夏休み明け一発目は、多発性の動脈瘤でした。
腹部50mm、左総腸骨70mm、右内腸骨50mm、両側総大腿動脈40mm、左深大腿動脈30mmと怪物のような瘤である。
内腸骨動脈瘤が絡んだ手術で、造影CTではおそらくIMA再建のみで、内腸骨は閉じてもよさそうであるが、腸管虚血を経験したことがあるので、一応、4分枝再建の予定で挑みました。大腿動脈は両側ともにYグラフトで左はかなり末梢まで深大腿動脈瘤があるので大変そうで、腹腔内だけでも、ドつぼにはまると5-6時間となる可能性があったので、大腿動脈領域は後日、2期的にやる方針で今回はお腹の中だけ先にやっつけました。大腿動脈領域は血栓が飛ぶことがあっても、破裂はしにくいといわれています(破裂の報告あるけど)ので。
本日はさすがにロブスターをレンタルしてやりましたが、すばらしい、まさに助手いらず、前立ちと2人で、問題なく視野は取れました。15cm切開でやったので、腸管が暴れることなく、いつものごとくミクリッツガーゼで腹腔内に収納できたこともよかったのでしょう。
比較的、脂肪の少ない方でしたので、IMAや尿管などが透けてよく見えて、やりやすかったです。結果的に内腸骨は両方ともバックフローがなく再建なしで、外腸骨のみで済みました。
それでもやはり、いつもの通りとはいかず、200分ちょうどかかりました。これで、大腿動脈もやってたら、多分、倍の時間かかってたかね。
術後すぐに抜管できて、問題なさそうです。
大腿動脈は一度退院して、仕切り直しですかね。深大腿周囲はリンパ腺が発達していて、必ずと言っていいほどリンパろうになって、術後長くなるのが嫌なところだね。なにかいい方法はないものか。
帰りがけに狭心症が入院、CTではLMT90%の3枝病変とのことで、明日カテです。おそらく、今週か来週かバイパスになりそうです。でもICUが満室だったので、待てれば来週かな。
腹部50mm、左総腸骨70mm、右内腸骨50mm、両側総大腿動脈40mm、左深大腿動脈30mmと怪物のような瘤である。
内腸骨動脈瘤が絡んだ手術で、造影CTではおそらくIMA再建のみで、内腸骨は閉じてもよさそうであるが、腸管虚血を経験したことがあるので、一応、4分枝再建の予定で挑みました。大腿動脈は両側ともにYグラフトで左はかなり末梢まで深大腿動脈瘤があるので大変そうで、腹腔内だけでも、ドつぼにはまると5-6時間となる可能性があったので、大腿動脈領域は後日、2期的にやる方針で今回はお腹の中だけ先にやっつけました。大腿動脈領域は血栓が飛ぶことがあっても、破裂はしにくいといわれています(破裂の報告あるけど)ので。
本日はさすがにロブスターをレンタルしてやりましたが、すばらしい、まさに助手いらず、前立ちと2人で、問題なく視野は取れました。15cm切開でやったので、腸管が暴れることなく、いつものごとくミクリッツガーゼで腹腔内に収納できたこともよかったのでしょう。
比較的、脂肪の少ない方でしたので、IMAや尿管などが透けてよく見えて、やりやすかったです。結果的に内腸骨は両方ともバックフローがなく再建なしで、外腸骨のみで済みました。
それでもやはり、いつもの通りとはいかず、200分ちょうどかかりました。これで、大腿動脈もやってたら、多分、倍の時間かかってたかね。
術後すぐに抜管できて、問題なさそうです。
大腿動脈は一度退院して、仕切り直しですかね。深大腿周囲はリンパ腺が発達していて、必ずと言っていいほどリンパろうになって、術後長くなるのが嫌なところだね。なにかいい方法はないものか。
帰りがけに狭心症が入院、CTではLMT90%の3枝病変とのことで、明日カテです。おそらく、今週か来週かバイパスになりそうです。でもICUが満室だったので、待てれば来週かな。