あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

ポスター発表

2006-10-04 22:44:13 | 学会活動
今日は午前中の発表だったので当直先から新幹線使って直接、学会会場へ行った。
最終日ということもあるのか、全体的に少なく、知っている人にはあまりあわなかった。今回の発表はマイナーではあるが、まだ誰も目をつけていないマニアックなとこを突いたつもりだったが、反響はいまいち。その他、あまり収穫はないが、同じセッションでTHCのE先生がall arterial graftGABGの両側IMAに続く第3のグラフトは?と言う様な題で、10年patencyを発表しており、なかなか衝撃的だった。10年でIMAは問題ないが、GEAは選んで使えば60%、そしてなんとRAは40%というさんざんたる結果である。また、別にLADには何を繋いでもpatencyは良く、CX、RCAはIMAを繋いでも、何を繋いでも悪いという結果だった気がする。
このシリーズには当然SVGは入っていないが、これならGEA=SVG>RAぐらいの感じだろう。
午後はopen aortic surgery VS endvascular repair(EVR)のディベートを聞いてきた。確かにEVRはすぐそこまで押し寄せている。いつかは立場が逆転してCABG<PCIのような関係になってしまうのだろう。でも、なくなることは無いし、re-stentingはかなりの確率で必要なので、open surgeryの成績がもっと向上すれば、患者さんも、何回もEVRやるなら一回でお願いします見たいな風になるのではと思う。
学会終わって4時ごろ病院へ、今日は弓部置換なのでそろそろ、終わる頃かなーなんて思っていたら、もうとっくに終わってた。今日はなんだかすべてがうまく行ったらしく4時間台で終了したとのこと。素晴らしい、平均6時間ぐらいをうたっているので、時にこういう日もないといけません。

学会

2006-10-02 23:42:49 | 学会活動
明日は一日外勤&当直で翌日はそのまま学会に参加するので、明日の朝からスーツを着ていかなくてはならない。いつも思うのは、独身だとスーツとかの処理にこまる、いつも着るわけではないけど、脱いだら脱ぎっぱなしって事もあるし、クリーニングには出している暇、ほんとにないし。前回、ひと月ぐらい前に着たスーツそのまま、掛けてあるけど、明日もそれを着てしまう俺、そしてそれをなんとも思わない俺は異常か?
学会は、いちおうポスターだけど、通ったので堂々病院休んで行こうと思ったら、学会参加は午前中だけってことになっているらしく、発表だけしてとんぼ返り?みたいな、高い金払って、自分のしょぼい発表だけってのもさびしいものです。とはいっても、いつも学会行っても昼真っから飲みまくってて発表なんて聞いたことなかったけど。でも、学会のもう1つの楽しみは、同窓会みたいなところがあって、僕ら若手でも、横のライバル達に会ってお互いの近況報告するのは良い刺激になると思う。
もし、時間が取れれば、地方から出てきた来た仲間達と一杯やりたいものである。
でも、今週はやらなきゃいけないことたくさんあるので、無理だな。

文章は少なめに

2006-09-21 23:24:34 | 学会活動
今週はCCTライブのため、今日、明日は手術予定は入れずにCCTの準備やら、普段できない病棟の停滞している仕事を片付けることとなった。
夕方からはスライドの仕上げにとりかかった。来月の初めに、胸外の学会があるが、前の施設にいるとき出していたネタが通っておりそろそろスライドをと思っていたら、なんと英語で書くようにとの指示。
無視して日本語で出したろうかと思ったがかっこ悪いので、取り合えす作りだしてはいたのだが、先ほど何とか完成。
当然、英語の文書なんて書いたことないので、表と写真と英単語&熟語をメインに、文章は最小限にしてみた。
たぶん、結構間違っていると思うが、何とかなるでしょう。

血管外科学会

2006-05-01 07:52:51 | 学会活動
血管外科のスライドが何とか形だけ出来上がった、ついでにペーパーにして投稿しようと思っているが、それもだいたいのあらすじはOKなので、もう1つのテーマにてをつけたいと思う。こないだの心臓血管に出したが落選したやつがあり(でも盛岡行かせてもらったけど)、採用されてると思ったのでスライドはほぼ完成しているのだが、、、、、次は胸部外科にでも出してみようかと思うが、そういえば、もうすぐ締め切りだ。まあ、胸部外科は東京なのでつまんないからいいけど、とにかくこのテーマもここにいる間にペーパーにしないと書けなくなってしまうので、手をつけることとす。
さあ、そろそろ、バイト行くこととするか、
しかし、今頃になって眠くなってきた、やばいなー。

投稿

2006-04-26 01:22:30 | 学会活動
今日は、AAAの前立ちと、MAP+TAPのPump-onと前立ちとやらせてもらったが、どちらも3時間前後で終わったので、夕方には終わり、いつものごとくなだれ解散となったが、論文の投稿準備をしていたら、いつの間にか夜中になっていた。
やっとこさ、ペーパーが1つ投稿するまでこぎつけた、ほとんど書類はそろったので、あとは署名をもらって提出するのみ。まー、どーせ、これから2,3回は手直しが入り、半年ぐらいはかかるのだろうが、とりあえず一息つきました、ふー。

盗作

2006-04-09 02:02:02 | 学会活動
日循の抄録、今日一日かけて、何とか書いた、というか人の文献をくっつけてうつしまくった、いわゆる盗作だ。とにかく頭がつかれた。

明日の日曜日は病院来るのは禁止して、確実に休もう、今週はそれなりにハードであったし。

日循地方会なんてやめちまえ

2006-04-07 15:28:40 | 学会活動
さっき、ボスから日循の地方会に演題出すように突然言われた。何故かというと、来週締め切りらしいのだが演題が集まらず、座長であるF大学のA教授からヘルプの声がかかったらしい。しかし、演題集まらないような会は辞めればいいのに(←うちのボスいわく)、全くその通り、日循なんて内科学会だし、観光地にいけるわけでもなく全然興味ないのに、めんどくせー。今のところネタなんてないし、こまった。

査読

2006-04-05 20:41:04 | 学会活動
今年の初めから書き始めていたpaperがようやく書きあがりそうである。後は英語のabstractをチェックしてもらったら、査読に出してみようと思ってる。
続けて、もう1つ書きかけのpaperがあり、こちらも本格的に手をつけなくてはいけない。あと2ヶ月で何とかなるかわからんが、がんばる。あともう一個書きたいネタがあるのだが、ちと欲張りすぎか。
ちなみにもちろん、日本語です、英語なんてとんでもない、1年かかる。

消防庁消防長殿

2006-02-23 23:03:04 | 学会活動
先ほど、消防庁に情報提供の依頼書を書いた。最近、いわゆる気候病とか気象病といわれる病気(喘息とか、腰痛とか、いろいろあるが)のリサーチに関心を持ち、ある疾患についてちょと調べているが、当院だけでは症例数が限られているので、この市のデータを解析しようと思い、先日患者の転送の際に一緒に同乗していた救急隊のSさんに頼んで救急要請の記録を閲覧させてもらえないかとお願いしていたところ、先日返事が来て、とりあえず消防長に依頼書を書いてくださいとのこと。無事受領されデータをいただけると良いのだが、最近は個人情報うんたらかんたらで、なかなか簡単にはいかないかもしれない。
ちょっと臨床とは離れたいわゆる疫学、公衆衛生に近いかもしれない。
公衆衛生といえば、大学の時、夏休みに公衆衛生の自由研究と言うのがあって、いくつかお題が決まっていて、僕らはせっかくだから一番遠くに行こうといって、青森県の一戸に水質調査と言うのを選んだ。先生同伴で2泊3日で、そこではいまだ上水道も下水道もなくみんな井戸水で生活しており、ウンコは垂れ流しと言う村?、いや町だったかもしれないが、、、。とにかく村長?町長?とかも出てきて流しそうめん、ジンギスカンなどの接待を受けた記憶がある。
水質調査の結果はどうだったか今となっては覚えていないが、いい思い出だった。

祝!!

2005-12-14 17:53:50 | 学会活動
今日、手術を終えて医局のポストを覗くと、なんだかわけわからんがフリースタイル弁の講習終了書?みたいのが届いていた、なんでもこれが無いと今後フリースタイルが使えない?、良くわからんが、あんな豚で一度講習受けることに何の意味があるのかわからないし、フリースタイルの需要は伸びるとは思えないし、、、。

まー、それは置いといて、もうひとつ大事な手紙が届いた、それは外科認定医の登録費用の振込用紙、要するに認定医に合格したということ、、、。
どうでもいい資格なので、忘れていたが、、、何というか足の裏の米粒というかなんと言うかそういうもの。
これが無くても活躍している人はたくさんいる、教授にはなれないけど、なるつもりも無いけど。

今現在の日本ではこれは単なる肩書きで何の効果もないただの紙切れである。
しかも登録費4万円、さらに認定医はもう無くなり専門医に代わるとのことで、その変更にまた数万円取られるらしい、登録するだけなのにこの代金何に使うんだろう。
まーとにかく良かった、医局の秘書さんに振込みをお願いしたところ、なんか代金も病院で払ってくれるとのこと、ラッキー、ほんとうちの病院は潤っています。

認定医試験のこといろいろ教えてくれた、第一バカ医局長、その他、ご協力してくれた皆さん、ありがとうございました。

外科認定医試験

2005-10-18 22:21:42 | 学会活動
今日は外科認定医の試験を新宿で受けてきた。試験官で天野先生や落先生とかいたけど、試験官と接触はダメっぽかったので挨拶はしなかった。残念ながら、どちらかに当たれば面白いなと思っていたが、どちらも僕の担当にはならなかった。待合室はほぼ大学ごとにまとめられていたようで、大学の先輩後輩みんな懐かしい人たちにあって、お互い近況報告となった。
僕の試験官は質問の内容から、たぶん消化器の先生と肺外科の先生だと思われた。
第一問は正中開胸をしてください、これはOK、第二問は気胸の治療とドレーン挿入の注意点、まあこれもOK、次が胸腔鏡手術の適応疾患、、、ブラ、肺癌、しかこたえられなかったら、多汗症もあるよといわれた。次が甲状腺の疾患の手術適応、、、これはわかりませんと答えた。次が内分泌腫瘍の種類、、、甲状腺、副甲状腺、副腎、、、と答えていたら、副腎の髄質、皮質それぞれの腫瘍をあげよと着た、これも何とかクリア。あとは、自分の書いたペーパーについての質問、うっかりこれは勉強するの忘れてたが、何とか答えておいた、あと、DICの診断基準、これはもう忘れてしまった。最後は心肺蘇生についての手順、、、最初に2つやるとしたら、、、という質問で、当然、心マと気道確保と答えたらブー、、、今は心マとDCの用意だそうです、かの愛知万博では6人のひとがCPAとなり4人がAEDで助かったとのこと、さらにAEDについて説明せよとのこと、これでだいたい覚えていること全部かな。まあ、雰囲気としては悪くなかった、むこうも落とそう落とそうとしている感じではなかったので、たぶんOKだと思う。
消化器、呼吸器、マンマは症例もったことあるので、良かったが、内分泌、甲状腺とかは僕の回った外科ではやってなかたので、やはりきつかった。

どうか受かりますように

胸部外科学会

2005-10-08 21:17:35 | 学会活動
今回の学会も発表ないのに、ずうずうしく参加させていただいた。
なんだか毎日深酒ばかりで、学術的なことはあまり頭に残っていない。
まあ、でもいつもそうだが、今回もまたいろんな人にであった。
前日の卒後教育セミナーから参加したが、その晩は、大学の同期H君、京都府立の同期K君、苅谷のS先生、うちの上司N先生とここまではいつものメンバーであるが、今回はここに今年のチャレンジャーズライブで健闘した心臓外科界のドクター孤島こと自治医大出身で現在、瀬戸内海の人口400人の島の診療所に勤めるM先生が参加。みんなM先生の孤島生活に興味津々でありました。ボートで毎日島に通っているとの噂は聞いたが、実はボートではなくしっかりとしたクルーザーで500万ぐらいはするらしい、しかもそれにいろいろな設備をつけまくって、魚群探知機?もついてるって言ってたようなきもする。
でも、来年から自治医大に戻るのでクルーザーを売るといっていたけど、400万でどうといわれたが、それはいくらなんでも高すぎ。
まあみんな、同年代で夢を散々と語り合いました。

二日目はとりあえず、トルコのカラゴッツの講演が4つぐらいあって、2つぐらい聞いた。見た感じは完全にK1のミルコ・クロコップにそっくりだった。何故か、こんにちは、いただきます、ありがとうございます、と日本語を最初にしゃべってくれた。A型解離のTグラフトについて講演してた。
講演のあと、話しかけようと思っていたが、僕以外にも何人も殺到しており、英語に自信のないチキンな僕はそこでしり込みしてしまった、、、情け無し。

その晩は、大橋の尾崎先生から誘いがあり、高級割烹のような店へ、帝人さんがついてくれて3人で飲んだ。大学にはガッツのあるやつがいないと嘆いており、助手にしてやる、3年で手術できるようにしてやる、だから、こないかとマジで誘われたが、いまいち大学は信用ならん。その後、これまた、行ったことないような高級クラブへ、、、、昨日の安いクラブとは違い、男を気分良くさせてくれるところでした、変な意味ではないですよ。その後、尾崎先生、実はラーメン大好きとのことで、岡山ラーメンを食べに行った、実はこれで三杯目、でも次の日にH君と岡山来て4杯目のラーメンを食べることとなるのだが。

翌日も、二日酔いのままハンズオンセミナーに参加、午前中はバイパス、これはもううちのボスのやり方が身についているので、そのまま実行、講師は医科歯科のテンタクル荒井先生、日医の落先生、そして榊原の高梨先生だった。とちゅう、南淵先生も登場し写真を撮っていた、がんばってるじゃない、、と声をかけられ、振り向いたらカメラ目線はダメだよと怒られた。
今の僕があるのも南淵先生が道を開いてくれたからであり、ご挨拶したかったのだが、、。
午後は基部再建であり、うちのテーブルには国循の荻野先生がついてくれ、ほぼ付きっ切りで教えてくれた、冗談ばっかい言ってる先生で、給料の話とかいろいろと盛り上がった、途中うちの相手が抜けてしまったため、ほぼマンツーマンで、ベントールだけの予定がデイビットをやらせてくれた、その後ベントールもやらしてくれた、同じ時間で2つの手術やらせてもらった、前立ちは重要だ、なんかこの人が前立ちなら人間でも出来そうな気がした、あめーか。

その夜は、苅谷組と合流し焼き鳥食べたが、またもやつわものと出合った。
現在、埼玉にある循環器の個人病院にいる、学年僕の1つ上のF先生。
そこは内科1人、外科3人で手術は100以上あるらしいが、その先生も半分は手術させてもらっているらしい、さらに、PCIもやらされるらしく面白いが大変だと。ITAも最速16分と樋上先生と一緒ぐらいでとったりすることもあると、また、MEさん前立ちにCABGやることもあるって、、、。日本にもすごいところがあります、ただ、彼の悩みは上手な人の手術を見たことないので、自分の手技に自身がもてないと、、、また、上の先生がこれまた手術があまりうまくないらしい。なんか俺と逆の環境だ、お互いないものねだりかな。
しかし、今の自分にPCIやって、手術のムンテラから執刀、術後の管理やってもろもろの雑用やって、そんでもって一日おきに当直してって、そんな生活できるのか、、やや自信なし、でもやりてー。そんなことをしている彼はなんてタフな男なんだろう、とにかくスゲー、日本のなかで同年代で知る限り、たぶん一番すごい、彼がこれで一流の技術をみにつけたら怖いもんなしだろう。

後は、こないだCCTのときにお世話になった小倉の岡林先生、なんかいまほんとに人がいないみたいで、二人ぐらい探しているらしい。本気か冗談かお誘いがかかっている、もったいない話だが、まずは見学に行ってみないとね。小倉も数はすごいが外科医の数も多いのでどこまでやらしてもらえるのやら。


盛岡三大麺

2005-08-20 15:35:27 | 学会活動
今週の水木金と手術のライブセミナーで盛岡へ行ってきた。
盛岡では、今、三大麺としょうして冷麺、わんこそば、じゃじゃ麺がブーム?らしい。とりあえず今回は冷麺のみ食した。
わんこそばは学生のとき二度ほどチャレンジしたが、たしか220杯ぐらい食った、でもその横で俺の友人は250杯食ってた。やつはなんとわんこ体操なる裏技を使っていた。わんこ体操とは今から10年ぐらい前のことだと記憶しているが岩手医大の学生でわんこそばを500杯ぐらい食うやつがいてテレビでやってたが、そいつがそのためにあみだしたのが、わんこ体操である。たしか胃から十二指腸へ強制的にそばを流すために体をくねくねさせるというものだった。
恐るべし、岩手医大、わんこ体操。あのわんこ体操の彼は今どうしているのだ?
ちゃんと医者になれたのかなー、今でもわんこそば食ってるのか、誰か知ってますかー。

話がだいぶそれてしまったが、そろそろセミナーの話をします。
症例は2日間で4症例、
一例目が川副先生執刀で二尖弁のARの形成(三尖弁化)、日本でもこれをやっているのは川副先生ぐらいだろうが、なかなか標準化しにくい手術であり、遠隔成績もまだ5年までとのことで、なかなかまねは出来ないが、誰かがやっていかないと進歩はしない、チャレンジャーである。

二例目は坂本先生の執刀でPAPVRのパッチ形成でまあ、難なくおわった。俺がいつかASDと思って開けたら、お取り上げになった症例と一緒だ、たぶん。
一日目が終わり、夜は今日の症例の反省会と明日の症例のプレゼンテーションが行われ、その後、懇親会が開かれた。
あまり若い先生はおらずスター選手ばかりで、ちょっと近づきがたかった。
二次会は、どっかのバーで行われたみたいだが、僕らは東邦大橋病院の助教授の尾崎先生を捕まえて一緒に飲んだ。
尾崎先生は、44歳、防衛医大出身で亀田総合病院の外山先生のところで修行し、その後、自分で手紙を出してベルギーに留学、そこはベルギーで一番の大学病院で最初の一年は基礎研究をしていたが、その研究が認められ翌年から臨床で契約され手術をトレーニング、日本に帰ってきてからは新東京などを経由し前教授である海老根先生とどっかでつながり、そして現職についている。
ベルギーはオランダ語でやはりドイツとかと一緒で、そこのボスがOK出せば日本人でも臨床が出来るらしい。川崎幸の山本晋先生とは同い年で新東京で知り合っており、大動脈があると今も時々大橋に手術をしに来るらしい。
尾崎先生いわく、山本先生のやり方でやるとほんとに、出血が無く手術が4時間ぐらいで終わるから楽しいといっていた。やっぱりスゲー。絶対にいつか見学に行かなくちゃいけない。出来れば今後、週に1日ぐらい勉強しに行きたいところだが、こっちも最近忙しくなかなか僕ばかりあちこちと出かけるわけにはいかないかな、でもここで遠慮はしちゃいけない、多少わがままでも自分のやりたいことを通さないと、這い上がれないだろうな。
もうひとつ、でも尾崎先生いわく、手術はめちゃくちゃ雑だといっていた、俺のほうが100倍は丁寧だと、、、。

二日目は、
三症例目が大北先生の執刀で下行大動脈瘤(仮性瘤と真性瘤のダブル)
FF-beatingの33℃で単純遮断で再建、視野展開はオムニトラクトを使用。仮性瘤はPAUによるものだった、術前の放射線科の診断でadamkiewiczが同定されており3本ぐらい再建していた。再建は枝つきのグラフトで再建、これはめんどくさいがアイランドで再建するとあとで吻合部瘤になることがあるとのこと。
あと、髄液ドレナージとかNEPとかやってた。SEPは意味なしと。
髄液ドレナージは1時間で20mlを超えない量で、そしてNEPは5分おきに計測、adamkiewiczを再建するときは1分おきに計測するといっていた。そして圧が半分以下になるようだとまずいので急いで縫うんですといっていた、そしたら実際に圧が半分以下となり急いで縫っていた。
体温は直腸温で33℃までさげて、これだとadamkiewiczも30分は大丈夫だといっていました。まあとにかく、終わりましたが。
大北先生のところでは年間30例もあるっていってた、まあそれだけあれば髄液ドレナージとかNEPとかやってもいいけど、普通の施設じゃ年に数例だもん。

4例目は、岡林先生の執刀でCABGとMR、最初虚血性のMRとふんでいたら実は透析患者でありMACと弁の石灰化によるMRであることが判明、DM・HDで5枝バイパス、それでM弁にも手をつけるのかといろいろ討論もあったが、実際には弁の石灰化部分からニューと石灰化の手前の変な物質出てきて(ちょうどアテローマみたいに)それがでちゃったら、リングで閉めただけで逆流とまりラッキーだった。

そんなこんなで4例の手術も無事おわり盛岡を後にした。
途中、坂田先生の講義があり、MRについての分類をのべてた。
また、佐野先生が今年の胸部外科のプログラムを紹介してた。
なんか佐野先生は世界の佐野であり、外人ばっかりくるらしい、とにかくすごいぞ、あのカラゴッツも来るといってたし、カラゴッツとかにウェットラボの講師をさせるかもなんて言ってた。スゲー楽しみ。

来週はいよいよドイツの視察です。