あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

だいぶ暑くなりました

2011-06-27 17:31:52 | Weblog
だいぶ暑くなりましたね、これで、季節の変わり目による緊急も少しは減るのではないかと思っていますが。あまいかな。今週は関西胸部外科学会がありますので、オペは3例のみの予定です。今回もまた全員、発表があるので、ボスを残して、いざ讃岐の国へ行って来ます。

老いには勝てません

2011-06-25 17:15:29 | Weblog
最近、いろいろな病気がちょこちょこ出てきたような、若い時はどんなに無理しても、一晩寝れば何ともなかったがね。研修医のころ、オペ室やICUのソファとかで寝てた時が懐かしいいです。
坐骨神経痛に、蓄膿症、風邪もこじらすことも多くなったし、お腹の肉もぶよぶよ←これは単なる怠惰
最近、年を感じます、それとともに、あせりも出始めたね、この先あと何年、外科医ができるのかなーと、引退までに独り立ちできるのであろうか。これと言って特徴のない自分に、今後、生き残っていく道はあるのであろうか。
いろいろ考えては見るものの、とりあえず、日々をこなして経験を積んでいくのみなのである。

しゃべり疲れた。

2011-06-25 14:10:11 | Weblog
あー、今日の外来しんどかった、只今終了、6時間近く、しゃべり続けは、さすがにどっと疲れるのである。
昨日はレジデントの送別会でしたが、緊急でずれ込んで手術が2つなってしまい、思いのほか時間がかかりまして、残念ながら私と部長、オペ室NSは参加できず、終わって11時に電話入れたら、今、終わるところだって、、、。
やはり、イベントの日は手術二つ入れちゃいかんでしょ、、、しかたないけど。
あー、あそこの料理美味しいから、楽しみにしていたのに、、、また、個人的に行ってやる。
もう、昼飯食う時間がない、これから、カイロいってきます。

不思議だな

2011-06-23 12:49:27 | 緊急
肺梗塞の方は、翌日というか、当日というか、お昼に無事に抜管、不思議なことに、その数時間後に、また肺梗塞きました。どうも、発症が1ヶ月ほど前のようで比較的安定してるし、昨日の方のよいに循環虚脱のエピソードはなさそうですので、とりあえず内科で見ていただくことになりました。抗凝固で溶けないようなら、また、相談が来るでしょう。
しかし、続いてくるのね、というか、昨日経験したばかりというのもあり、みんな、そういう目でみてるからかもね。
実際はもっといて、見逃されてるのかも。

気管支鏡

2011-06-22 10:42:29 | 緊急
昨夜の肺梗塞は、意外とすんなりいきました。第二分岐まで血栓をとり、最後にIVCフィルターを入れてもらって無事終了。経過も良好で、眼も覚めて、ガスも良好、午後には抜管できそうです。
内視鏡の代わりに今回は、気管支鏡を使ってPA内の血栓の確認をしました。画像ガイドとまではいきませんが、血栓の取り残しがないかを確認するには十分でした。
とはいっても全部終えたのは朝の5時、私はメインが終了したところで仮眠をとらせてもらいました。医者は何とかなりますが、オペ室のNS2人は代わりがいませんので、今日のオペは飛びました。
予定していた患者さんと家族には申し訳ありませんが、患者さん含めスタッフの安全を考えても、24時間以上、連続して手術室勤務はまずいですね。予定の患者さんに半分寝ながら手術するわけにはいきません。ミスが起きても誰も責任が取れない。
やるときはやる、休むと時は休む、ということで、ちょっと早いですが、外科チーム一度解散です。

また、引いてしまった。

2011-06-22 01:06:42 | 緊急
今日はCABG2例で、うち1例を担当させていただきましたが、本日当直であり、またまた、前回に引き続き、引いてしまいました。2例目が終わる頃、肺梗塞が搬送、かなりマッシブな梗塞で、骨折もあり、緊急オペへ。
あまり見かけるものではありませんが、当院では肺梗塞は内視鏡を用いて血栓除去しています。以前、日循の地方会で報告したのですが、しかし、本日、内視鏡ないとのことでした。
さすがにこの時間からの、3例目はこたえます。スタッフみんなの体力が持つかどうか、今週も手術予定がどうなる事やら、、、。

歓送迎会

2011-06-18 07:26:11 | 学会活動
今月もやめる人、やってくる人などいまして、しばらく歓送迎会や納涼会などが続きます、うまい具合に手術のほうも、一件の日がちらほらありますので、しばらくのんびり出来ることを願います。
月末には関西胸部と来月に冠動脈外科と学会が続きます。どちらも調子に乗り演題を出してしまったので、そろそろスライドを作らなくてはいけません。だいたい、演題書いた時のデータや資料が行方不明になっているもので、しかもいい加減な演題ですから、帳尻合わせが大変です。
先日、投稿していた論文が、査読を終わって帰ってきました、なかなか厳しいご意見をいただいていますが、突っ返されなかったので、見込みありとのことで、また吟味してみます。また、ケースレポートですが、英語にしたものが出来上がりましたので、昨日、AVDに投稿してみました。
いろいろと発表したいネタはたくさんあるのですが、昔から国語苦手で、アカデミック、文章力、説得力といったもののセンスがありませんので、言いたいことをうまく文章にできません。そうこうしているうちに、似たような発表をされてしまい、後悔してばかりです。こればっかりはねー、仕方ないので、ほそぼそとやっていくしかないです。
手術も下手、アカデミックなセンスもなし、なにか秀でるものがほしいところですが、所詮は田舎の外科医どまりといったところでしょうか。
日々、目の前の患者さんを診ていくことしかできません。臨床医としてはそれでよいのかもしれませんが。

閉胸疲れる

2011-06-15 00:08:42 | Weblog
2例目の Ⅰ型はボスが来てから、トントンと進み絶好調、肋間動脈も再建して、閉胸部隊で参加しましたが、ほんとんど出血なく、すぐにしめれたが、でもやはり、切開が大きすぎて閉めるのも時間がかかりますね。横隔膜もよくわからなくなってしますし、全部で6時間ぐらいでまずまず、なんとか午前様にならず、終わりました。
明日は再手術のM、帰って寝よう。

胸腹もどき

2011-06-14 18:31:47 | Weblog
今日の一例目はASD+TR+MAZEでしたので、レジデントに頑張っていただき、私は前立ちをさせていただきましたが、やはり、単なるASDといえども、いろいろ細かいところを指導するのは大変ですね、あまり、細かく言い過ぎて、自分のやり方を押し付けるのもなんですし、かといって安全にしてもらうには自分のやり方をやってくれるのが一番ですがね。部長も外からいろいろアドバイスくれて安全に終了しました。
2例目は下行の動脈瘤ですが、結構、中枢も末梢もぎりぎりという感じで、4,7の2肋間開胸にして、さらにAKAも再建しなくちゃならんということになり、後腹膜開けて横隔膜も切って、ほぼ胸腹になってます。まー、crawford Ⅰ型といってもよいと思う。しかし、慢性解離で結構べたべたで今、血管出すのに苦労しています。今日はちょっと遅くなりそうです。
この手術も術後に麻痺さえ出なければ良い手術なのですがね。

タイの祟り

2011-06-11 01:09:03 | Weblog
タイで遊びすぎたつけでしょうか、坐骨神経痛が再発してしまい、先週から週末はカイロ通いです、前回は三回の通院で嘘のように痛みがなくなりましたが、今回も早く直ってほしいものであります。精密検査はしていませんが、自己診断では、どうやらヘルニアが原因みたいです。

解離

2011-06-10 22:37:46 | 術者、勉強になった症例
今月から少し、楽になると思っていましたが、そうもいきませんでした。
今週も毎日2件で、破裂に解離、緊急も飛び込んできて、予定手術がまたもやずれ込み、患者さんには迷惑をかけています。
私も解離とCABGと2例を担当させていただきました。
初めての解離でしたが、なかなか激しい症例でした。もともとAMIのふれこみで他院でCAGやったら解離で、冠動脈入口部が右も左も解離して潰れてまして、私が当直の夜中に相談の電話が来ましたが、とりあえずRCA、LAD、CXに3本ステント入れてもらってから搬送してもらうことに、、、。2時間後に無事PCI終わって、転院してきたはいいが、ARがジャバジャバで、スタッフの呼び出し掛けている間に、急性肺水腫で口から泡吹いて、心停止、すぐに蘇生して、何とかなったものの、挿管チューブから噴水あり。
何とかオペ室にたどり着き、オペスタート、両下肢も解離していたので両側のaxillaから送血してポンプオン、tearはdistal archぎりぎりで、何とかhemi-arch置換で、出血もあまりなく、無事ポンプを降りて、止血していたら、archの外膜が張ってきて、吻合部付近からジャーとで出して、とりあえず、ラッピングで止まり、やれやれと思い、なんとか胸骨閉めにかかったら、突然、血圧も脈も出なくなり、冠動脈トラブルかと、ちらっと思いながら、カテコラミンで様子を見ていたが、そのうち右室が全く動かなくなり、心停止、こりゃいかんということで、とりあえず、ダメもとで、心マしながら、SVGとって、RCAにバイパスつないでみたら、すぐに復活し、なんとか帰ってこれました。8時間の大手術になってしまったが、まーこんなものでしょう、解離とは何が起こるか、ほんとわかりません。意識も出て、人工呼吸器も離脱できましたが、正直、強運と人並み外れた生命力の持ち主で、生きているのが奇跡だと、私も思います。

ほとんど遊び

2011-06-04 12:13:45 | Weblog
今回のタイの学会は、申し訳ないが発表日以外はほんとど遊ばせていただきました。
しかし、日本とは違い、きめ細やかさというか、当り前と思うことが通用しません。
まずは、私の場合、演題がサブミットされて、レジストレーションまでして、事前にお金まで払ったのに、なぜか、プログラムから漏れており、直前になりプログラム見たら、載ってないし、発表の日時も連絡来ないから、問い合わせたら、事務局のミスということで、発表の場所を作りますとのこと、そのまま現地に行ってたら、たぶんパニックっただろう。また、ホテルも会場のホテルを学会を通じて予約したのだが、ホテルに着いたらついたで、4人分の予約が3人分しか部屋がとれていないと、最初は部屋はないと突っぱねられたが、ネットでの予約のやり取りを見せると、あっさり部屋を用意してくれた。最後は最終日、ホテルから空港までのタクシーだが、これも日本から事前に学会を通して予約していたのだが、1時間待っても来ない、学会会場はもう、引き揚げてしまっているし、飛行機乗れないんじゃないかとひやひやしましたが、結局別の場所で待っていたとのことで、アナウンス不足。そんなこんなでいろいろトラブルもありましたが、英語がペラペラのレジデントがついていましたので、彼が文句言いまくって、何とか無事事なきを得ました。これも旅行の醍醐味ですね。しかし、自分ひとりだったら、これ大変だったね。
でも、遊びまくったから、そんなのぜんぜん気になりませーん。
初日はゴルフで大たたき、2日目は6つの島めぐり、海遊び、途中、猿の島があったのだが、上陸する前に、ガイドさんがなんか言って、バナナを渡されたが、腹が減っていた俺らはパクッといただいた、島に着いたらみんな、猿にバナナをあげて、器用にむいて食べるところを記念撮影してました。サル用のバナナだったのね、どうりで腐りかけだったわけよ。
三日目は真面目に発表、私はポスターでしたが、なんとプレゼンの時間になっても、ほとんど人おらず、それどころか、3分の1ぐらい、ポスター貼ってねー、なんだこりゃ。
4日目は、たまたま、T大教授のA先生とG大教授のT先生と、K市民のS先生がトローリングに行くとのうわさを聞きつけて、ずうずうしく部屋に電話して、無理やり便乗させてもらいました。醤油と箸とわさびのみ、もってこいとのことで、一台のクルーザーを貸しきって、みなでトローリング、一時間ほど沖に出たところで早速、かつおのような魚(40-50cm)がかかり、ファイティングチェアに順番に座り、みんな一匹づつ吊り上げました。それを、船の上で、そのままおろして、刺身とから揚げにしてランチとなりました。よく遊びました。