あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

舞浜

2011-02-23 09:45:40 | Weblog
昨日はCABG2けんで、ひとつ担当させていただきました。最近、難しい症例がよく当たります、というのはいいわけですが。
先週の方もCAGは合格で、追加針をかけたりして、吻合が心配でしたので、ほっとしました。また、ちょっと自信回復、やはり日々、吻合の練習は続けていないとだめですね、へたっぴは。細かい作業というのは、特にね。一流のバイパスサージャンは毎日のようにバイパスやっているが、手術以外でも、吻合の練習を毎日やっているのだから、おれみたいな、へたっぴは、それ以上にやらないと、患者さんにも、スタッフにも時間ばかりかけてしまい、off-pumpやる資格無いね。この頃、調子に乗って練習サボっていたので反省です。
今日からディズニーランドで学会です、いちおう、明日発表があるので、これから行ってきます。

糸が長い

2011-02-09 17:45:56 | Weblog
本日はAVRと緊急でステントグラフトがありました。
AVRはARでしたので担当させていただきましたが、途中ボスがのぞきに来ていて、結び目の糸が長すぎると怒られました。
また、糸捌きしやすいように、人工弁に糸をかけるときは台形にかけるもんや、とか、orificeの近くでは結び目をずらすなど、いろいろとおっしゃっておられましたが、ほんとにいつもそんなことやってないけどなー、などと思いながら、初心者には無理ですって言ったら、最初から意識してない奴は一生できないんや、あほーと言われるしまつであります。
まー、勉強になりますが、もう少し、自分で余裕ができるようになりましたら、考えていきたいと思います。

一日カテ室

2011-02-08 21:52:04 | Weblog
今日は、DVRとCABGの2件でしたが、ステントグラフトがあるとのことで、私はそちらのお手伝いに、、、。
結構深い方で、苦労しましたが、何とか無事終了しましたが、時間がかかり、すでに2例目のCABGが入室。そしたら、今度はfogartyがいるとのこと、とりあえず、2例目のIMA採る担当でしたので、手術室に戻りIMAを1本採って、また、カテ室へ。fogartyも無事終了、CABGもそろそろ終わりとなりますが、なんか、一日カテ室で、あの重いプロテクター背負って、放射線浴びまくって、そのせいか今日はいように疲れた。
手術がつぎつぎ入ってきています。しばらく、忙しい時期が続きそうです。

やはり、いた

2011-02-03 18:57:08 | Weblog
ここのところ、立て続けに2例、パスポートの早期閉塞があり、どうしたもんかと考えていた。
術中はドップラーでしっかり血流が保たれているので、吻合自体には問題はないとおもわれ、一番の問題はやはり、SVGの中枢吻合が垂直にたってしまうことで、心膜・胸骨を閉めた際に折れてしまうのかなーと。
世の中の報告では、ほんとかうそか知らないが早期の開存率は手縫いとほとんど変わらないとされているが、2例とも、大動脈前面には打ち込めず、やや右側面に打ち込んでいることも関係あるのだろうが。
閉める際には折れないように、糊で一番良い走行に固定してはいるが、それでも閉めたあとはわからなくなってしまいます。
なにか枕のようなものを置いてくるか、周りに何か巻いてくるか、なんかしらの折れない工夫が必要だなとかんじていました。
今日、バイト先で外来の合間にたまたま読んでいた雑誌に目を通していたら、やはり、すでにやっている方がいました。
心膜を茎付で2cmほどの幅で、中枢吻合部にロール状に巻いて折れるのを予防するというものでした。
成績については書かれていませんでしたが、やはり、同じように苦い経験から考えているのだろうと思います。
今度早速やってみようと思います。

ECD

2011-02-02 12:29:35 | Weblog
今週は、ECDの担当をさせていただきました。
小児をやられている先生から見れば、ごくありふれた症例なのでしょうが、当院ではおそらくあまり見たことがありません。
ボスが昔、小児をやっていましたので、慣れておりましたので問題ありませんでしたが。
ほぼ教科書通りの症例で、僧帽弁のcleftを形成して、パッチをあてて、三尖弁はKayで形成して、無事終了となりました。
通常はCSを左房側に落とし込んでしまう方法が簡単なようですが、成人ということもありCSがそこそこ大きかったので、CSを右房側に残すようにパッチをあてることができました。なにより伝導路が心配でしたが、無事に自己脈も出て、とりあえず順調。
もう、今後、お目にかかることはないかもしれませんが、一度、経験しておくとよくわかりますね。