あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

全身ガタガタ

2009-03-17 14:13:22 | Weblog
日曜日は大学病院時代の駅伝仲間が久しぶりに集まりまして、大会に参加してきました。
私は軟弱ながら、今回は3kmのタスキ運びとさせていただきましたが、全く練習してなったため、トーゼンであるが、もう1kmあたりで横っ腹が痛くなって、死にそうになって走りました。
たった3kmだけど、足腰だけでなく全身筋肉痛です。
なめてかかりすぎました。
大会後はそのまま河原でバーベキューと楽しんできました。

また、来ました

2009-03-13 17:05:07 | Weblog
今日は89歳のオペで、心配していたが、なんとか終了しまして、早めにかえろかなー思ってたら、解離が来るとのこと。
一度、蘇生しているとのことで、まだ、みてみないとオペになるかどうかわからんが。
今週は解離から始まり解離に終わりそうです。
重症患者が多く、CCUも外科で埋め尽くされてきました。
看護婦さんのあたりが一層厳しくなりそうです。


やっぱり続くのねー

2009-03-10 15:00:50 | Weblog
昨日は予定の手術も順調にいって、早めに帰れるかなーと思って閉胸していたら、A型解離がやってきました。
どうも3日前発症らしいが、痛みがあるので、その日のうちにやることとなりまして、準備をしていたら、なんとA型解離の紹介がもう1件、そちらはLMT解離してショック状態との事、半日ぐらい待てる状態なら良いが、さすがに受けるわけにはいかず、お断りさせていただきました。
オペの方は運よく上行置換で逃げ切れて、ちょっと止血に時間かかりましたが、6時間ほどで無事終了、家に帰ったのは朝の5時であり、今日も朝から予定通りの手術でしたので、ちょっと体が辛いです。
今日は終わったら、何もせずにとっとと帰ります。
最近は夜中の緊急あまりなかったので、体がなれてなくて、辛い、やっているときはいいが翌日がね、2日3日はなんか調子狂うんですな、だいたい。

ところで、LMT解離していたら、どうするべきなのか、ほんとにAMIになってしまっていたら、なんだかんだやっているうちに、開胸して血行再建するまでに2-3時間はかかってしまうだろうし、そんな心臓で一度心臓止めたら、まず心拍再開しないし、、、。
基本的にAMIでは手術で心臓止めたら、戻ってこないとボスは言うので、LMT解離のときは、やはりなんとかPCIしてもらう、それで心筋のダメージが軽ければ手術に行ってもいいが、心筋のダメージが大きくて心臓動いてなかったら、PCIだけで、あとは祈るのみ?
どうなんでしょうかね。
まーしかし、解離は恐ろしいです。

ハイリスクな週です

2009-03-09 12:53:32 | Weblog
今週は透析患者さんが2例に、89歳の弁膜症などなど、ハイリスクな症例が多くて術後管理が大変そうです。
また今週はAAAのステントグラフトもエントリーされていて、楽しみです。
とはいっても、外科医の僕らがやることといえば、鼠径部の開け閉めだけですが、、。
このままいくと、外科には難しい症例や破裂の症例しか回ってこなくなりそうで、トレーニングという意味では、ちょっと困った時代に突入しそうです。
私も、それほどAAAの開腹手術をやらしてもらったわけではないが、まだまだ数十例、今後、難しい症例ばかりになることを考えると、ちょっとブルー。
僕の下の先生たちも経験できる症例が減ってしまってかわいそう、というか心臓血管外科で、若手が執刀できる手術なくなってしまうんでないか?
まー、PCIと一緒ですな。
それでも、患者さんのことを思えば、低侵襲で素晴らしい技術なので、仕方がないことである。自分も手術を受けるとしたらステント治療を選択するかな、やはり。

破裂が続きました

2009-03-07 12:20:38 | Weblog
今週は腹部の破裂が2件ありまして、こういうのは続くときは続くもので、やはり季節というか、気候?が関係あるのでしょうね。この時期は急に暖かくなったり寒くなったりで、温度差がありますから、血圧ビューと上がって、ボンッといってしまうのでしょうか。

これまでほんとにショック状態の破裂は、術者としては5例ほどやっていますが、2勝3敗という成績です。

ショックの症例では必ず、開胸して下行大動脈で遮断できるようにして、両側の大腿動脈もテーピングしてから、開腹するようにしています。
生きてやってきた人はなんとか生きて帰したいものです
手術は乗り切っても、コンパートメントになって助けられない場合があり、とりあえず、うちでも、怪しい人は、腹壁を閉じないで腹腔内圧を測定する方針にしました。