日経平均終値、震災後の最高値1万255円(読売新聞) - goo ニュース
27日の東京株式市場は幅広い銘柄が買われ、日経平均株価(225種)の終値は前日終値比236円91銭高の1万255円15銭と大幅続伸し、東日本大震災当日の終値(1万254円43銭)を上回り、終値としては約1年ぶりの高値だった。
東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は20・60ポイント高い872・42。東証1部の出来高は約22億660万株だった。
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この見出しに目が止まりました。
「3. 資金はたっぷり、運用はさっぱり、だから日本経済は低迷したまま」
新たな時代への対応をしなくては。
内容紹介
デフレ社会と言われる現在だが、市場は確かにインフレに向かっている。そしてそれは、一般の生活者を直撃する。さわかみ投信会長・澤上篤人が、バブル崩壊後の『失われた20年』を分かりやすく解説、さらにそこから今後の経済の動向、私たち生活者がどのように対応していけばいいのかを提言します。
内容(「BOOK」データベースより)
下がる給料、上がる物価。この国は、これからどこへ向かうのか。私たちは、どう備え、何をすべきなのか。長期運用のパイオニアだから見える、これからの日本経済。
著者について
さわかみ投信株式会社代表取締役。1947年、愛知県名古屋市生まれ 。1970年からスイスのキャピタル・インターナショナル社でアナリスト兼ファンドアドバイザーを務める。 ジュネーブ大学付属国際問題研究所、国際経済学修士課程履修。スイス、ピクテ銀行日本代表となり、その後1999年に日本初の独立系投資信託会社、さわかみ投信株式会社設立。ダイヤモンドZAiにて『澤上流投資塾』連載中。『10年先を読む長期投資 暴落時こそ株を買え』(朝日新聞出版)、『長期投資家がニヤリとする7つのメガトレンド』(角川SS)、『めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが日本一ブレない長期投資家澤上篤人さんに本気でぶつけた質問状128』(ダイヤモンド社)など、著作多数。
目次
はじめに
第1部 どうして「失われた20年」になってしまったのか?
第1章 いま世界は金融バブル崩壊で、日本と同じ過ちをおかしつつある
1. 資産デフレ連鎖の底なし沼
◆資産デフレとはどんな状態?
◆バブル時は全員参加型マネーゲームとなった
◆金融機関自身がバブルゲームに参戦
◆バブルは弾けたが、さらに政策で追い打ちをかけてしまった
2.バブル企業や金融機関は数珠つなぎになってもがき苦しんだ
◆こうして連鎖的な資産デフレが発生した
◆これが資産デフレの連鎖
◆高値契約の重み
3. なぜ、金融機関の救済政策は筋が悪いのか
◆資産デフレ脱却に無為無策で、ひたすら責任回避に明け暮れる人達
◆先ず経営責任――それが世界の常識
◆後向きの問題処理に公的資金投入の世論作り
◆景気循環と資金の健全な流れ
◆資金のよどみ
◆お金のよどみが、いつしか現状肯定に
◆お金が暴れ出す
◆あまりに政治的・人為的なデフレ対策は経済の歪みを増すだけ
4. 97年当時に想定した、インフレなき経済拡大への道
◆資本主義経済に価格上昇はつきもの
◆良いインフレとは
第2章 市場経済で考えてみよう――いろいろ見えてくる
1. お金やモノを動かしてやるのが市場経済
◆市場経済とは
◆市場経済から遠い景気対策予算
◆市場経済的な景気対策とは
2. 日本には市場はあっても、市場経済は根付いていない
◆日本では産業界の都合ばかり
◆景気は言われるほど悪くはない
◆市場は需要と供給がぶつかり合う場である
◆需要サイドと供給サイド、それぞれが自己利益を追求する
◆投資家は需要サイドですよ
◆株価が下がるのは投資家が売るから
3. 資金の流れを固定化させようとする管理指導型の経済運営
◆市場経済が機能していれば、あれだけのバブルにはならなかった
◆市場経済無視の好例
◆市場経済無視の実例はゴロゴロしている
◆バブル崩壊後も市場経済からほど遠い対策ばかり
◆市場経済が根付くきっかけとなる
4 金融不安など、いくらでも防げる
◆預金者保護だけで十分!
◆市場経済は「お金」と「モノ」がどれだけ活発に動くか、それだけである
5.市場ではあなたが主役
◆経済合理性を信じて、自然体に徹する
◆信じるのは国や役所ではなく経済合理性
第3章 運用の時代なのに、運用がない日本
1. 運用を必要と感じない時代が長く続いた
◆「運用よりも実物投資」の時代は終りを告げた
◆経済が成熟してくると、否応なしに運用が必要となる
◆資産運用がなかったから、あのバブル
2. 運用できなくても、日本では機関投資家
◆産業界に顔を向けた機関投資家
◆個人の資金は「お得意さん」
◆機関投資家の運用ぶり
◆「運用もどき」に明け暮れて
◆我先の売り逃げで、自分のクビを一層締める
◆PKOも機関投資家がダラシないから
3. 資金はたっぷり、運用はさっぱり、だから日本経済は低迷したまま
◆運用の時代なのに、日本全体で運用の準備ができていない
◆運用はさっぱりの好例
4. 運用すれば、すべてが動き出す
◆運用とはお金を動かすこと
◆投資信託ビジネスの門戸開放を急げ
◆株式市場は大活況となり、資金効果が日本経済を動かす
◆2011年の現在、ただ溜息ばかり
◆日本版ビッグバンは導入されたものの
第2部 生活防衛に立ち上がろう
第4章 これから本当に厳しくなる ―まさに窮民―
◆「働かない、楽しよう」で、食っていけるのか?
◆成長率を高めない限り、給料は増えない
◆「働かない」を助長する労働行政
◆グローバル競争激化に日本の雇用慣行はついていけない
◆働きたいのに仕事がない?
◆給料はそうそう増えない
◆同一労働同一賃金
◆もう日本的雇用に甘えてはおれない
◆誰でも乗っかれた右肩上がり三角形は、もうない
第5章 円安にも政治にも、救世主の期待はしない
1. 円高が諸悪の根源か
◆「失われた20年」、すべての発端は円高からか?
◆日本のデフレと超低金利政策が円高を加速させた
◆ドル安ユーロ安の結果として、円高が進行している
◆円安誘導で日本経済活性化など夢物語、それよりも
◆これだったら文句のない円高対策であり円安誘導となる
2. 国内経済を元気にさせるには
◆内需振興政策が超お粗末だった
◆まともな政治家が出てきてくれない
3. 日本経済活性化策
◆このぐらいの大改革をやってくれたら
第6章 金融万能の時代というメガトレンドは終わった
1. 金融バブル生成の背景
◆金融バブルの崩壊、最終的にはインフレで決着?
◆日本のバブル後とは違った展開も
◆金融の時代というメガトレンド
2. 年金中心に運用ビジネスの急拡大
◆機関化現象は金融バブルの陰の主役
◆部分最適の追求で世界経済をメチャメチャにした
◆証券化商品の登場で、金融バブルは際限なく膨れ上がっていった
◆レバレッジも、オルタナティブ投資も
3. 宴の後始末は重くて辛い
◆金融バブルの自爆
◆各国政府の債務残高が急膨張
◆金融バブルの後始末、どうつけていくか
第7章 生活防衛の長期投資
1. 新しいメガトレンド ―供給力増強の大投資時代
◆70年代前半のインフレを思い起こす
◆猛烈な需要の伸びに供給が追いつかないと、インフレの火が燃え上がることも
◆日本にもインフレあるいはスタグフレーションが襲ってくる?
2. 生活者による生活者のための株式投資
◆長期の株式投資は財産づくりの王様である
◆安く買っておいて、高くなったら売るのが長期投資のリズム
◆下手に経済や投資の勉強はしない
◆長期投資家は、とにかくリズムを大事にする
◆相場は追いかけない、真打ちの応援団という意識で
3. 債券と長期金利 ―そろそろギヤは逆回転へ
◆債券投資は冬の時代に入っていく
◆債券投資の怖ろしさ
◆長期金利が上昇に転じると
第8章 日本経済の再生は、古びた価値観を一新するところから
1. 民間パワーを信じよう
◆成熟経済の活性化
2. 世界には前例がいっぱいある
◆経済成熟化と国の役割
◆日本経済の再生に向けて
◆老大国を蘇らせた「サッチャー革命」
◆世界中から資金や競争が雪崩れ込んでいる
◆80年代の米国は、双子の赤字や産業の空洞化に苦しんでいた
◆資本効率重視の経営が米国企業の競争力を強化
◆英国も米国も、金融に傾斜しすぎた
◆あのドイツも「変わらなくちゃ」で、動き出した
3. 市場環境と機会均等
◆成長があってこその福祉