昨日、今日と 我が家の愛犬:クウタの脱走事件が続いています。
昨日は、動いた弾みで鎖がはずれ、今日は首輪がはずれて、自由散歩に出かけたようです。昨日の場合は、首輪をつけた状態なので、飼い犬と気づいてもらえるだろうと考えあまり心配はしていなかったのですが、今日は首輪がない状態なので心配になりました。野良犬と見なされ保健所にでも連れて行かれたら大変です。場合によっては交通事故に遭うことも考えられます。幸い、脱走してから1時間足らずで我が家に無事にもどってきたので、安心しました。
どんなに心配したかを頭を両手ではさみ、目を見ながら心で伝えましたが、クウタのハートまで届いたどうかはわかりません。まあ、それでも自分の意志でもどってきたのだから、いいのかなあと思いました。脱走をしても、最後にもどる場所はここだと思っているのですから。ここがホームと考えるのは、やはり家族の一員であるいう証でもあるのですから。12年もここで一緒に生活してきたのですから。
最近のクウタを見て心配なことがあります。じゃれあって遊ぶ時の反射神経や反応スピードがめっきり遅くなったことです。わざとしっぽをつかまえようとすると、以前は素早く手の届かないところに逃げていたのですが、最近はその反応が鈍くなり、やすやすとしっぽに触れるようになってきました。ときどき、くしゃみもするようになりました。はじめはその様子がかわいく見えていたのですが、頻度が増してきたような感じがして、体調面で心配になります。
少しずつ年齢的な衰えが見られるようになってきたということなのでしょうか。連日続いている日中の暑さも、こたえているのかなあと思います。
改めて、犬でありながら 大切な家族の一員となっている クウタの存在の大きさを実感しています。
庭の一画のサンショウの木に、もう少しでサナギになろうとしているアゲハの幼虫がいます。今日は、朝から風の強い一日でしたので、幼虫がしがみついている枝先が、強い風が吹くたびに激しく揺れ、今にも振り落とされるような感じがしました。もっと太い枝の方が安定するのにと思いながらも、細い枝と一体となって揺れるその姿に感動を覚えました。厳しい自然の中で、懸命に生きようとする意志と姿勢を感じたからです。
命あるものの 存在の大きさを しみじみと 感じることのできた一日でした。