あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

季節の変わり目

2010-04-18 09:48:15 | Weblog
今週も、解離、破裂、切迫破裂といろいろやってまいりました、緊急で手術となったのは破裂だけでしたが、なかなかどうして、ここのところ多いです。
ちょうど季節の変わり目で、寒くなったり暖かくなったり、気圧の上がり下がりが関係あるのでしょうか、昨日の当直でも緊急高血圧症で来院されるかたが多かったです。
さすがに当院も満床状態で、いっぱいいっぱい、救急車でも受けようもんなら、病棟から苦情、嫌味の嵐であります。
なかなかゴルフの練習にいけません、来週あたりは夜のショートコースぐらいいきたいものです。

127

2010-04-13 21:33:44 | Weblog
先日のゴルフは127打で先月の初コースと比べ21打減りました。
とはいっても、まだまだでありますが、アイアンだけは真っ直ぐ飛ぶようになりました。
ドライバーとアプローチ、パターはメチャクチャでいったりきたりでありました。
練習あるのみでしょうか。
ただ、今回も天気に恵まれサイコーの一日となりました。

今日はOFF-CABGが2件ありましたが、一例目の比較的簡単そうなほうを担当させていただきました。
両側IMAも一時間で取れて、順調な滑り出しで始まりまして、練習の成果でしょうか、LAD14分、CX15分と調子に乗っていましたが、4AVが1mmと細く20分を費やしてしましました。そのせいでしょか、最後の4PDはボスにお取り上げされてしまいました。でも、細すぎて1mmなかったので、私ではたぶん縫えんかったと思うので、ボスもそれを見越してのことでしょう。
2例目はボスの執刀でしたが、左は15分ぐらいで普通でしたが、右はメチャクチャ早かった、9分と6分で縫っていました。実力の差を見せ付けられました。
同じ4枝でしたが、執刀時間も30分も早かったです。
OFF-PUMPなので、時間は気にしなくてもいいことがほとんどですが、やはり吻合にはスピードは必要です。ボスもそれを要求してきますし、シャントを入れられないときとか、スピードが必要な場面も時にはありますので。
また、次のチャンスに向けて練習あるのみであります。

ずれずれ

2010-04-10 20:04:26 | Weblog
今週はこの地域の入学式があり、職員がみなお休みする人が多いので、病院も外来以外は休みという事で、久しぶりに手術ない平日がありました。午前中で仕事を終わらせて、みなでゴルフでハーフ回ってしました。こういうことができるのが、外科のいいところでしょうか、メリハリ良く、暇なときは思い切って休むと。
しかしながら、翌日からは、まるで、付けが回ってきたかのような忙しさで、UAPとVSPの緊急が2件立て続けに運ばれてきて、予定手術がずれずれで、結局、またまた今週も土曜日にまでずれ込みました。
今日は再手術の大動脈という事もありまして、出血が止まらず、9時間の長丁場になりました。
以前は再手術なんて月に一度ぐらいの印象でしたが、ここのところは毎週1件ぐらいはあるのでしょか、寿命がドンドン延びて、手術も高齢化している今、だんだん付けが回ってくるのでしょうね。
VSPはLADでありましたが、例によってexclusin を行いました。ほんとにこの方法は画期的な方法であり、素晴らしいですね。VSPの手術自体は、心筋に対する糸かけがポイントでありますが、そんなに難しい手術ではないと思われます、早く私にもチャンスが来ることを祈ります。
来週も予定は7件ほど、そのうちCABGが三件ほど入っていますので、一つ担当させていただけるように、昨日、ボスにお願いしました。
部長の許可が下りればよいとのことでしたので、頑張ります。

明日は病院のゴルフコンペがあります、総勢60名近くで、ほぼ貸切らしいです。
天気がいい事と、緊急手術が入らないことを祈ります。
前回、初めてのコースで148でしたので、この一ヶ月で、どれだけ成長したか、結果がでます。

今週も土曜日に

2010-04-03 17:20:21 | Weblog
今週も土曜日に緊急手術が入りました、なんだここのところ多いです。
下行大動脈の切迫破裂という事で、手術となりましたが、私が外来終了して2時ぐらいに手術室に顔出したら、もう、ポンプ下りるところで、メインは終了してました。
視野がよかった為か、後輩が執刀したらしく、4時間かからず、無事終了したようで、立派なものです。

先日のshaggy aortaのblue toeのかたも、やはり手術となり、昨日、腋窩-両大腿動脈バイパス術+大腿動脈結紮術を行いました。
少し文献を読みましたが、外科的治療を行わないと、半分ぐらいは内科的治療でOKで、残り半分は、やはり再発やアンプタ、組織の壊死脱落が起こるようです。
なので、やはり繰り替えずblue toeには外科的介入が必要かと思われます。
ステントという血管内治療も報告されていましたが、どう考えても、カテーテル操作自体が禁忌に思われます。
手術成績はというと、腎動脈以下の病変には人工血管置換でよいと思われますが、腎動脈上の腹部分枝にかかる症例では血栓内膜摘除+人工血管置換というアグレッシブな方法ではやはり成績悪く、3割が腹部分枝の塞栓で術死となっています。
それに対して、大腿動脈結紮+腋窩-大腿動脈バイパスは手術自体による死亡は無く、その後も、あらたな塞栓はないという報告です。
先日も書きましたが、大動脈のフローが落ちてアテローマの表面にフィブリン血栓の膜ができやすいという理論です。誰も見たわけではないので、ほんとか嘘か知りませんが。
だから、原則ワーファリンも使用しないほうがよいのでしょう。
ただ、グラフト閉塞が心配なので急性期は抗凝固を行うつもりであります。ちょっと弱気です。
また、付属手術として末梢血管の収縮を防止する交感神経切除も多く行われていました。
今回は大変勉強になる、よい症例を経験させていただきました。
あとは感染、グラフト閉塞、腹部分枝の塞栓が起こらないように祈ります。
今月は大動脈関係が少し多そうです、今日も外来で2人ほどMTしましたが。
しかし、今月も始まったばかりなのに、いつの間にか手術予定がすべて埋まっており、入れるところがない状態でした。そろそろ、すこし、楽できると思ったのですが。

花見

2010-04-03 17:16:52 | Weblog
先日、山の当直にいったら、昼休みに花見がありまして、駐車場で一時間程度ですが、バーベキューしながら、みたらし団子など焼いていただきました。
こちらの人たちは、みたらし団子、焼いてないの買ってきて、自分たちで焼くんですね。
昼休みにお花見バーベキューなんて、のんびりしていていいものです。