お家の近くまできたら、もう、本降りの雨になって、
梅雨明けは、まだ少し先へと延びる模様。


駆け足の盛岡行き。。。。
でも、行って良かったね～って、