はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

ヤシの経済学

2008-09-03 | 日々の暮らし

2008年9月3日(水曜日)
お天気の悪い日は、身体がものの見事に反応します。
頭のてっぺんから、重しをかけられたような
鈍痛が、それこそドヨヨ~ン・・・と続きます。

孫悟空が頭にはめられた「緊箍児」(きんこじ、別称「金剛圏」)
と呼ばれる輪っかを思い出しました。
きっと、三蔵法師が呪文を唱えた時に、
孫悟空が頭を締め付けられた感じは、
こんなんじゃないかしら・・・

そう、まさに頭の周りを締め付けられてるって感じなんです。

ア~ア・・・今日は一段と冴えないあたま・・・

お昼過ぎまで布団の中で、ウツウツとしておりましたら、
突然、携帯の着信音・・・
わたしのケンさまだわ・・・
呼び出し音はすなわち、わたしを呼び出し召集の
おつもり音(ネと読んでください・・・)

孫をもてあまし、ヘルプ! ということなんでしょう
まぁ、布団の中でウツウツと、鬱にひたっているよりは
お祭にでも出かけてみましょうか・・・

わたしのヨン?・・じゃなかった・・・カン?でもない・・・
そうそうケンさまは、露店(敦賀ではヤシという)の食いもんを
ぜったいに買わない人でございます。

不衛生極まりない! とほんとうに嫌そうな顔をして
でも、なんでだれもあたらんのやろ?(食中毒に)と
首をかしげます。

ひとりっこイコール、ちょっぽの宝として慈しみ愛されて
お育ちになったから、外見からは想像もつかないくらい
繊細で神経質なのです。
おかあさん以外の人がにぎったおむすびは、
食べられなかったとか、牛肉以外は受けつけなかったとか
そりゃもう、こういった類の話題にはことかきません。

雑食・ゲテモノなんでもござれの
わたしとは、何もかもが正反対・・・

かくいうわたしも、おばあちゃん子で、
ちょっぽの宝やったんですけどね・・・

祭りの人ごみの中をかきわけ、二人の許にたどり着いてみれば、
孫はあたまにプーさんのお面をのっけてました。

胸には光るペンダント・・・
食いもんを買わないように、金魚やカメすくいをさせないように
歩き回っていたようでございます。

ちかごろは、昔ながらの金魚すくいやヨーヨーつりは
なりをひそめ、プラ製品のスーパーボールだの
キャラクターすくいが主流のようです。
しかも、すくう道具まで破れないプラ製品のオンパレード。

さっすがヤシ・・・考えましたね。
生の金魚より、プラなら弱らない・死なない、
そのうえ、使いまわしができてゴミも出さない・・・
って、エコ?
いくらたくさんすくってもお持ち帰りは、2個だけとか
ほかの品もんになっているから、仕入的にもグンとお得。
持ち運びも、金魚と違って水なしでOK、場所もとらない。

親やジイサン・バアサンも遊ばせるのにもってこい
しかも、家で金魚のメンドウ見なくていい・・・
だから1回300~400円を、いとも簡単にお財布からはき出すのです。

孫の胸で光り輝いていたペンダントは、
まさにそのプラすくいで、プラ金魚のかわりに
獲得したものだったんです。
つまり400円でお買い上げになったんですね。

輪っかをはめられ、呪文をかけられた冴えないあたまでも、
「ヤシの経済学」を学んでしまいました。

ところで、祭りでなにも食べなかったケンさまご一行
疲れ果てたケンさまは、孫にどっか食べに行こかと言ったら
「ジィジのつくったご飯が食べたいの・・・」

わたしより、よっぽどケンさま操縦術に長けてますわ・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする